映画学科

KYOTO EXPERIMENT 2025 村川拓也 舞台版『テニス』

KYOTO EXPERIMENT 2025

村川拓也先生(映画学科非常勤講師)演出の舞台公演がいよいよ始まる!

 

舞台版『テニス』

 

「テニスコート」という舞台装置が若者の群像を映し出す。

舞台上のテニスコートでテニスをしたり、他愛のない会話を楽しむ学生たち。

若者特有のにぎやかさと不意に訪れる暇な時間が混じった風景に被せるように、そのなかの数名に“実際に”行ったインタビュー音声が流れる。

ぽつりぽつりと語られる彼らの生い立ち、そして現在。思いがけず彼らの複雑な事情を知ることになる私たちは、その時何を思うだろうか。

一方、コート上で朗らかに続いていくテニスの光景から何をみるだろうか。

演劇と並行して学んだドキュメンタリー映画の手法を用いて、村川拓也は虚構とリアル、偶然性が作用しあうオルタナティブな世界を描いてきた。

ドキュメンタリー映画『テニス』(朝日克俊監督)を原作にした本作は、自分と他者の間に横たわる近くて遠い距離を映し出す。

公演会場は左京区鹿ケ谷にある市民活動センターの集会室。ごくありふれた日常と地続きの場所で、上演は行われる。

【日時】

10.9 (Thu)-10.13 (Mon)

10.9 (Thu) 16:00

10.10 (Fri) 14:00 ★

10.11 (Sat) 14:00 ◆ / 18:00

10.12 (Sun) 14:00 ♡

10.13 (Mon) 12:00

★ ポスト・パフォーマンス・トーク

◆ 感想シェアカフェ

♡ 託児あり(要予約・7日前まで)

【会場】

京都市左京東部いきいき市民活動センター 集会室

上演時間

80分(予定)

言語

日本語(英語字幕あり)

 

【料金】

一般:¥3,000

ユース(25歳以下)・学生:¥2,500

高校生以下:¥1,000

ペア:¥5,500

チケット予約

https://www.s2.e-get.jp/kyoto-ex/pt/

 

原案:朝日克俊

京都芸術大学映画学科映画製作コース卒業。大学2年生時に短編映画『深泥池』を制作。3年生時にドキュメンタリー映画『テニス』を撮影、仮編集版を制作。卒業制作として、ドキュメンタリー映画『帰省』を制作(未完成)。現在、『テニス』完成を目指し編集作業を続けている。

 

演出:村川拓也

演出家・映像作家。ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を、映像・演劇・美術など様々な分野で発表している。

虚構と現実の境界に生まれる村川の作品は、表現の方法論を問い直すだけでなく、現実世界での生のリアリティとは何かを模索する。

介護する/される関係を舞台上で再現する『ツァイトゲーバー』(2011〜)はシンガポール、ドイツなど国内外で上演を重ねている。

近作に『インディペンデント リビング』(2017)、『ムーンライト』(2018)、『Pamilya(パミリヤ)』(2020)、『事件』(2021)、『仕事と働くことを演じる』シリーズ(2022〜)など。

2016年に東アジア文化交流使(文化庁)として中国・上海/北京に滞在。2022年に第21回AAF戯曲賞にて、『事件』が特別賞を受賞。京都芸術大学映画学科、東京造形大学映画・映像専攻領域非常勤講師。

クレジット

原作映画:朝日克俊『テニス』(仮編集版)

演出:村川拓也

出演:阿部瑠星、奥村海斗、佳穂、SOLA、吉野真生

舞台監督:浜村修司

照明:葭田野浩介

照明オペレーター:渡辺佳奈

音響:佐藤武紀

字幕:高塚 翔

字幕翻訳:齋藤 啓

制作:豊山佳美

協力:長澤慶太、京都芸術大学映画学科

製作:村川拓也

共同製作:KYOTO EXPERIMENT

助成:クリエイター支援基金

主催:KYOTO EXPERIMENT、京都市左京東部いきいき市民活動センター(指定管理者:特定非営利活動法人劇研)

芸術・文化を活用した地域のまちづくり事業 取り組み1『多様な交流の促進事業』

ウェブサイト

https://kyoto-ex.jp/program/takuya-murakawa/

問合せ

KYOTO EXPERIMENT事務局

Tel 075-213-5839

平日 11:00–19:00(フェスティバル期間中は無休)

 

【KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭】

KYOTO EXPERIMENTは、2010年より京都市内で開催している舞台芸術祭です。

国内外の「EXPERIMENT (エクスペリメント)= 実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。

演劇、ダンス、音楽、美術などジャンルを横断した実験的表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、新たな可能性をひらいていきます。

フェスティバルが根ざす関西地域をアーティストの視点で探究し、未来の創造的な土壌を耕していくためのリサーチプログラム「Kansai Studies」、世界各地の実験的な舞台芸術を紹介する上演プログラム「Shows」、実験的表現とそれが生まれる背景や、いまを考えるトピックを扱うワークショップやトークが体験できるエクスチェンジプログラム「Super Knowledge for the Future [SKF]」の 3 つのプログラムでフェスティバルを実施します。

 

★KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2025

会期☞ 2025年10月4日(土)〜10月26日(日)[23日間]

会場☞ ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、THEATRE E9 KYOTO、京都市立芸術大学ギャラリー @KCUA、伊藤記念図書館(京都市立芸術大学附属図書館)、京都市左京東部いきいき市民活動センター、CLUB METRO、ほか

主催☞ 京都国際舞台芸術祭実行委員会[京都市、ロームシアター京都(公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団)、京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)、京都芸術大学 舞台芸術研究センター、THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)]、一般社団法人KYOTO EXPERIMENT

https://kyoto-ex.jp/

 

 

◆映画学科 その他のサイト

【俳優コースサイト】こちら

【D STUDIO】こちら

123>