映画学科

第4Qー様々な表現をアラカルトに学ぶ、『演技演出3』後編

第3回「能・狂言の世界」

講師:有松遼一 先生

伝統芸能から型を学ぶ。

表現の全てはそもそも何かしらの型から発展している。その型から発展すれば型破りだし、型を持たねば型なしである。絵画で言えばデッサンにあたるものだろう。

第3回は、能・狂言の世界を学ぶことで、俳優の持つ型とは何であるかを考えた。

写真・有松遼一先生

 

 

 

第4回「声優学」

講師:山崎たくみ 先生

映画「鬼滅の刃」やアニメ版「忍たま乱太郎」など多くの作品に出演されている山崎たくみ氏をお迎えして、声優の表現とはどんな事であるかを座学と実践ワークによってご教授いただいた。

実践ワークショップでは、目をつぶって聞くオーディエンスの前で、与えられたセリフだけを使って実際にお芝居をして何をしているか当ててもらうというもの。自分達の演技表現に何が足りないか、また分かったふりをして演技をしていたことに気付かされた。

写真・山崎たくみ先生

 

 

 

第5回「コーポリアル・マイム」

講師:巣山賢太郎 先生

肉体のすべてを使って行うコーポリアル・マイムは、仏国の俳優 エティエンヌ・ドゥクルーが創始した肉体のすべてを使って表現するパフォーマンス。

その孫弟子にあたる巣山氏は、手取り足取り学生たちに向き合ってくださった。

そもそもコーポリアル・マイムとはボールや風船を無対象で扱うパントマイムとは違い、例えば肉体が重力に抗いながら空間を歩く表現が、少しそのバランスを変えただけで、「表現者の内面」を表していく、といったような表現の究極をも感じさせるものであった。

写真・巣山賢太郎先生

 

 

 

第6回「YOGA」

講師:山本邦子 先生

多くの俳優が学ぶ演技術に「スタニスラフスキー・システム」なるものがある。そのスタニスラフスキーは演技システムを発表したのちもYOGAから多くの影響を受け、心と身体の結びつきを演技術に取り込んでいる。

今回の山本先生の授業はまさしく演技表現に直結する座学から始まって、表現の追求を体験するワークへと移っていった。

写真・山本邦子先生

 

 

 

第7回「アレクサンダー・テクニーク」

講師:細井史江 先生

欧米の映画・演劇大学の多くでは「アレクサンダー・テクニーク」がカリキュラムの中に盛り込められている。英国の王立演劇学校RADAでも必須科目として学んでいるとの事。

細井先生はワークの中で常に言葉を投げかける、「首は自由だよ」「背中は長くて広いんですよ〜」

学生たちは体を動かしながら、まるで魔法にでもかけられたようにどんどん姿勢が伸びていく。

固定観念や概念にとらわれず自由に自分自身をコントロールしていく時間であった。

写真・細井史江先生

 

 

【最終日の授業コメントより】

「今回の4Qの授業もたくさんのことを学ばせてもらいました。様々な面から表現の仕方を聞けてとても勉強になりました。声ひとつや動き一つでも伝え方は色々あって表現の仕方が無限大なことも知りました。今回の授業を受けてもっともっと演技のことを学び修行する必要があると感じました。

(中略)声優の授業では最後に大切なお土産をいただいた気がします。「挨拶を大事に」と「ありがとうやごめんなさい」を言えるようにと言われたことです。これは当たり前にやっているようでなかなか意識してできていないことだと感じて、それからは意識して前よりもするようにしています。さらに本をたくさん読むようにと言われてからは前よりももっとスピードや量をたくさん増やして本を読むようになりましたし、たくさんの収穫がありました」

 

全7回にわたるこの授業、講師の先生方には本当にお世話になりました。

心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。

 

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