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バリ島の日常

人間の生活に糧を与えるバリ島の自然

書画コース 佐藤聖子 (佐藤聖子)

全紙1/2サイズ、画仙紙玉山、墨液、顔彩、水彩絵の具

一年中花が咲き動物(ゴキブリや蟻なども含む)が身近にいて、芸術が生活の一部であるバリ島の日常を描きました。ダンスや音楽が寺院の祭事などで奉納され、それ自体が日々の務めであるためバリ島の言葉では本来、芸術を意味する言葉がありません。
そのため、私の友人達のほとんどが、バリのダンスを踊ることができるか、伝統的な楽器であるガムランなどの演奏ができます。
ガムラン等の楽器については、ドイツ人画家であり音楽家でもあるヴァルター・シュピースが楽譜の変遷を行ったことが有名ですが、現在でも楽譜を使用せず、口承が一般的です。

バリヒンドゥーを信仰するバリ島では1日に3回チャナン(花やクッキーなどのお供物が入った小さな花籠のようなもの。)とよばれるお供物が自宅や店内の寺(祭壇)に捧げられ、寺院の僧侶による祭事では花や生米を使用した祈祷が行われ、とても美しいです。ダンスを踊る前にも必ず僧侶による安全祈願の祈祷が行われます。町中で額に生米を付けている人や、男性でも耳の後ろに花を挿している人に出会うのは、南国だからというわけではなく、祈祷に使用した花を、自然に落下するまでそのまま耳の後ろに挿しているためです。

島民の家の敷地内には複数の家屋があり、家族や親戚が一緒に暮らしています。
家族の繋がりの強い国では当たり前のことですが、大家族で生活しているため、常に誰かが誰かを支えています。職に就けない時は仕事をしている誰かが支え、年をとれば若者が老人を支え、お互いを順番に支え合っています。
お祭りなどの行事以外でもバリ島民は助け合い、町内のみならず島中で助け合っています。
一年中花が咲き果実が実り、夜でも鳥や虫の鳴き声が聞こえ、和気あいあいとした日常の中で自然に伝統が受け継がれており、私にとってバリ島は理想的な場所です。
私達にとっての非日常が彼らにとっては日常です。


バリ島の人間と動物の間の曖昧な生活圏。豚やアヒルなどの家畜を飼う家も多く、家の中や砂糖の瓶などにアリが侵入することもよくあります。バリ島の人達はアリが砂糖を食べに来るのは当たり前だと受け入れています。
和気あいあいとした日常の中で受け継がれる伝統。夜に行われる祭事や芸能も多くバリ島の夜は美しいです。ワヤンクリ影絵芝居の人形、バリ島の聖獣バロン、助け合いながら着替えをするバリスダンサー達を描きました。
アルゼンチンのLos Auténticos Decadentesのギターで成功したい若者と家族の反対を歌った楽曲La guitarra。SNSのない時代若者が夢を追うことは人生を賭けた勝負だった。
フランコ独裁政権下フランスへ移住した背景を持つスペイン系フランス人Manu Chao による移民の境遇を歌った楽曲Clandestino。ベネズエラから北上しメキシコシティのターミナルを通過する人達。
メキシコのPanteón RococoによるEZLNのマルコス副司令官を歌った楽曲Marco’s hall。歌詞冒頭の「覆面姿の男を乗せた白馬が草木と霧の中で目撃された」という場面を描いた。
スペインのSka-Pによる児童に対する性的虐待隠蔽の指示書であるバチカン文書作成に関わった前々ローマ教皇ベネディクト16世とカトリック教会を皮肉った楽曲Crimen sollicitationis 。

佐藤聖子 佐藤聖子

書画コース

様々な文化や考え方を知るのが好きで色々な言語に触れることも好きです。
最近は中国ドラマと韓国ドラマが好きで哲仁王后と花郎がお気に入りです。
時間があるときはスペイン語のスカ、フラメンコギター、アルゼンチンタンゴ、マリアッチ、サルサやバチャタなどスペイン語圏の音楽やQueenの楽曲を聴いています。
4枚目以降の絵は、同世代である80年代生まれが聴いていたスペイン語圏の楽曲がテーマです。
https://youtu.be/y1zFAC0P2-4?si=N1EewUxZJhSAtIRN
https://youtu.be/Wm0hI0aJanc?si=jBND8nxRkXWlKNsj
https://youtu.be/JpNFvTUm79o?si=DUv8MYhUe_MkExyl
https://youtu.be/HdbyAhgpInA?si=daGoZc2NgveN_h6Q

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