こども芸術大学

1月10日 始業式

「おはよう」

「あけましておめでとうございます」

こども芸大に子どもたちの大きな声が響きます。

今日から3学期のはじまりです。

 

クリスマスにもらったサンタさんからもらったプレゼントのお話、お正月にお爺ちゃんお婆ちゃんの家に行ったお話、子どもたちが家族と一緒に楽しい冬休みを過ごしたということがとても伝わってきました。

そしてホールでは始業式をしました。

「4月からは、小学一年生になるお友だち、年中さん年長さんになるお友だちがいます。4月までの時間はとても大切な時間になるんだよ。」と校長先生からのお話がありました。

まだまだ寒くなっていく京都ですが、外でいっぱい遊んだり、今できないことにも挑戦していく子どもたちの姿を見守っていきたいです。

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始業式が終わるとお正月遊びです。

羽子板をやっている子も数回練習するだけで飛んできた羽をいい音を鳴らしながら返していました。

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年少の子どもたちは手回しゴマで遊んでいました。紙に模様を描き、コマの芯に被しそれぞれの色を楽しんでいました。

年長の男の子は鉄心ゴマに挑戦していました。

子どもにはなかなか難しいですが、小さな手で慎重に力加減を変えながら紐を巻き終わり、回す練習をしていました。

「できないよ~」と言いながらも、何回も挑戦する姿を見ることができました。

また明日からも練習していこうね。

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帰りの会では『十二支のはじまり』という絵本を読みました。

そこでのエピソードを一つ紹介します。

絵本を読んでいると子どもたちは「僕は寅年」「私はうさぎ年」など、自分たちの生まれ年を覚えていました。

年長の女の子は「子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥!」と全て言う姿も。

子どもたちは覚えが早いですね。

そんな時、年長の男の子が一つの疑問を投げかけました。

十二支の動物が載っている絵本の表紙を見ながら「僕は寅年なんやけど、6月生まれやからヘビやねん。」と一言。

大人たちは「ん?」と思いましたが、それと同時に「なるほど」と思いました。

子どもからするととても素朴な疑問。

十二支→12匹→12月・・・。生まれた年と言われている動物と誕生月の数を数えた動物が違う。

「なんで~~?」とその男の子は嬉しそうにスタッフに聞いていましたが、「先生と一緒に調べてみよう」と話していました。

その男の子はお母さんにも疑問を投げかけていました。

早速、その男の子は『十二支にはじまり』の絵本を借りて帰りました。

動物がなぜ違うのか、その答えを聞くのが楽しみです。

なんとも子どもらしい視点で、小さな疑問を大人やお友だちと一緒に考えることはとても大切で大事にしたい時間ですね。

 

(小林織香)

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