- 2023年2月12日
- ニュース
【卒展2022】受賞作品紹介 ー 学長賞 ー
こんにちは!
空間演出デザイン学科です!
卒展2022も残すこと半日、、、、
と思いながらもこの記事を書いていたら終了しそうですね笑
さて、卒業展2022
今年度の受賞作品を随時紹介していきます。
先日に受賞者一覧はお知らせしましたが、
見事「学長賞」を受賞した作品からスタートです!
■ 学長賞 ■
えだまめワ〜クショッププロジェクト
空間デザインコース
| 中井 ひなた (なかい ひなた) | 大阪府立箕面高等学校卒業
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部落差別のルーツを持つ地域の方々と対話する中で、"同じ空間で同じ体験をして「関係」をつくること"で誤解や偏見を解消できると実感しました。
差別を解消するきっかけとなる空間づくりを目的に、 研究と制作を行っています。
————————————-(作品キャプションより)——–
展示では実際にワークショップで使用した制作什器を展示。
参加者による制作されたえだまめを始め、
映像や言葉での活動記録も見やすくデザインされ展示されています。
「部落問題」や「人権問題」をテーマにした作品はこれまでにも存在してきました。
正直、どうしても敬遠されがちな問題ですが、
彼女の、人に対するひたむきさと、優しさを感じる、
独自の視点で展開したプロジェクト型の作品。
知らなければ浮上しない差別意識も、その人を知っていれば、
なにもマイナスなイメージは生まれない。
まさしく”「関係」をつくること”で解消されるのではないか。
生まれに関係なく、同じ環境で生きる人全てに共通することに感じます。
——-
中井さんは、被差別部落の問題を背景としながら人権を考える難しいプロジェクトに挑戦した。
しかし肩肘張らず柔軟な感性で、人々の輪に入り、ともにつくる作業や空間で、思い込みが消えていくことに気づき、制作の場を通じ、お互いを知って認め合うことから始める活動を実践した。
変えていこうとする意志と自分の確信、そして魅力ある方法をつくりだすことで、小さな一歩から未来を変えていくことができる、それを教えてくれる素晴らしい作品である。
廽 はるよ 空間演出デザイン学科学科長
——
見事、学長賞を受賞です。
中井さんからもコメントをいただきました🎖
この度学長賞を受賞いたしました、中井ひなたと申します。
卒業制作では、わたし自身が小さい頃から過ごしている地域の部落問題について取り上げ、人権問題を解決するための第一歩となるワークショップスポットを企画・制作・実施しました。
制作では、取材からイベント等の企画・実施、そのフィードバックまで地域のみんなに本当にたくさん助けてもらいました。
私がこういった作品を制作しようと考えたのも「部落のルーツを含め北芝という地域の良さを伝えたい」と思ったことがきっかけであり、このような形で評価されることで少しでも地域に恩返しできればうれしいです。
伝えたいことと安全に楽しめることのバランスを試行錯誤した夏休みのワークショップも、自分の考えの甘さを何度も反省した部落問題についての取材も、やってよかったと思うことばかりです。
最後に、一緒に悩んでくれた空デのみんな、私の達成したいことに共に向き合って考えてくださった八木先生・安川先生・藤井先生、センシティブとも捉えられやすいテーマを取り扱ったこの制作を最後までやりきらせてくださった廻先生・家成先生、本当にありがとうございました。
いつもまっすぐ一生懸命な中井さん、
おめでとうございます!
次の作品紹介は優秀賞!
空間デザインコース、ファッションデザインコース、
どちらの優秀賞作品も紹介予定です。
お楽しみに★
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