源氏物語ゆかりの地を訪れて
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大嶋です。
散りかけの桜の木が名残惜しい今日この頃です。桜の下には一面に花びらが散って落ちてピンク色の絨毯が敷き詰められているようでした。
道を歩いていましたら、ピンク色の車に、散った桜の花びらがビッシリ付いている車を発見。なんとなく趣があります。
先日源氏物語の作者である紫式部のことを色々調べておりましたら彼女のお墓が存在すると言うことを知り、「紫式部の墓」に行ってまいりました。
あるんですよ。紫式部のお墓。
まさかこんなところに!と言うところにあります。
お墓は京都市内、堀川通りと北大路通りの交差点、少し南に行ったところを・・・
北向いて
南向いて
西向いて
ここ!
「紫式部墓所」の隣に「小野篁卿墓」とあります。
紫式部は小野篁の隣に眠っていると言われています。
紫式部のお墓。どちらもきれいにお供え物・お花が飾ってあります。
小野篁はどんな人かといいますと、紫式部の旦那さん…ではありません。小野篁は西暦800年代前半・平安時代前期に活躍した官人・歌人で、紫式部より170~180年前に生まれた方です。旦那さんのわけありませんね。
ではなぜ縁がない小野篁のお墓が隣にあるのか。
紫式部は源氏物語において、尾上さんがおっしゃっていた通り、煩悩の世界を描いたことで、死後地獄に落ちたと言われていました。
一方で小野篁は閻魔大王のもとで裁判の補助をしていたと言われ、あの世とこの世を行き来していたという伝説があります。まあ…実際そんなわけないと思いますが(笑)
地獄に落ちた紫式部を小野篁が閻魔大王に取り次いで彼女を地獄から解放した、というのが彼女のお墓が小野篁の隣にある理由だそうです。
お時間ありましたら一度訪れてみてはいかがでしょうか。
大嶋
舞台裏からコンニチハ!vol.48
京都の春も、淡い夢のようにピンクから新緑へ。着実に夏へ移り変わってきております。
土曜の夜は、そんな季節にぴったりの甘い夢のようなひと時が春秋座で行われました。
そう「島田歌穂&島健DUOコンサート」です!
あらゆる役柄・ジャンルを歌いこなす島田歌穂さんと、作曲からアレンジまでを幅広くこなされ、ピアニストとしても超一流の島健さんのDUOコンサート。
公演は、皆さんが知っている名曲。例えば「On My Own」から地元ファンを喜ばせる「京都慕情」も織り交ぜる以外な選曲をたっぷりと。お馴染みのミュージカル「CATS」の「Memory」は、舞台に満天の星空が浮かび上がっているような最高の歌声とピアノの共演でした。
終演後、物販コーナーでCDをお買い上げ下さった皆さまに、お2人がその場でサイン!という嬉しいサプライズも。渾身のステージ後で疲れているはずのお2人ですが、満面の笑顔でお客様お一人づつとお話しを弾ませられていました。
未婚女子としては、お2人の織り成す音楽の世界も勿論ながら、人生においても最高のパートナーであるということに、うっとりと羨望の眼差しを向けずにはいられません。
ぜひ、また「いい夫婦の日(11月22日)」に因んだお2人の企画など、制作職員の皆さん如何でしょう?
次回は、昨年からお待ちかねの方も多い京都造形芸術大学・舞台芸術学科が誇る奇才の演出家・川村毅先生によります「P.P.Pasolini’s AFFABULAZIONE『騙り。(かたり)』」
公演が控えております。お座席にも嗜好をこらしており、通常より販売席数が少なくなっておりますので、ご来場を予定の皆さまはチケットご購入を早めにお済ませになることをおススメ致します!!
井川
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は17時、開場は16時30分からとなっております。
終了時刻は18時40分頃を予定しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
今週末の京都は春爛漫です!
カテゴリー : 過去の公演
大嶋です。春ですね。
私の予想通り、京都はまさに今週末が一番の桜の見頃です!
水曜日ににわか雨が降ったのですが、何とか持ち堪えてくれたようです。
寺社仏閣の桜も良いですが、川沿い、道沿いに咲く桜もきれいなので、そこかしこに出かけて眺めるのも良いですよ。
劇場近辺から見える桜
劇場ホワイエからはあまり桜は見えないのですが・・・。
今週末は「島田歌穂&島健DUOコンサート」の上演です。
今回で春秋座での出演が3回目になる島田歌穂さんと旦那さんの島健さんによる抜群のコンビネーションのコンサート!
京都では初のDUOコンサートということで、京都にちなんだ曲も初披露される予定。
楽しみです。
公演当日はお忙しい時間の合間を縫って、ラジオの番組に生出演されます。
KBS京都ラジオ「桂塩鯛のサークルタウン」(10:00頃~)
お近くの方ぜひともチェックしてください!
夕方17時開演で終演は19時前の予定です。夜桜を見に行くにはちょうどいい時間ですよね。
皆さんのご来場心よりお待ち申し上げます。
大嶋
本日の京都芸術劇場は…
春秋座ホワイエにて
P.P.Pasolini’s AFFABULAZIONE『騙り。(かたり)』関連トーク
【生きているパゾリーニ】
がございます。
開演は18時、受付・開場は17時30分からとなっております。
終了時刻は19時頃を予定しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
明日は…
カテゴリー : 過去の公演
皆さんこんにちは、ツチヤです。
新学期、はじまりましたね!大学内は新入学生の活気が溢れております。
そして、恒例の劇場フロントスタッフの研修も始まっております。
その模様は後日ご紹介することにして…っと。
いよいよ明日!春秋座ホワイエにて18時より、
『騙り。』公演関連トーク
【生きているパゾリーニ】
がございます!!
出演は、『騙り。』構成・演出の川村毅先生、『騙り。』主演の手塚とおるさん、そして「パゾーリニ・ルネサンス」の著者で研究もされている大野裕之さん。
このお三方が、現在も残るパゾリーニの魅力や功績について時間の許す限りお話します。
今回、私が気になっているのは、俳優・手塚とおるさんがこういったトークショーでお話される姿を生で拝見できる事!!手塚さんは、川村毅作品には数多く出演されテレビ・映画でも大変活躍されている方ですが、恥ずかしながら私、なかなか台詞以外のご本人の言葉で手塚さんが語られる姿をみたことがなく、こっそり楽しみにしているのです!
そう感じる方も少なくないのでは??
もちろん、パゾリーニの作品についてのお話もですが。
では皆様、明日春秋座にてお会いしましょうね~
ツチヤ
立川志の輔 独演会チケットをお求めの皆様!
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立川志の輔ファンの皆様、お待たせいたしました。
明日4月9日(月)10時より、
現在まだ残席のあります「学生&ユース席」を「一般」「シニア」チケットをご希望の方に販売いたします!
取り扱いは、京都芸術劇場チケットセンターもしくは京都芸術劇場オンラインチケットストアのみですので、お間違いのないよう…
では、劇場でお待ちしております!
ツチヤ
造形大で始まった!
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制作助手のツカモトです。
新年度ですね。
環境の変化がある方もいらっしゃると思います。
どうぞあせらずのんびり新しい生活をお過ごしくださいませ。
大学では新入生が入学し、とてもにぎやかです。
さて、そんな年度またぎのある週末、
さらには春の嵐で大雨時々晴れ、黒猫兄弟もまどろむ中、
『go-on ~からだの森を行く~』の稽古が造形大で始まりました!
↑ようやく雨あがりのんびりする猫達。
一週間前に関連企画を終えたばかりですが、
本当に疲れを感じさせず、色々な課題に取り組む
ダンサーのみなさん。さすがです!
夜遅くまで続いた稽古の終盤。
みんなが覗き込んでいるのはなんでしょう?
それは本番でのお楽しみです。
はやいもので公演まであと一ヶ月ほど。
こんな豪華で多くのダンサーの競演はなかなかありません。
3ステージありますが、舞台上に舞台をつくっての公演なので
毎回可能な入場者数が限られています。
お早めのご予約をオススメします!
そして引き続き、go-on特設サイト・facebook等にも
稽古場日記アップしております。
あわせてよろしくお願いします。
ツカモト
「月の影」出演者をご紹介 パート2☆
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皆様こんにちは。上田でございます。
最近、舞台芸術研究センターでは席替えをしました。上田は新しい席に移動し、まだ慣れていませんが心機一転、がんばりたいと思います!
さて、以前にオペラ「月の影」の出演者を紹介させていただきましたが、源氏物語を基に作られたオペラなので登場人物が多い…
前回ご紹介できなかった出演者を今回はご紹介させていただきます。
六条御息所役に船元泰子さん、桐壺と紫上役に三河紀子さんが出演されます。
このお二人は2009年に上演した「月の影」にアンサンブルコロス(宮中の女房)で出演。今回の春秋座公演では、初日にアンサンブルコロスをされ、27日には物語で重要な役の六条御息所と紫上で舞台に立たれます。
船元泰子さん(26日:アンサンブルコロス(宮中の女房)/27日:六条御息所)
三河紀子さん(26日:アンサンブルコロス(宮中の女房)/27日:桐壺・紫上)
源氏物語の作者・紫式部を演じられるのは、竹内直紀さんと廣澤敦子さん。
注目なのは、26日に出演される竹内さんは女形に挑まれます。
このオペラの作曲者の尾上先生は、「紫式部は女の人だけれども、これ(月の影)は男でも女でもない方がいい、と思い一度、女形でやろう。」とおっしゃっています。
内面は、女性で、声はテナーでされるということで、今から女形を仕込んでいくところだそうです(笑)
廣澤さんは、ウィーンやオーストリアの留学先で詩の解釈や朗読法などを学ばれ、長年、独唱やリサイタルをされてキャリアを積まれています。そんな廣澤さんに尾上先生は「(紫式部を)おまかせして安心」と太鼓判を押されています。
竹内直紀さん(26日:紫式部)
全てに気配りができ、女らしく聡明で、何事にも動揺しない優れた女性・藤壺。
尾上先生が絶賛する藤壺の役には、小濱妙美さんと上野洋子さんを配役されました。
小濱妙美さんは、ドイツのオペラ劇場の専属歌手として活躍。2006年のニューヨーク・カーネギーホールでリサイタルをされた時は、会場総立ちの大喝采を浴びるなど様々な大舞台に立たれています。「小濱さんにはどうしても藤壺を演じて欲しい!」と尾上先生が熱望され実現しました。
上野洋子さんはウィーン国立オペラ座の専属合唱団で活躍。欧州の様々な公演に出演されています。愛くるしく、カーンと鳴るソプラノで尾上先生もどのような藤壺になるのか、とても期待されています。
出演者全員をご紹介できなくてすみません…(T_T)
でもこのブログが「月の影」を観るにあたり参考になれば幸いです。
また、春秋座HPでは、最新のニュースレターをご覧頂けます。
あんな情報やこんな情報などいろいろ掲載しています!(^o^)
ぜひぜひ、併せてチェックしてみてくださいませ~
上田
組踊 お二人の人間国宝。
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こんにちは。
最近、遠回りして白川疎水沿いを通って通勤している川原です。
お目当ては、そう、桜! ここの桜並木は本当に美しく、現在蕾がパンパンで、
数日後の開花が待ち遠しいです。
さて、今週発売となりました「琉球王朝の華 組踊 春秋座公演」。
昨年、日本芸能史にご登場いただきました、宮城能鳳先生と西江喜春先生が再び春秋座の舞台に立ちます。今回はこのお二人について簡単にご紹介したいと思います。
まず、宮城能鳳さん。組踊女方の第一人者で、美しく、品があって、それでいて内に秘めた強さを感じさせる、まさに舞台の華です。
先日、国立劇場おきなわで行われた西江喜春さんの人間国宝認定記念公演で
『手水の縁』の玉津を演じていましたが、その初々しさ、健気さといったら!恋一筋に生きる少女がそこにいました。春秋座公演では、一転、当たり役といわれる『女物狂』の母を演じます。わが子を失い失意のうちに気がふれる母親、そして訪れる再会の場面。楽しみです。
そして、西江喜春さん。歌・三線奏者で、昨年人間国宝に認定されました。
飴色と称される艶のあるのびやかな歌声をぜひ春秋座で体験ください。
なお、60歳をすぎてから声がでるようになったとご本人はおっしゃっていました・・・
西江さんは6月9日(土)の公演だけでなく、5/14(月)の関連レクチャーにも登場されます。
なお、このお二人が参加された「組踊」CDが販売されており、以下のAmazonのサイトで視聴もできます。
公演当日は字幕がつきますので、ご安心ください。
川原