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「凍 ーほどける記憶ー」

書画コース 高橋 衣乃

硝子を版とし、墨と銀で描いた文字の軌跡を
零下で凍結させたのち、やがて溶けゆく
一瞬の表情を紙へ写しとった。

凍結と融解のあいだで、文字は意味を離れ、
光を孕んだ質感へと変化していく。

本作「凍 ーほどける記憶ー」では、前面に淡く霜を
まとった硝子を配した。
重なり合う層を透かして見るとき、
その姿は触れられぬはずの感触を伴って立ち上がる。

霜硝子を重ねた作品を中心に、写しとられた痕跡そのもの
である作品、そして光の質感が異なる連作を並べる。

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「凍 ー記憶の臨界ー」
「墨に宿る光」 

高橋 衣乃

書画コース

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