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書画コース 寺林 夕紀子

「人書倶老」
90cm×90cm 墨汁、顔彩(8美藍、203黒鉄色)、水彩絵の具(濃縹)


作品は2層になっており、下は「人書倶老」を水彩絵の具で、上には孫過庭『書譜』全文を書きました。下の書と重なる上の部分は美藍で書き、下の字がきれいに透けるようにしました。
これまでの学習で触れた文献の中で、楷書が展示会には不向きという記述に疑問を抱き、楷書の可能性について考えました。楷書の字形がデジタルドットと同じように利用できると考え、字で字を描くことにしました。樹木を下から見上げた時、枝の間から青空がのぞく色合いを表現するため、書譜全文は黒と藍の配色にしました。

作品構成です。1枚は書譜を、1枚は水彩絵の具で「人書倶老」を書きました。
作品制作のアイディアになった、樹木を見上げて青空がのぞいている時の写真です。
卒業展示試作。字で字を描く、樹木を下から見上げた景色を表現するという2点について試作しました。「人書倶老」を墨で、周りを顔彩の緑系統3色を使い、下層は「人書倶老」を縁取りするという構成です。こちらでは、緑の顔彩が視認性が悪い(見ていると目がチカチカする)と感じ、作り直すことにしました。

寺林 夕紀子

書画コース

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