舞台芸術学科

2014年度授業紹介・第三弾

こんにちは。

 

今回の授業紹介は

講義系授業2つです。

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一つ目は

演劇批評家である森山直人先生の舞台芸術概論です。

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1回生が受ける必修授業ですので、学生の人数も多いです。

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そもそも「舞台芸術」とは、何を指しているのか?

そこにはどんなジャンルが含まれ、どのような芸術としての可能性を持ち、

どのような限界を抱え、いまどこに向かおうとしているのか?──

この授業では、こうした基本的で、本質的な問いを念頭におきながら、

舞台芸術を構成する原理・構造や歴史的背景について、

演劇・ダンス・パフォーマンス・アートはもちろん、

ときには映画などの隣接領域も参照しながら、

できるだけ多くの映像資料をもとに概観する授業です。

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この日はギリシャ悲劇のオイディプス王の話を中心に

演劇の表現手法の歴史を話していました。

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みんな、午後の眠気と闘いつつ、真剣に授業を受けていました。

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二つ目は

演劇関連書籍の編集者である小堀純先生の舞台芸術論です。

2回生中心の講義のクラスです。

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小堀先生は関西小劇場がどのように盛り上がり、いま、どのような状態にあるのかを、

経験を踏まえて教えてくれます。

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・劇団新感線が巣立っていった扇町ミュージアムスクエアとはどんな劇場か?

・京都の名物女性ディレクターとDumb Typeについて

・関西の大物演出家の若き日の知られざるエピソードの数々

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など、関西小劇場のみんなから慕われ続ける小堀先生だからこそ知っている内容を盛り込みながら、

演劇活動を行うことの意味や、

劇場運営を通じてのコミュニティのあり方などを深く考えるための講義です。

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