イラストレーションコース 菊地 璃奈
■タイトル
「身近ー共通性ー」
■説明
【つい人が反応をしてしまう】
卒業制作だからといった特別視する観点を含まずとも創造物を制作する身として「記憶に残る作品にしたい」が 中心にあるだろう。その核心部分を今回は追求してみた。
まず、「記憶」とは過去の情報や経験を記録したものである。どういった経緯のもとで記録されるのか個人的な 経験をもとに一例を挙げる。『私は、高校時代病気で通い続けることができず辛い時期があった。なので、別のも のに罹患した際記憶が巻き戻る感覚になる』これは、人間の記憶機能における「海馬」が辛いや痛いといった感覚 が継続的に与えられた影響で刻み込まれた事が伺える。そこから、「記憶」というものはある程度の”刺激”を受け る必要がある。例として挙げたものは、あくまで肉体的な刺激が色濃いものでイラストではそれを与えることは困 難だ。なので、精神的な観点で刺激を与えてみようと試みる。
では、精神的な刺激とはなんであろうか。今日、漫画やアニメ、映画や音楽にスポーツや芸能と様々な分野に関 わらず人々に影響を与えている。もちろん私もその一人だ。これが、精神的に刺激を与えるという事だ。しかし、 これは狙ってできるものではない。なので、我々が持ち合わせている共通性に着目した。例えば、己の好きな対象 が他人も好いていた場合親近感を湧くというものだ。所謂、内輪ネタが通じることにある。これは、鑑賞者に己の 意図が対象を通じて伝わるかという問題をも解決してくれる。当人が、経験していないことは生み出せないし受け 取ることもできない。所謂、共通性が破綻しているが故に起こる現象だ。これを少しでも抑えるべく幅広い共感を 引き出すものとして身近である必要がある。一見すると難しいと感じるが、人間の数だけ個性があり千差万別であ る趣味から日常に潜んでいるもので利用できると思ったのが「どっち派論争」だ。何より趣味や趣向で自分が推し ているものだからこそ、人々は惹かれ、くだらないながらも終わることのない”人間”の内輪ネタだ。
よって、記憶に残る作品にすべく「刺激=身近なもの(共通性)」から【つい人が反応をしてしまう】を指標として 「どっち派論争」に着手した。 最後に、テーマ柄身近にあって欲しいからこそインテリアとして飾れるようにキャンバスプリントを採用した。
◼ 犬or猫どっち派論争
◼紅茶orコーヒーどっち派論争
◼ 海or山どっち派論争
◼ いかorたこどっち派論争
◼ たい焼きどこから食べる論争
◼︎ 本は紙or電子どっち派論争
◼ 目玉焼きには何をかける論争
菊地 璃奈
イラストレーションコース
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