映画学科

マティアス・ピニェイロ監督が来校しました!

 去る6月5日の月曜日、高原校舎に、アルゼンチンの若き俊英監督マティアス・ピニェイロ監督が来校し、特別レクチャーが開かれました。聞き手は、映画評論家である映画学科の北小路隆志先生が務め、ピニェイロ監督に、現在どのように映画を捉え制作しているかについて、質問をしました。

 

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 ピニェイロ監督は、2009年の長編映画デビュー以来、古典であるシェイクスピアの小品戯曲から想を得て、5本の映画を作って来ました。ピニェイロ監督の作品は低予算映画ですが、高い制作予算を集めるために長い年月を費やすよりも、規模は小さな映画でも、次々に作品を作り続ける事が大切だと話します。

 

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 ピニェイロ監督の映画は、沢山の女性が次々と一人の男と恋愛を繰り広げる様子を描いた『フランスの王女(2014年)』をはじめ、独特な目くるめくタッチが、観客へちょっとした「読み解きの謎」を用意します。

 「観客にただストーリーを提供するような映画を作らないのは、私は観客の想像力を信頼しているんだと思う。」と語るピニェイロ監督の姿が、とても印象的でした。

 

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 わずか一時間の講義時間でしたが、普段はなかなか会う事の出来ない映画監督のレクチャーに、学生のみなさんは、普段から疑問に思っている映画へのヒントを少しでも見つけ出そうという熱意を持って聴き入っていました。

 

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 講義終了後には、ピニェイロ監督に長い学生の行列が出来ました。いろいろな質問をしたり、サインを求める学生のみなさんに、時間の許す限りまで真剣に答えてくださったピニェイロ監督でした。

 

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 当日会場は、沢山の学生と一般のお客さんで一杯になりました。

 皆様、ご来場いただきどうもありがとうございました!

 そして、マティアス・ピニェイロ監督、どうもありがとうございました!

 また来てください!

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