文芸コース 藤山 恵実
世の中にはいろいろな優しさがありますが、なかでもとびきり純度の高いものを描こうと思いました。
「優しさ」への実感は人それぞれでしょう。摂取したところで腹は膨れないし、問題を直接的に解決してくれることもあまりなさそうです。実際、「役に立つ」という観点から見れば、合理的で即物的なものの方がはるかに確実で頼りになります。嘘か真かを考える手間も省略できるかもしれません。
他にも「厳しさの先にある優しさ」というのも存在します。でも今回それらは対象外です。条件を必要としない、ピュアな優しさが世界に彩りをもたらすのです。
初めての小説にぴったりなテーマになったと思います。
色の眠るあとで
藤山 恵実
文芸コース
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