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律宗の結界石

三村山極楽寺の結界石についての考察

歴史遺産コース 井開夏美

論文研究基礎の授業で律宗を取り上げた論文を読み、鎌倉時代の律宗は1500末寺を抱えるほどの大きな勢力だったが、どうして現代では90末寺ほどにになったのだろうかと、彼らの活動に興味を持ち調査を進めていく事で、次々と判明していく事柄や活動内容が面白く引き込まれていった。
 特に忍性が関東での最初の拠点とした茨城県の三村山極楽寺(廃寺)について注目した。どのように関東へ進出を果たしていったのか、小田氏や笠間時朝との関りに触れつつ、結界石を律宗化した寺院に配置した事とその結界石の意味合いについての考察を深めていった。
 最終的に結界石の移動について言及したが、研究の過程で律宗と武家の関りについて学んだことは、彼らの勢力拡大方法の一端を垣間見ることが出来たのではないだろうかと考えている。まだ探求してみたい研究対象に出会えたことに感謝している。

井開夏美

歴史遺産コース

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