舞台芸術学科

【夏期集中授業】衣装/舞台デザイン特講Iの様子をご紹介します!

こんにちは!

舞台芸術学科です。

 

9月も中旬を過ぎ、朝晩はすこし涼しい日が増えてきましたね!

京都芸術大学では、夏休みが終了し、後期の授業がはじまりました。

 

本日は舞台芸術学科の夏期集中授業の様子をご紹介します!

 

今回ご紹介するのは、通称衣裳集中と呼ばれている「衣装/舞台デザイン特講Ⅰ」です。

 

舞台衣裳家の川口知美先生のご指導のもと、夏休みの5日間で舞台衣裳に関することを集中的に学ぶ授業です。

 

授業の最終日には各自制作した衣裳を身に着け、戯曲の一節(エウリピデス作ギリシア悲劇「メディア」)をパフォーマンスします。

 

まずは最終日のパフォーマンス発表のお写真からご紹介します♪

 

お写真の後に「衣装/舞台デザイン特講Ⅰ」の授業内容をご紹介しますので、ご興味のある方は是非最後までお読みいただけますとうれしいです!

 

それぞれ教室の外も含み自分で選んだ場所でパフォーマンスしました。

パフォーマンスの教室は学内で一番見晴らしのよい楽心荘でした。

教室から京都を一望することができます!

同じ戯曲の同じ一節用の衣裳ですが、全員全く違う衣裳になりました!

材料は全員同じ白い布でしたが、それぞれ思い思いの色に染めました。同じ戯曲でも、カラフルな色で制作した学生、白いままを選んだ学生などさまざまでした。このように手にも絵具をつけている学生もいました。

細部までこだわりがあります!

 

次に授業内容をご紹介します!

 

衣裳集中は川口先生のレクチャーからスタートしました。

 

舞台衣裳制作の基本的な流れや、衣裳制作はセクションに分かれて行うこと、別のセクションの人や周りの人とのかかわり方など、舞台衣裳制作の基本から学びました。

 

また、戯曲の読み方についてのレクチャーがありました。

舞台の衣裳は、通常の衣服とは異なり、戯曲をもとに制作します。

戯曲をどう読むか、戯曲を読むことはどういうことかという原点の掘り起こしについて学びます。

 

その上で、今回の課題戯曲である、エウリピデス作のギリシア悲劇「メディア」を読み、時代背景などリサーチしながら自分の作品の捉え方を探求していきます。

 

先程ご紹介しました夏期集中授業の最後のパフォーマンスは、課題戯曲の一節から選びました。

戯曲からどの役、どの一節をパフォーマンスするのかを話し合い、今回はみんな同じ役の衣裳を制作することになりました。

こちらが選んだ戯曲の一節です。

 

そしてやっと衣裳の制作に入ります。

制作方法は、立体裁断という、ボディーに布をかけて形を見ながら制作していく方法です。

川口先生は「布で彫刻を作る」とよく表現されているそうです!

衣裳を制作するという感性を生かす部分と、戯曲を読むという理性の部分をどう折り合いをつけてバランスをとるかという点が課題であると川口先生がお話くださいました。

そして、最終日には、制作した衣裳を自分で着てパフォーマンスしました。

最後に5日間の授業を全員でふりかえり、衣裳集中は終了しました。

 

川口先生と受講者全員で記念撮影もしました!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

★おまけ★

舞台芸術学科のねこちゃんです♪

ごはんの前におすわりとお手ができます!

 

こちらのブログにねこちゃんたちのご紹介をまとめていますので、ご興味のある方は是非お読みいただけるとうれしいです♪

 

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