いよいよ…

9月 03日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
ここ数日、台風の情報ばかり気にしてしまっています…((´д`;))
事故がないように祈るばかりです。

今日は歌劇『ラ・ボエーム』の公演を更にお楽しみ頂ける様、春秋座のオーケストラピットとオーケストラの様子をご紹介いたします。
※上田はオケピを観るのは初めてで、テンションが上りました♪

二階席から見たオーケストラピット。(※組み立て中)

舞台上から。

いよいよピアノをオーケストラピットへ降ろす作業に…
一体どの様に降ろすのか!? (*´▽`*)ワクワク

厳重に梱包されたピアノが花道を通過し、客席からオケピ前へ到着。

待っていたのは天井から降ろされたバトン。(※バトン:舞台吊物機構設備のひとつで、背景や大道具などを仮設するための吊物バトンの略称。)
ピアノが吊るされ…

ピアノが浮いた!!!∑(゜□゜;)

立った!ピアノが立った~!!(ハ○ジ風に)
ピアノをどうやってオケピに下ろすのか不思議でしたが、このように作業していたのですね~。
貴重な体験をさせて頂きました。

さて、オケピ作りと同じ日。ソリスト、コーラスの皆さんとオーケストラの合わせ稽古を行いました。
そちらの様子もご紹介いたします(^o^)

全員が揃うと圧巻です…!

張り詰めた空気に緊張…。

昼過ぎから夜の9時まで稽古が続き、皆様少々お疲れのご様子…。
しかし、帰られる際に、「景色がいい場所で稽古が出来てよかった」と素敵な笑顔で労いのお言葉を頂きました。こちらが凄く励まされました。

いよいよ『ラ・ボエーム』公演当日を迎えました!!
少しでも裏側を見て頂いて、公演を更に楽しんでいただけると幸いでございます。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

上田

あらたな日本文化探求の冒険へ!

9月 02日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様コンニチハ!制作助手ツチヤです。
最近東京で「第9回 亀治郎の会」の売り子を手伝ってまいりました。そのときにお会いした方がいらっしゃいましたら、ありがとうございました。千秋楽には公演パンフレットも完売という大盛況でしたね。来年はいよいよ「第10回」ということで最後の「亀治郎の会」…第1回からお手伝いさせていただいた身としては少し切なく、しかし、亀治郎さんが公言どおり続けられてきたということに、はて自分にもそのように公言して続けていることはあるだろうか、見習いたい!と気が引き締まる今日この頃です。

さて、学生の時分、私に歌舞伎の魅力を教えてくださいました恩師・田口章子先生。
皆様ご存知の田口先生の人気講座・日本芸能史は今年で10年目を迎えられ、毎回ご好評いただいております!
そしてそして、10月2日に行われますのが、田口先生を中心に2009年に発足されました“京都のくるわと芸能研究会”の第二回目となるシンポジウム『日本文化と〈性〉』
さて、今回のシンポジウムがどのようなものか、私の拙い文章で少しご紹介させていただきます。

私たちのこれまでふれてきた学問は歴史的事実や誰かの研究によって見出されてきたものによって成り立っています。当たり前のことですが、皆さんは今まで教えられ、そうなのだと信じてきたことを疑ったことはありますか?実はそこに新しい事実が見えてくることもあるのです。
そして、それが田口先生の目指す研究のカタチなのです。

『日本文化と〈性〉』

日本文化と〈性〉というと、これまでの研究は〈セックス〉論と〈ジェンダー〉論としてしか展開されてきませんでした。

本当にそれだけで日本文化をとらえることができるのか?
触れられないものに触れずして研究と言えるのか?
従来の研究者が触れてこなかった部分にも迫らなくては真実を確かめることが出来ない!

そうして今回お集まりいただく「芸能・芸道」「渡来人」「絵画」「宗教・信仰」の4つのキーワードの研究をされている皆さん。この4名の研究者は熱い研究心をお持ちの新進気鋭のパネリストたちです。
その皆さんの持つ鍵で知られざる真の日本文化の秘密を解く糸口を見出すことができるかもしれないですし、驚くようなものが飛び出てくるかもしれません。しかし、鍵穴が全く合わないかもしれません。

田口先生が大学で出会った学生でこんな学生がいたそうです。
授業のなかで間違った江戸時代理解を先生が正したとき、「間違ったままでいいじゃないか」とその学生は言ったのです。それは本当に学ぶ者の姿勢でしょうか。研究者によって真実の探求がなされ、新しい事実が明らかになる。「生きた学問」と田口先生が言うように現代と向き合わなければ学問の存在価値はありません。
そのことを知ってほしい、いまの若者に欠けてしまった探究心をもってほしい…

そんな思いも込められた田口先生のこのシンポジウムは、何に出会うか分からない未踏の地へも踏み出すインディアナ・ジョーンズのように危険と隣合わせの冒険なのです!
是非、たくさんの冒険者のみなさんのご参加を期待しています。
劇場でお会いしましょう!

次回は研究者の皆様をご紹介してまいります。
お楽しみに~

ツチヤ

秋学期の企画のこと

9月 01日, 2011年
カテゴリー : プロデューサー目線 

上半期の後半は、センター企画としては、8月14日に上演された「マラルメ・プロジェクト2――『イジチュール』の夜」に全力投球した感じである。難解を以てなるマラルメの『イジチュール』を、舞台で朗読し、坂本龍一氏の音楽と高谷史郎氏の映像が絡み、更に、白井剛・寺田みさこ両氏のダンスが、その空間と戯れるというのであるから、まさにトータルな舞台パフォーマンスと言ってよく、ネットやブログなどから推し量れる評判は上々のようであった。この分だと、来年も、同じメンバーで、『エロディアード――舞台』と『半獣神の午後』を柱に、「マラルメ・プロジェクト3」を作る可能性は、大いに高まったと言える。
そこで、下半期のセンター企画であるが、当初予定されていたジャン=クロード・ドレフュスという、往年の女装ショーのスターが、後に、クローデルの『交換』やウェデキントの『ルル』という作品の、極めて難しい役をこなし、独自の演劇的世界を手に入れていたのが、『火曜日はスーパーで』で、一種の先祖返り的に、性転換した男性と、彼の性生活を狂わせた張本人らしき父親との会話だけで成り立つ「独り芝居」に挑戦したのだったが、体調が優れず、ドクター・ストップがかかってしまっては仕方がない。その代わりとして招くのが、若手の「女装独り芝居」とでも言ったらよいような『アディシャッツ/アデュー』である。
仕掛けとしては、「物真似芸人」を志しているゲイの若い役者が、自分の欲望の対象でもあり、それ以上に、そのようなものとして男に愛されたいという「エロス的イコン」を核とした「女性同一化のファンタスム」の展開である。しかしこの作品の「味噌」ともいうべきは、そうした性的幻想を歴然と踏まえた「女性像」が、世界的なポップス歌手マドンナやレディー・ガガであることで、彼女らのヒット・ナンバーを次々と「アカペラで[伴奏ナシで]」メドレーしつつ、彼自身のエロス的ファンタスムを舞台空間にちりばめていく。
まだ少年のような面影を残す前半部から、後半部は、「お定まりの」と呼んでもよい「女装ショー」に変わるわけで、「性差の揺らぎ」を、役作りのレベルで顕在化させるのである。
男女の自然的性差しか認めようとしない十九世紀型ブルジョワ社会は、フランスでも消え去ったわけではないから――社会党のパリ市長が、カム・アウトしたゲイであるというような表象は、日本ではそもそも受け入れら得ないだろうし、PACという配偶者法は、ゲイのカップルにも適用されているわけだから、日本とは事情は大いに異なる。しかしそれでも、ゲイに対する偏見や憎悪は、隠然として社会の深層に生き続けていて、傷害事件も絶えることはないようだから、この『アディシャッツ/アデュー』のような舞台の挑発性が減少しているわけではない。
前学期から始めた公開レクチャーシリーズ「劇場の記憶―舞台芸術の半世紀―」も、秋学期に続ける予定である。
1回目(通算で言えば4回目、11月8日)は渡邊の担当で、『創作能の地平』と題して、近年の新作能・新作狂言ブームについて、渡邊自身の経験から、そう安易に作れるものではないことを、1970年代の「冥の会」の経験(観世寿夫主演のセネカ作『メーデーア』)、1987年の「パルコ能ジャンクション――『葵上』」における故榮夫氏と、現萬斎君の作業を振り返りつつ、2001年に作った創作能『内濠十二景、あるいは《二重の影》』の2004年パリ公演版(榮夫、晋矢、萬斎)ならびに『薔薇の名――長谷寺の牡丹』を、榮夫氏追善の形で、春秋座において上演した映像を見る。大学院博士課程の在籍者でもあり、「木ノ下歌舞伎」の主催者でもある木ノ下裕一君に、聞き手に回ってもらう。
2回目(12月13日)は、「語り」という「言葉の姿」は、日本の伝統芸能の独占物ではないし、ギリシア悲劇には、外で生起したことの「報告」という形での「語り」は不可欠であった。それを受け継いだ17世紀フランス古典悲劇は、ギリシア悲劇とは異なる形で、「韻文悲劇」の言語態の一つとして、「語り」を劇作術の中に取り込んで行った。その典型として、ラシーヌ悲劇の内でも、「語り」の部分が「ラシーヌ詩句」の見事さに支えられて肥大した作品があり、その最も成功した例は、『フェードル』である。二度もパリで、日本語でフェードルを演じた、他に類例の無い経歴の後藤加代を招いて、『フェードル』の「さわり」の部分を、渡邊と共に読む。
3回目(1月17日)は、一年間の総括として、「演出家の世紀」とも呼ばれた二十世紀のその後半で、単に「言葉の演劇」だけではなく、「オペラ」と「ダンス」の領域で、最も目覚しい変化が体験された。大学院長である浅田彰先生にお越しいただいて、森山教授の司会で、渡邊と対談をしていただく。いずれの回も春秋座における「公開レクチャー」であり、18時開始である。
[入場無料だが、予約制]

渡邊守章
(舞台芸術研究センター プロデューサー・演出家)

ラ・ボエーム稽古レポートVOL.2

8月 24日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。

我が家で飼っている鈴虫達が鳴きはじめました。最近は夜も冷え込んできて秋の気配を感じ始める今日この頃…。
しかしそんな冷え込みを忘れるくらい、「ラ・ボエーム」の稽古は益々熱さを増して行われています!今回は上田が皆様に稽古の様子をお伝えさせていただきます。



熱のこもった演出・指導をされる岩田さんと真剣な眼差しのコーラスの皆様


マエストロ牧村氏の美しい所作にうっとり…///


ムゼッタとマルチェッロの修羅場に息をのんでしまう程の緊迫した空気が流れる
(3日出演 ムゼッタ役の柴山さんと4日マルチェッロ役で出演の東さん)



ミミに寄り添うロドルフォの姿に思わず涙…
(上段 3日出演 ミミ役の川越さんとロドルフォ役の村上さん)
(下段 4日出演 ミミ役の稲森さんとロドルフォ役の清原さん)

岩田さんが登場人物ひとりひとりと向き合い、熱のこもった演出に圧倒されてしまいました。岩田さんの演出が斬新だといわれる理由がなんとなくわかった気がします。
また時には厳しい意見も飛び、こちらも自然と身が引き締まりました。

また私は初めてオペラの稽古に立ちあせていただきまして、ソリストさん達の歌声に鳥肌が立ってしまいました。稽古なので声量など加減はされているのですが、「稽古でこの歌声!?本番はもっと凄いの!?聴きたい!!」と私が楽しみで仕方がないです!
言葉が判らずとも今でも感動が伝わってくるのに、字幕が付くと更に感動が増す!ハンカチなしでは観られない事必至です!

ご報告が遅くなりましたが、
8月11日に行われた第15回松方ホール音楽賞選考会におきまして4日ムゼッタ役で出演の古瀬まきをさんが松方ホール音楽賞を受賞されました。
おめでとうございます!!\(^o^)/

8/18「ラ・ボエーム」制作記者会見にて、ムゼッタに対する思いを熱く面白く(!?)語る古瀬さん

記者会見の様子は映像アーカイブにアップする予定です。
出演者の熱い思いを感じていただき、公演をお楽しみ下さい!

上田

今日はニャンの日パート⑤ 夏のニャニャン

8月 22日, 2011年
カテゴリー : 今日はニャンの日 

こんにちは。

マラルメ・プロジェクトIIが先日無事終わり、
安心感とともに、ある種のemptinessを感じている、
制作助手ツカモトです。

さてさて、夏休みがもう少し先の私の日々の楽しみはやはり!
ニャンコたち!

久々、ツカモトの今日はニャンの日パート⑤です!
(しかし、上田さん宅のミミちゃんはかわいいですねぇ)

おや?ププイ君かわいい顔してどうしたの?

あっ!コラコラ何をしてる!

ジャマすんなよぉー。

あーーーー、コレコレ!!!!

世は満足じゃ。

と全くもって、こまっちゃいます。
密か~~~に、ひっかけて遊んでます。

でもこんな目で見られちゃ、
許しちゃいますね~。

そして、オマケ①のトリックアート的なミラコちゃん。

冷蔵庫の上で横になってるんですけど、
不思議な画にですよね!

オマケ②は、ばてるペトチ。

暑いのになぜか、じゅうたんの上でボンヤリ、、、。

今後は是非動画をあげられたらなー、と
どんどん暴走しつつあるツカモトですが、
皆さまどうぞ、やさしい目で見守ってやってください。

皆さま、もし疲れている人を見かけたら、
かわいいネコちゃんに癒されて!と
当ブログをご紹介くださいませ、、、!

ツカモト

kohibumi concert 恋文コンサート

8月 21日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

大嶋です。
最近少し涼しくなってきましたね。でも夏が終わっていくのって、なんだか寂しさも感じます。
この土日は京都市内では地蔵盆をしているところが多いのではないかと思います。私は関東の人間なので馴染みがないのですが、町内会のお祭りみたいで楽しそうですね。地蔵盆の風景も、なんだか夏が去り行く雰囲気があって物悲しさを感じます。

夏が去って、秋には剣幸恋文コンサートが開催されます。先日兵庫で行なわれた同コンサートに私行って参りました。

ピアノの演奏と、剣さんの歌・手紙の朗読・トークの約1時間30分。上演時間のほとんどを剣さんお一人で進められるのですから、ものすごいエネルギーだなと、感心するばかりです。

誰もが感じる、人と人とのつながりであったり、心のぬくもりを丁寧に歌や朗読を解して紡いでいって、心の栄養剤になるような、観賞後には元気になる、そんなコンサートでした。また、合間のトークも本当に面白い!絶妙です。

ちょっとお疲れな方々には特にお勧めのコンサートです。ぜひご来場下さい!

大嶋

ラ・ボエーム稽古レポート

8月 18日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

 大嶋です。夏休みいかがお過ごしですか?
春秋座はお盆中に2公演終え、9月、秋の公演へと向かっていきます。好演目目白押しなのでご期待下さい。

さて、そのお盆の2公演の前に、9月に行われます歌劇「ラ・ボエーム」の稽古が行なわれまして、そのレポートをします!

まず稽古始めに、演出の岩田さんより今回の作品意図の説明がありました。熱心に聞き入る出演者の皆様。

合唱の出演者の方々も含めて、動きの確認です。

みんなで楽しいお昼ご飯です。学食を利用されました。この日も暑かったので冷やしうどんなど冷たいものを食べる方多かったですね。

お食事後はカフェにてジェラードを購入。
早く来ないかと待っている村上さんの表情がナイスです。

少し見づらいですが、ジェラード片手にご満悦の(左から)萩原さん、副指揮の杉原さん、片桐さん

さてさて稽古に戻りまして、花道を使って練習しております。今回の作品の大きな特徴である、花道や劇場全体を使っての作品作りが行なわれています。
どんな風になるか…見てのお楽しみです。

また、後日に稽古レポートをします!
お楽しみに!

大嶋

ついにこの日が来た!

8月 13日, 2011年
カテゴリー : 過去の情報(~2016.3) 

こんにちは。ツカモト(制作助手)です。
お盆ですね、、、。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか??

さて、そんな世の中のお盆ムードとは関係なく着々と進んでいるのが、
マラルメ・プロジェクトII『イジチュール』の夜!!!

明日、14日の本番を控え、ついに全メンバーが春秋座に集結いたしました。

普段あまり見ることができない、
ハイスペックなカメラ、プロジェクター、
もちろんピアノも舞台上に搬入され、
いよいよ本番だなという雰囲気です!

公演は、明日一度きり!
今までいろいろ書いてきたので、もう、うんちくは言いません!
本当に鳥肌のたつ舞台です。

是非、劇場の空間で、マラルメ・プロジェクトIIを体験してください!
皆さまのお越しをお待ちしております。

ツカモト

My Roots…

8月 08日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

みなさまこんにちは。
残暑お見舞い申し上げます。
最近インコのおチビさんがやって来てさらに賑やかな我が家です。

日本生まれの彼(まだヒナなので性別がわかりませんが…)ですが、先祖の故郷は遠く離れたオーストラリア。そこには野生のインコも多くいるそうです。
一度訪れてみたいと思う今日この頃…
あ、南半球だから季節は冬かしら~避暑には最適(?)ですね。

さて今日は、好評発売中の加藤健一事務所vol.80『詩人の恋』のストーリーをより深く、
ご紹介したいと思います。

アメリカでかつて神童と呼ばれたスティーブン(畠中洋)は、音楽の壁に突き当たりピアノが弾けなくなったためクラシック伴奏者への転向を考え、ウィーンのシラー教授のもとにやって来る。しかし、彼に紹介されたのは、ピアノは下手くそで、声楽家としても峠を過ぎたマシュカン教授(加藤健一)
マシュカンはピアニストであるスティーブンに、シューマンの連作歌曲『詩人の恋』を全編歌いこなすことを課題とした。“ピアニストが何故、歌を?!”と強く反発するスティーブンは、嫌々ながらも歌のレッスンを始める。
教授の反ユダヤとも思える発言や個性的な考えに全く理解をしめさないスティーブンだが、やがてマシュカンの熱い音楽への愛に次第に自らの音楽の心をつかみ、互いに閉ざしていた心を開いていく…

ある日、スティーブンはユダヤ人であることを告白し、第二次世界大戦中にユダヤ人強制収容所が多く存在したダッハウに向かう。しかし収容所の跡には、白く美しく塗られた建物とドイツ語で書かれた説明文があるだけ。「修復じゃない隠蔽だ」とスティーブンは怒りに震える。
そして、その経験と怒りをマシュカンにぶつけた日、マシュカンの秘められていた過去があきらかになり…

この物語は人と人との出会いから始まり、芸術、人種、歴史、時代の問題を孕み二人の心を繋ぐドラマへと発展していきます。
スティーブンが向き合った歴史と、マシュカンの秘めた過去。
最後にどう繋がるのか…
劇場でぜひ確かめてみてください。

私もたまにはご先祖様の歴史に触れてみようかしら。
もうすぐお盆ですね。

ツチヤ

笑いあり涙あり…剣幸 kohibumi concert in KYOTO

8月 07日, 2011年
カテゴリー : 過去の公演 

皆様こんにちは。上田でございます。
先日、真夜中に何かボリボリと音がするな…と夢うつつに思っていたら自分の足を掻いている音でした(-_-;)
片足だけで5箇所は蚊に刺されてしまい、おかげで翌日は寝不足でした(-_-;)

さて、私の戯言はそこそこにして
皆様にご紹介します公演は、本日情報解禁となりました
『剣幸 kohibumi concert in KYOTO』

kohibumi concert<恋文コンサート>は、元宝塚男役トップスター剣幸による様々な恋文と、そこからイメージされる歌のコンサートです。
2005年の富山初演から、東京、山形、兵庫と各地で好評をいただいているkohibumi concert<恋文コンサート>が、ついについに京都初登場!!
剣幸さん自らが選曲をし、伝える、感情あふれる言葉の数々を、世代を越えて愛される名曲とともにお贈りします。

そこで私は昨年の公演の映像を鑑賞させていただきました。
「朗読と歌のコンサート?」正直観るまでは想像がつきませんでしたが、見るうちに剣さんの豊かな表現力と素晴らしい歌唱力で、その恋文の世界に引き込まれていました。
恋文の内容と歌詞がリンクし「うん、うん、そうだよね。」と共感を覚え、目頭に熱いものがジワリと溢れ出ました。
しかし涙ばかりではなく、思わず笑みがこぼれてしまう手紙や剣さんの面白いトークで笑いに包まれ、ノリノリの曲には合いの手が入り会場が一体となり、「あぁ、人はこんなにも感動することができるんだ。」と観た後はとても清々しい気持ちになりました。

今のこの想いが、この気持ちが私の拙い文章では伝えきれない!
胸の奥からジーンと来るこの感情をぜひ皆様にも感じていただきたい!!
百聞は一見にしかず!老若男女どなたも楽しめるコンサートをどうぞご期待ください!
今後も少しずつこのブログで紹介していきますね。

上田

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