- 2013年12月19日
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氷のレコード・音を聴くこと
今日の対話の時間は『聴く』をテーマに、
空間演出デザイン学科の八木先生の作品をみんなで鑑賞しました。
まずは『この音なーんだ』というクイズ遊び!
机を縦にして、その後ろでいろいろな音を出します。
クイズの音は、全て生活の中にある身近な音です。
目をつぶって、手を耳に当てて、よーく聴いてみよう。
「あっわかった」
手を挙げてもらい、聴いていきます。
「水を入れて飲む音!」
じゃあ、答えを見てみましょう。
じゃじゃ~ん!
そう、大正解です。
グラスに氷を入れる・水を注ぐ・飲む
この3つの音でした。
その他にも、
セロハンテープをちぎる音
乾燥した葉をくしゃくしゃとする音
フォークとフォークがぶつかる音
本をパラパラめくる音
子どもたちは見事に全部当ててくれました。
「聴こう」という気持ちがあれば、たとえその場に60人以上の人がいても、
小さな音も聞こえるし、何の音なのか想像できることがよく分かりました。
さて、続いてはお待ちかねの八木良太先生の登場です!
八木先生は、11月創作の時間『音を聴く、耳をつくる』を担当してくださった先生です。
まず最初は、普通のレコードを聴きます。
レコードの音自体、初めて聞く子も多かったのではないでしょうか。
当たり前のように聴いてしまいがちですが、
考え出すとどうして音がなるのか不思議ですね。
次はさらに不思議です。
八木先生の作った氷のレコードを鑑賞してみましょう。
先生が針をおとすと、氷からはピアノの旋律が流れ出しました。
子どもだけでなく大人も驚きました。
「もっと近くで聴いていいよ」
先生の一声で、子どもたちはレコードの前に大集合です。
氷が溶けていくと、音楽も溶けてなくなっていきます。
その過程に聞き入る子どもたち。
氷にさわらせてもらい、冷たくて本当に氷だと実感すると、
どうして音がなるのかさらに不思議な気持ちがつのります。
その後は八木先生のその他の作品も見せていただき、先生自身が
「どうして?」や「不思議だな」と思う気持ちを大事にしながら
作品を作っておられることが伝わってきました。
子どもたちが聴くことの大切さや音の不思議を体験できた1日でした。
(村井)
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