芸術学コース 北浦 麻衣
19世紀イギリスの画家ターナーの1842年の作品、《戦争-流刑者とかさ貝》と《平和-海の埋葬》へのゲーテ『色彩論』の影響を明らかにすることを目的において卒業論文を執筆しました。その手法として、《戦争》《平和》と、『色彩論』との関係が副題によって示される作品である《光と色彩(ゲーテの理論)-洪水の日の翌朝》、《影と闇-大洪水の夕べ》の4作品を構図・主題・色彩といった点から分析・比較を行いました。加えて、『色彩論』以前のターナーの色彩観を示す作品として「カラービギニングス」との比較も行いました。
この研究は、大きくスタイルが変わったターナーの後年の色彩表現が何から影響を受けたものなのかを知りたいというところから始まりました。偶然にも研究を進める中で《光と色彩》、《影と闇》が来日し実物が見られるという幸運もありつつ、好きな画家であるターナーと好きな作品である《戦争》、《平和》を研究しきることができました。
J.M.W.ターナー《戦争-流刑者とかさ貝》、《平和-海の埋葬》におけるゲーテ『色彩論』の影響についての考察
北浦 麻衣
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