本文へ移動

芸術学コース 前橋 禎子

≪雪松図屛風≫には先行研究は多くあり、それぞれの研究者が構図について「傾いた立体」「迫央構図」「時計まわりの立体循環」など名前を付けており論文を読んだ時点では、なるほどと納得していた。しかし卒論を書くにあたり実際に≪雪松図屛風≫を見に行くと必ずしもそうは私にはそうは見えなかった。それはなぜか。屏風を立てまわした時と平面で見るときとは違って見えるためではないかと考えた。先行研究では屛風を立てまわした時どのようにみえるかという視点があまり含まれていない。そこで図版を縮小し屏風に仕立て写真を撮って見え方を検証した。ここで教官より制昨年が安永説と天明説があるのだから安永年間と天明年間の他の屏風との共通点を検証してはどうかとの提案をしていただきそこから安永年間、天明年間の屏風を平面時と立体時の見え方を検証した。「実際に模型を作って検証する。」「先行研究に疑問を持つ」などは講義の中で教えていただいたことだ。卒論を指導していただいた教官に本当に丁寧に指導いただき卒論を書きあげることができた。つたない論文ではあるが、この学び舎で学んだ集大成となったと思う。


兵庫県

円山応挙≪雪松図屛風≫における立体構成の検証

前橋 禎子

芸術学コース

このコースのその他作品