芸術学コース 喜世 英里香
フィンセント・ファン・ゴッホの作品は彼の没後130年以上経った今でも多くの人を魅了しています。ゴッホの作品と言えば、多くの人が《ひまわり》や《夜のカフェテラス》、《星月夜》等、奇抜に思える色彩や激しい筆致作品を思い浮かべる事でしょう。ですが、初期のゴッホは、先に挙げた晩年の作品からは見当も付かない様な落ち着いた作品を描いていました。ゴッホの色彩の変遷を論じた先行研究がいくつかありますが、その多くが明るい色彩に重点をおいていました。そこで筆者は初期に深く関わったオランダのハーグ派の影響を念頭においてゴッホの色彩を再考したいと考え本論を執筆しました。ゴッホが画家として生きた期間はたったの10年でしたが、画家はその間、様々な出会いや葛藤を抱えながらも作品に真摯に向き合い続けました。ゴッホの人生や絵画に対する想いも本論から感じて頂ければ幸いです。
宮城県
フィンセント・ファン・ゴッホの色彩の変遷と灰色への回帰
喜世 英里香
芸術学コース
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