- 2026年10月8日
- ニュース
【在学生の活躍】4年生・寺元葉香さんの初の著書『短歌が身体を通過するとき 髙瀬一誌百首鑑賞』が発売されました!
こんにちは、文芸表現学科です!
文芸表現学科・4年生の寺元葉香さんの初の著書『短歌が身体を通過するとき 髙瀬一誌百首鑑賞』が、六花書林より2026年9月26日に発売されました🎉✨
こちらの本は、寺元さんが昨年の3回生展に出品された作品を改稿し、編み直された1冊です。
寺元葉香『短歌が身体を通過するとき 髙瀬一誌百首鑑賞』(六花書林)
作者と読者の出会いはきせきのようだ。個性と個性の出会い、この世を去って25年の作者とはたち前後の大学生との新鮮な出会いを心からうれしくおもいます。
(三井ゆき)
〈のけぞるかたちの木一本ぞいま月光はほしいままなる〉を読んだその瞬間から髙瀬一誌という雷雨が私の中に降り出し、そして今も降り止まないのである。
(「あとがき」より)
(立花書林出版刊行案内より抜粋)
著者 :寺元葉香
出版社:六花書林
発売日:2026年9月26日
定価 :1980円(税込)
http://rikkasyorin.com/syuppan.html
ここで、寺元さんから今回の学科ブログ宛にコメントをいただきましたのでご紹介します。
高校生の頃、オードリー若林さんと弘中綾香アナウンサーの「激レアさんを連れてきた。」という番組に北大路翼さんという俳人の方がゲストとして出演されていました。
俳句が季語のいる五七五、川柳が季語のいらない五七五、短歌が季語のいらない五七五七七ですが、当時の私はそういうことも分からずに、とにかく北大路翼に憧れて五七五を作っていました。その五七五にいつの間にか七七がつくようになり、あれ、これってもしかして短歌か、と思ったのが大学で短歌サークルに入るきっかけでした。そして、そこで学科の客員教授で歌人の永田淳さんや切磋琢磨できる仲間に恵まれたことが、一年後にマンガ学科から文芸表現学科に転学科するきっかけになります。小中高と国語は一番の苦手科目で作文も大嫌いだったので、あの頃からすると絶対に予測できない未来ですね。
文芸表現学科では短歌の授業もあるのですが、正直、短歌含め詩歌系の授業はまだまだ少ないので、ノンフィクションやアーティクルなどの文章の執筆と編集を主に学んでいました。短歌をもっと学びたいとも思いましたが、詩歌をやるときに文章も書けると、今回私が出版した本のように短歌の鑑賞が書けたり、批評が書けたりと、できることの幅がぐっと広がります。作文が大嫌いだった私にとってはすごく役に立つ学びになりました。
2026年現在、詩歌がメインのゼミが存在しないなかで私がここまでのびのびやらせてもらえているのは、永田淳さんや担当教員の中村純さんをはじめとする教職員の方々のおかげです。学科には詩歌に興味のある後輩たちも多くいますし、私は今年度、学科史上はじめて詩歌のみの卒業制作で大学を卒業する予定です。
これからの文芸表現学科が後輩たちにとって、表現形式を選ぶとき、その選択肢の一つに迷いなく詩歌が浮かび上がってくるような場所であってほしいと思います。
また、寺元さんの担当である中村純先生よりコメントが届きましたのでご紹介します。
(短歌を詠むという体験は)「現実に起こったことも、そうでないことも、短歌という独特の形につかまえると、書き換わるという感覚があるのは確かだ。身体感覚が書き換わる。世界が書き換わる」
寺元さんは、そのようにして自身の身体感覚を取り戻し、静かに世界を書き換えて、息をしていた。寺元さんの静かな闘いであり尊厳である。ラグーナの患者さんたちの声、言葉を聴く誠実な耳として、私が寺元さんを信頼した理由だった。
寺本さんは、文芸表現学科創設以来初めての短歌ジャンルで卒業制作に臨んだ。短歌は寺元さんの呼吸にとって不可欠な三十一文字である。ほかのジャンルで卒業することはあり得ない。寺元さんは、短歌同志の後輩の道を拓いて卒業し東京に出ていく。
(中村純)
寺元さんは大学での学びと並行して、京都芸術大学の短歌サークル「上終歌会」や京大短歌会、短歌人会、短歌同人「花野菜」などに所属し精力的に活動されています。
新刊の情報のほかにも、寺元さんの最近のご活躍をご紹介します!
◆文芸誌 「GOAT meets 02」(小学館)
歌人20名がリレー形式でバトン(短歌)をつなぐカラー綴じ込み企画「もしもし短歌」に1首寄稿されています!
▲背表紙には寺元さんのお名前が載っています!
「GOAT meets 02」
出版社:小学館
発売日:2026年9月8日
定価 :2200円(税込)
https://www.shogakukan.co.jp/books/09802122
◆webマガジン「カリグラシマガジン うちまちだんち」
一枚の部屋の写真から二人の歌人が短歌を綴る連載『部屋にうたえば』第61回に連作短歌「がらがら」が掲載されています。
<文芸表現学科在学生のみなさんへ>
寺元さんより文芸表現学科へご著書をご恵贈いただきました!
作品掲載雑誌と合わせて「ゼミ室」に配架していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
(スタッフ:奥谷)
\10月31日(土)、11月1日(日)/
学園祭オープンキャンパス開催!
ぜひ、学園祭を楽しみ、文芸表現学科の雰囲気も体験しにいらしてください!
詳細・お申込みはこちら!
文芸表現学科では、3年生の皆さんが執筆した作品を展示する学生作品展にあわせ、学科教員による学科説明と学生作品展ツアーを開催いたします。
みなさんのご参加、お待ちしております!
\学科長・山田隆道先生が解説!/
『文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコース』
2026年度コース紹介動画




