芸術学コース 山本 真起子
呉春は、与謝蕪村から文人画、その後円山応挙から写生画を学びました。生活の本拠を摂津国池田に移した天明元年(1781)秋から寛政元年(1789)五月に帰京するまでの池田時代は、呉春の画風展開を知る上で重要な意味を持ち、さらにこの時期は、意欲的に絵画制作をおこない多くの優れた作品を描いています。池田時代の作品には、蕪村を踏襲しながらも呉春独自の表現と美的本質をみることができると考え、呉春独自の表現がどのようなものなのか、これまで作品に則して示されてこなかった呉春独自の表現と作品の特質を、蕪村・応挙作品との比較を通じ、具体的に検証を試みることによって呉春独自の表現を具体的に浮かび上がらせたいと考えました。
東京都
呉春の独自表現に関する考察
-池田時代の作品を中心に-
山本 真起子
芸術学コース
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