アートプロデュースコース

前期授業終了!「アートプロデュース入門演習1」のレポートをお送りします♪

こんにちは!アートプロデュースコースです。

 

先日、前期授業が終了しました。長かったような、短かったような4カ月。学生の皆さん、お疲れ様でした。

 

前期授業を見て回った中で、なにやら1年生が面白い授業をやっていたので実はちょこちょこと授業にお邪魔していました。笑

本日はそんな1年生の授業、【アートプロデュース入門演習1】のレポートをお送りしたいと思います!

 

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授業をご担当されているのは、矢津吉隆先生と山田毅先生。この授業ではアート・ハンドリング、インストール技術を学びます。

つまり何かというと、作品を適切に取り扱う方法や、施工の技術・作業計画の立て方を学ぶ授業です。

 

(左から)矢津吉隆先生、山田毅先生

 

私がお邪魔していたこの日は、最終課題の「相棒」を決める大切な日でした。こちらもう皆さんおなじみの方もいらっしゃるかと思いますが、調査の対象となるのは矢津先生が持ってこられた「副産物」。(参照:6月ミニオープンキャンパスありがとうございました🌟『作品と人々が出会う展覧会を開催してみよう~机の上の小さな展覧会~』レポート

 

実は、「副産物産展」とは矢津先生と山田先生がお二人で運営されているプロジェクトなんです!

 

 

1年生たちに課せられた課題は、この副産物の調書を書くこと。調査対象となる「相棒」はあみだくじで決められ、先生からもらえる少しのヒントをもとに次回の授業日までに調書を作成してきてもらいます。作品そのものではなく、作品作りの過程で生まれた廃棄物を調べて調書を作成するのはなかなか難しそうですが、そこは流石、アートプロデュースコースの学生たち。みんなよく調べられた調書を提出してくれました。

 

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授業最終日。調書は「ハリパネ」などと呼ばれる糊のついたパネルに貼ってキャプションにしました。

(美術館や博物館に行くと、作品のそばにタイトルや説明が書かれた小さなボードが貼ってありますよね。あのボードのことを「キャプション」と言います。)

このキャプションと副産物たちの様々な並べ方を試し、展示方法によって物の見え方がどのように変わるのか、観察していきます。

 

 

ここで、矢津先生と山田先生が普段お二人のプロジェクトの展示をどのように行っているのか実際に見せてくださいました。お二人が大事になさっているのは「コミュニケーション」。1つのものを2人で作り上げていく中では衝突が起こることもありますが、お互いに話したり相手の表情を見ながら手を動かすことで二人の中で落としどころを見つけて最終的な形を決めていくそうです。

 

 

最後は、学生たちに思い思いの場所に並べてもらいました。かなりバラバラで迷路のような展示になりましたが、そこに整理された展示とはまた違った面白さ・魅力を感じた学生も。

最終日の授業を通しての学生たちの感想を紹介します。

 

・順路があることで人の流れが生まれてしまい、人の流れがあるとそのスピードに合わせないといけなくてゆっくり見れなかった。バラバラに置くことでじっくりと見れて面白かった。

・一か所にまとめて展示した形が面白かった。一か所に集められた中から自分の気になったものや目を引かれたものを探すのが楽しいと思う。

・ひな壇のように高さを出してみても見やすくて良いかも。バラバラに並べるなら、高さもバラバラにしてみたら面白そう。

・バラバラに並べると、下をよく見て歩かないと展示物を踏んでしまうし、そうすると周りが見えないので人にぶつかってしまう。面白いけれど何か対策が必要だと思った。

 

何を、どのように展示するのか。その展示方法を選択することでどんなメリット・デメリットがあるのか。展示を通して伝えたいことによっても適切な方法は変わりますよね。この授業を通して、展示とは、アートをプロデュースするとは何たるか、その入門編を学んだ1年生たちでした。

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いかがでしたでしょうか?

このように、アートプロデュースコースでは1年生から作品の取り扱い方や施工の技術・作業計画の立て方などを実践的に学ぶことができます。後期にも実践的かつ本格的に展示や企画を学べる授業を計画しておりますので、レポートをお楽しみに!

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