インドネシアからの情熱
カテゴリー : 過去の公演
制作助手のツカモトです。
以前にも書きましたが今年の京都は本当に暑いです!!
暑すぎて寝不足になるということはツカモト人生初の事態!
皆さま、夜も熱中症にはお気をつけください。
そんな熱波も吹き飛ばす
「ニルヴァーナ‐泥おん‐ 土取利行 meets サルドノ W. クスモ」の公演まで
あと一ヶ月です。
今回は舞踊家のサルドノ W. クスモのご紹介です。
サルドノ氏はインドネシア出身、ニューヨークでの滞在経験を経て
伝統と現代を融合させた意欲的な作品を発表されいらっしゃることは、
前々回ちらっとご紹介しましたが、本当に意欲的な作品を発表されています。
2010年にはロサンゼルスにあるRoy and Edna Disney/CalArts Theater
(ちなみにCal Artsはアメリカでも有数の芸術大学です!)
での公演”Rain Coloring Forest”「雨の色彩の森林」をおこないました。
色彩豊かなペインティングとマルチメディアによる公演で、
照明家のJennifer Tiptonとのコラボレーションです。
ロサンゼルスタイムズにもとりあげられました。
“This is painting as parturition, gestated from rice paper
and ritual from chant and chaos,
and given life-bearing illumination from Tipton’s artificial sun’s.”
Mark Swed
“このペインティングは祈りと混沌とTipton(照明家)により作られた
人工的な太陽が放つ胎生のまばゆい光にいどろられた儀式と、
わら半紙によってみごもられたものの出産だ。”
マーク スウェド
(ツカモトによる超意訳です。ニュアンスを感じ取っていただければ、、、)
今回は残念ながらライブペインティングなどはありませんが、
音と身体のセッションはとてもパワフルなものになる予感がします!
どうぞ、お楽しみに!
ツカモト
9月に向けて
カテゴリー : プロデューサー目線
芝居の世界では、「二(にっ)、八(ぱち)」は興行の難しい月としていました。冷房も暖房もない時代では、むべなるかな、でありますが、現代においても、この二月(ふたつき)は、劇場にとって有利な月ではありません。特に八月は、旧のお盆休みなどで、人々の関心は、旅行や帰省にあって、劇場にはなかなか向かってはくれません。
しかし、劇場運営は、舞台で何かを上演するだけが能ではありません。年間を通じての、予算を含めた企画の準備は、休むことなく続けられています。特に今年は、幸いにも文部科学省の「劇場を使った共同利用・共同研究拠点形成事業」という大型の助成金が取れたこともあり、その具体化に追われていますし、また文化庁の「劇場音楽堂等を活性化事業」と「大学を活用した文化芸術活性化事業」の助成金も取れたことから、こちらの計画も、秋口に向かって実現すべく、舞台芸術研究センターは、夏でもフル稼働です。
これらの企画のうちで、直近のものはといえば、九月上旬から始まる《テーマ研究》「近代日本語における《声》と《語り》」で、1回目は9月6 日(金)18時30分始まりで、「日本の伝統演劇における《語り》―1」と題して、狂言の人間国宝、野村万作師をお招きし、大曲『釣狐』の前段の「妖孤」にまつわる名高い「語り」を、「袴狂言」の形で語って戴きます。狂言は、日本の伝統演劇のうちでも、珍しく「話す芸」を育ててきたジャンルですので、近・現代の「語りの日本語」を、伝統の側から逆照射するには格好の話題だと思います。
「近代日本語における《声》と《語り》」の2回目は、9月11日(水)18時30分始まりで、「言葉の自立:音曲との関係」と題して、このテーマで数年間にわたって雑誌『新潮』に連載をされてこられた詩人・小説家で表象文化論研究者でもある芥川賞作家松浦寿輝氏をメイン・ゲストにお招きし、本学大学院学術研究センター所長の浅田彰氏に加わっていただき、明治初年の、まさに転換期を生きた樋口一葉の朗読を、後藤加代さんに依頼して行います。
このテーマ研究の3回目は、10月4日(金)18時30分始まりで、いささか時間軸が錯綜しますが、「日本の伝統演劇における《語り》―2」として、能の観世銕之丞、片山九郎右衛門両氏に御参加いただき、「言葉」を重視した観阿弥・世阿弥の系譜を、論じていただきます。各回とも、モデレーターは渡邊です。
春秋座を用いた実験的な研究会ということで、入場は無料で、申し込み不要です。
渡邊守章
(舞台芸術研究センター所長・演出家)
思わずバレエを見たくなってしまう!?
カテゴリー : 過去の公演
皆様こんにちは。上田でございます。
夏も本番になってきましたね~。
最近の上田がはまっている事は、暑くて寝苦しい夜に、気分だけでも、と涼やかな鈴虫の鳴き声の音を聴きながら就寝します。これは結構、効果があるような気がします。
さて、話は変わりまして、
10月6日(日)に春秋座でロシア・ナショナル・バレエ『眠れる森の美女』全2幕が開催されることはご存知いただけていますでしょうか?
その公演の前に、舞踊ジャーナリストの菘(すずな)あつこさんをお迎えし、「チャイコフスキー三大バレエを学ぶ」を開催します。
春秋座では、これまで『白鳥の湖』(2003年10月)、『くるみ割り人形』(2009年1月)を上演してきました。
そして、今回上演する『眠れる森の美女』でチャイコフスキーの三大バレエと言われている作品全てを上演することになります。
節目となる今回、公演関連企画としてチャイコフスキーの生い立ちや三大バレエの作品の紹介、魅力、成り立ちなど上演映像を交えてレクチャーをします。
レクチャーと聞くと何だか難しそう…とお思いの方、ご安心ください!
映像を上映しながらお話をするので、バレエを初めて鑑賞する方やお子様でも分かりやすく学んでいただけます。ちょっとしたことを知るだけで、何倍もバレエを身近に感じ楽しくなります。
もちろんバレエ鑑賞のベテランの方もチャイコフスキーの三大バレエについて深く理解していただける内容です。
レクチャーは入場無料で事前申込となっています。
お申込はこちらから。
皆様のお越しをお待ちしております~!\(^o^)
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ロシア・ナショナル・バレエ『眠れる森の美女』全2幕 関連企画
チャイコフスキー三大バレエを学ぶ
日時:8月4日(日)
13:00~14:30
場所:映像ホール(京都造形芸術大学内 人間館地下1階)
講師:菘あつこ(舞踊ジャーナリスト)
入場無料・要事前申込
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上田
今日はニャンの日 パート27 タイの動物たち They look happy!
カテゴリー : 今日はニャンの日
制作助手のツカモトです。
突然ですが少し早めの夏休みをいただき、
「微笑みの国」タイに行ってまいりました!
というわけで、今回はニャンの日<番外編>!
タイで出会った動物達をご紹介します。
バンコク内でも有名なワット・ポー(ワットとはお寺という意味です)。
その境内ではネコ達が気持ちよさそうに昼寝していました。
そして、犬は境内で働いている人に遊んで欲しいとアピール!
おじさんはペットボトルをフリスビーのように投げて
遊んであげてました。
世界遺産のアユタヤ遺跡では観光客に甘える犬がいました。
(世界遺産の建物の中に犬が入ってくるという衝撃!)
寝釈迦仏の前の芝生で暑さにぐったりしている犬達。
なんともいえない愛嬌のある顔してます。
そして、大通りの歩道で集まって羽を広げ涼むハトの大群、、、!
このほかにも屋台等いたるところで動物がのんびり、自由にくつろいでいました。
本当に驚いたのは、動物が人間から逃げないこと!!
人間がハトの近くに行っても微動だにしないなんて、
日本では考えられませんよね!?
そんな、余韻にひたりながら帰ってきた私を迎えてくれた
我が家のネコにはキャットフードのお土産を買ってきました。
(日本で売られているキャットフードの多くは
made in Thailandなのご存知でしたか!?)
異国の香りをクンクンと嗅ぐペトチ。
そして、我が家のプイプイも夏バテ中でした。
タイにいるネコにと比べると、1.5~2倍の大きさはありますね!!
皆さまも海外に行かれる際は、
道端でのんびりしている動物達を
探してみてはいかがでしょうか?
ツカモト
本日の京都芸術劇場は…
カテゴリー : KPACへようこそ
春秋座にて
がございます。
開演は15:00、開場は14:30となっております。
上演時間は2時間20分程を予定しております。
上映後、舞台挨拶&トークショーも予定しております。
当日券ございます。当日券の販売は開演1時間前より開始となります。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
心地よい空間のススメ
カテゴリー : 過去の公演
制作助手のツカモトです。
京都の夏は毎年本当に蒸し暑い日が続きます、、、!
さて、そんな暑さも少しは落ち着いていることを願う
9月13日(金)はニルヴァーナ‐泥おん‐
土取利行 meets サルドノ W. クスモの公演日です。
今回は出演者の土取さんが2011年春秋座に来られたときの様子をレポートです。
いろいろな国の多種多様な楽器がならんでいて、
それをひとつひとつの演奏方法を見ているだけで楽しくなります。
2011/12/10「金梅子の仕事」より 撮影:清水俊洋
舞踊家の方とのセッション中は、彼女達の動きにあわせ、
場の高揚にのせ、即興のようにその場を楽しんでおられるなかんじでした。
踊りに干渉しすぎるでもなく、
とても心地よい空間をつくりあげてらっしゃいました。
聴いていると、まるでテンプルミュージック(ツカモトの造語です)!
ソロのときは舞踊家とセッションしているときとは違い、
繊細な音とともにまるで瞑想しているかのよう。
瞑想といえば、今回の泥おんは仏教用語でもある
ニルヴァーナ(涅槃)の漢訳ですね!
2011/12/10「金梅子の仕事」より 撮影:清水俊洋
今私の中で流行っている般若心経もサンスクリット語を漢訳したものです。
今回のタイトルは『ニルヴァーナ‐泥おん‐』とむずかしそうですが、
そう考えると何か身近な感じがします。
今回のサルドノさんとのセッションも、きっとすばらしい空間になる予感。
皆さん是非その空気に触れに春秋座にお越しください!
ツカモト
舞台裏からコンニチハ!vol.64
カテゴリー : 舞台裏レポート
皆様こんにちは。上田でございます。
先週末に歌劇『蝶々夫人』全2幕が無事終演を迎えられました!
少し遅くなりましたが舞台裏レポートをお届けします~\(^o^)/
舞台裏を覗くと、今日はなんの公演だったかな?と思ってしまうほど、今までのオペラ公演とは違った雰囲気が漂っていました。
女性コーラスの方が揃われるととても華やかです。(本番終わりに撮らせていただきました。)
観客の涙を誘う健気な演技を見せてくれた蝶々夫人の子役の藤抜将伍くん。
舞台裏では元気いっぱいで出演者の方やスタッフにモテモテでした~(*^o^*)
父親であるピンカートン役の笛田博昭さんと2ショット。
この光景を蝶々さんは見たかっただろうな~(涙)
今回、『蝶々夫人』の見どころの一つ。
舞台に彩りをそえる未生流笹岡家元・笹岡隆甫氏による「いけばな」!
この楓の古木が…
笹岡隆甫氏の手によって…
全体のバランスを見ながら剪定
花も生けられ…
完成!
舞台では、蝶々さんの心情を表しているかの様に嬉しいときは明るく華やかに、悲しいときは寂しげに様々な表情を見せていました。
今回、初めてオペラを観劇されたお客様もたくさんご来場頂きました。
ソリストさんの歌声や舞台美術に限らず、出演者の所作など細やかな演技も注目してくださっていました。
たくさんのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました!
次回の主催公演は、9月7日(土)、8日(日)「立川志の輔独演会」です。
両日ともチケットは残りわずかとなっています。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
上田
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は18:30、開場は18:00となっております。
上演時間は休憩含めまして2時間程を予定しております。
当日券は若干枚数販売いたします。無くなり次第販売終了となりますのでご了承下さい。
当日券の販売は開演1時間前より開始となります。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター
いよいよ華の競演!!
カテゴリー : 過去の公演
暑い夏がやってきましたね…
夏は体力の消耗が早いせいか、食欲旺盛のツチヤです。
この時期のお気に入りは学食のふわふわオムライスです。
オムライスとカレーが一皿に楽しめるこの味わいとボリュームは、京都造形芸術大学の学食が誇るメニューだと、私は勝手に思っています。
劇場に来たついでにみなさまもぜひ足を運んでみてください。
さてさて、学食の宣伝ではなくて…
今週7月12日(金)に開催いたします
お待ちかねの
S、A席の前売は完売いただいておりますが、学生&ユースの補助席はまだ若干残ってございます。学生さん、25歳以下の方、ぜひご利用ください。
あと、当日は本当に若干枚数ですが、当日券も出るようです。
ご希望の方は、17時30分よりチケットセンター窓口で販売いたしますのでお買い求めくださいませ。ただし、売り切れ次第で販売終了いたしますのでご了承ください。
それで今日は何をご紹介するかというと…
3年前に行いました野村家と茂山家ご出演の『春秋座 狂言立ち合い』の公演アンケートにありましたご感想を紹介してみようという企画です!
『春秋座 狂言立ち合い』は、2010年2月に春秋座でおこないました。
昼の部は和泉流の『三番叟』と大蔵流の『蝸牛』、夜の部では大蔵流の『三番三』と和泉流の『蝸牛』を上演し、お客様の中には昼夜どちらもお越しいただき、同じ演目で流派での違いを楽しまれた方も多くいたようです。
ありがとうございました。
2つの個性を一気に体感することができて面白かったです。
20代・女性
大蔵流、和泉流お互いに意識し合っていらっしゃる面もあるでしょうが、熱演で満足しました。
70代・女性
トークも楽しめました。「素」の萬斎さんや逸平さんのトークを“生”で聞いたのは初めてで親近感を持ちました。
60代・女性
普段見ることのできない演目・組合わせで大変楽しめました。他の劇場や能楽堂では不可能と思われますのでこれからもどんどんこういう公演をしていただければと思います。
40代・女性
今回行います『東西狂言 華の競演』は、和泉流と大蔵流を一皿にお楽しみいただける趣向となっております。ぜひ、春秋座でどんな競演となるのか味わっていただければと思います。
そして、感想をぜひアンケートにしたためていただければ幸いでございます!!
それでは劇場で~
2010年『春秋座 狂言立ち合い』より
写真:清水俊洋
ツチヤ
本日の京都芸術劇場は…
春秋座にて
がございます。
開演は14:00、開場は13:30となっております。
上演時間は休憩含めまして2時間50分程を予定しております。
当日券もございます。
当日券の販売は開演1時間前より開始となります。
皆様のご来場をお待ちしております。
舞台芸術研究センター