こども芸術学科

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2019年7月12日  イベント

【特別講義】「子どもデザイン教室」和田隆博先生

親と暮らせない子どもに、デザインの力を通して、未来を切り拓くことを教える「子どもデザイン教室」代表理事の和田隆博先生にお越しいただきました。

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和田先生は、長年グラフィックデザイナーとして活躍されていました。現在は、親と暮らせない子どもの学習支援・学資支援・養育支援の取り組みを行っています。

(1) 学習支援:創作活動を繰り返すことで、幼少期から長期的に自立する力を育てる「子どもデザイン教室」
(2) 学資支援:子どもたちと作ったキャラクターを企業に販売し、自立資金を貯金する「子どもデザイン基金」
(3) 養育支援:〈暖かなごはんと夢みる未来〉をテーマに、6人の子どもを育てる「こどもサポートホーム」

 

親と暮らせない子どもは、児童養護施設や里親宅で生活し、18歳になったらそこを出ていきます。何の支援もなく、18歳で、家族の支援もなく、いきなり1人で生活しなければならない、ということになります。

 

「子どもデザイン教室」の、「子どもデザインレッスン」では、1年のカリキュラムのうち、前半は、1つのキャラクターを考え、デザインします。その後、商品を作り、商品パッケージの値札もデザインし、年末のバザーで商品を販売、その収益を子ども自身の自立支援金とます。

また、「子どもキャラレッスン」では、こどもがデザインしたキャラクターを企業が採用し、その利益の25%を子どもの自立資金にし、残りの75%を「子どもキャラレッスン」の費用にします。採用されたキャラクターは、名刺や企業の商品パッケージに使用されています。

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特別講義の中で、子ども達に、わかりやすく考え、議論することを教えるために、さまざまなゲームを実践している、というお話がありました。例えば、みんなで、動物の名前が書かれたカードを引き、動物の絵を描く。それを各々で壁面に貼り、自分が描いた絵について、使った色や形、特徴などを相手に話す。話を聞いた人は、その絵がどれかを当てればポイントが入るというもの。これは、相手に伝える、というプレゼンの初めの第一歩の練習につながります。

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また、活発に議論してもらうために、陣地取りゲームの要素を取り入れて「議論の視覚化」を行うことを意識したゲームなども実践しているそうです。(「今日のおやつの時間に食べたいもの」というテーマで、4人で議論を行い、相手のプレゼンを聞いて、自分のいいと思った陣地に付箋を貼っていく。たくさんの付箋を獲得した人の勝ち。)

 

そして、デザインでの支援はもちろん、「こどもサポートホーム」という小規模住居型児童養育施設を立ちあげ、現在6人の子ども達と生活されているそうです。

 

和田先生が、現在の取り組みについてお話してくださる中で、今まで出会った子ども達との対話や、エピソードを語ってくださいました。その中で特に印象に残ったのが、以下のエピソードでした。

「あるときね、小学生4年生の女の子が「どうして生まれてきたんやろ」と言ったんです。その言葉を聞いて、小学4年生でこんなことを考えている子どもがいる。そういう子が「生まれてきてよかった」と言えるようにしていくために、これからも支援していきたいと思ってるんです。」

 

和田先生は、デザインを通じて、子どもの支援を行っています。こども芸術学科には、芸術を通じて、こどもに寄り添うことができる学生がたくさんいるので、その力を持って、子ども達がよりよく暮らせる活動に役立てていけることを願っています。

 

■オープンキャンパスのお知らせ■■■■■■

入試対策オープンキャンパスは7月20日(土)7月21日(日)に開催します。詳細はコチラ

13学科のブースが設置され、出入り自由となっており、こども芸術学科では石鹸つくりワークショップも行っています!

AO入試対策として、是非お越しください。

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2019年7月11日  イベント

「一日体験入学」が開催されました!

先週末に、「一日体験入学」が開催されました。

こども芸術学科では、七夕をモチーフに、オノマトペを使って見立て遊び、制作を行いました。

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///オノマトペとは////////////////////////

擬音語、擬声語、擬態語のことを言います。「ドカーン」「わんわん」「キラキラ」など。もともとはフランス語で、日本でそのまま「オノマトペ」という言葉で使われています。日本語では、辞典などで紹介されているだけでも約5000語あるそうです。

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七夕をテーマに、「ぱっぴぷっぺぽん」「ばびばび」「るるるるる」など、耳なじみのないオノマトペから想像を膨らませ、「星」の制作を行いました。教室外の庭に、ビニール袋に小分けにした材料を置き、自分で見つけた材料で、楽しく制作してもらえるように、環境設定を行いました。

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面白かったのは、同じ言葉を選んでいても、全く違う表現になったり、逆に、似たイメージや、共通点が見られる言葉があったことです。例えば、「ぱっぴぷぺぽん」をモチーフに制作した人は、言葉の響きのポップな感じを意識して、出来上がった形が違っても、どこかカラフルという共通点があったり、「ばびばび」を制作した人は全く違う形になていたりしていました。それぞれが言葉から受けた印象を表現しながらも、そこにストーリーがあったり、擬人化されたキャラクターになったりしていて、とても面白かったです。

 

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

(大塚:スタッフ)

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2019年7月4日  イベント

【特別講義】おもちゃ・こどもの環境 岩城敏之先生 

2019年度、こども芸術学科は「玩具・おもちゃ」をテーマに、様々な方面で活躍される方をお呼びし、特別講義をしていただくという取り組みを行っています。

先日、第2回目の特別講義が行われ、ゲストとして、宇治市にある絵本と木のおもちゃの専門店「キッズいわきぱふ」代表の岩城敏之先生にお越しいただきました。

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[ゲスト]

岩城敏之(絵本と木のおもちゃの専門店「キッズいわきぱふ」代表)

[プロフィール]

絵本とヨーロッパの玩具を研究後、1987年「えほんとヨーロッパおもちゃの店ぱふ」開業。現在(有)キッズいわき代表。読売新聞子育応援団メンバー(子育てコラムの連載と講演)、活字文化推進会議講師(財)出版文化産業振興財団(JPIC)読み聞かせサポーター養成講師子。子どもの遊びの環境や、玩具・絵本について、保育園・幼稚園・児童館などの職員研修や保護者向けの講演の講師として、全国を飛びまわっている。

今回は、おもちゃと、こどもの環境について学ぶ、ということで・・・・前半は、とにかくたくさんのおもちゃで遊ぶところからスタート!

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積み木あり、カードゲームあり、とにかく多種多様な遊びを順番に行いました。教室のあちこちで歓声が上がり、特にゲームをしている場所はかなり白熱していました。

後半は、おもちゃと子どもの環境のかかわりについて、お話いただきました。

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お話の中で、おもちゃを充実させ、子ども達が遊びこめる環境づくりを行っている園の、映像を見せていただきました。その園では、こどもをただ単に「遊ばせる」のではなく、環境を整えておもちゃを配置し、保育者が遊び方を子どもに教え、子どもがおもちゃ遊びに集中できる環境づくりを行っていました。お昼ご飯の時間は、グループごとに交代でとらせ、集中して遊んでいる子どもはそのまま遊びを続けられるように配慮していました。(このような特殊な取り組みをしている園はごく少数です。)

おもちゃで「遊びこむ」事によって、子どもの集中力が高まり、また、探求心や自発性、を育むことにもつながるのだそうです。今回の講義で学生たちは、「おもちゃ」そして「おもちゃと環境」についてさらに考察を深めることができたのではないでしょうか。

岩城先生には、おもちゃと子どもの環境についてのお話、ご自身のおもちゃの研究と子育てに至るまで、幅広いお話を聞かせていただきました。また、本当にたくさんのおもちゃをお持ちいただき、ありがとうございました!

(大塚:スタッフ)

■オープンキャンパスのお知らせ■■■■■■

次回の体験授業型オープンキャンパスは7月7日(日)です!

こども芸術学科は「見立て」をキーワードに、AO入試対策ににつながる授業を行います。

詳しい授業内容はコチラ

体験授業のお申し込みはこちら

 

また、入試対策オープンキャンパスは7月20日(土)7月21日(日)に開催します。

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AO入試対策として、是非お越しください。

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2019年6月14日  イベント

【特別講義】木工エンターテイメント ナルカリ先生 その2

あちこちで、色とりどりのアジサイが花を咲かせ、雨の日の外出が少しだけ楽しみな今日この頃。

前々回のブログに引き続き、5月31日(金)に行われたナルカリ先生の特別講義をご紹介します!

==ゲスト情報のおさらい================ 

[ゲスト]

ナルカリ(ナルカリクラフト代表)

[プロフィール]

1968年大阪府生まれ。大阪芸術大学で美術学科木版画を専攻、デザイン会社に勤務などを経て、妻の実家の木曽に移り住む。そこで木工に出会い、長野県立技術専門学校の木工科に入学し、家具作りを学ぶ。1997年にナルカリクラフトを設立。

テレビ東京「TVチャンピオン~木のおもちゃ王選手権」の出演がきっかけで、電動糸ノコのトップブランド、株式会社ユタカから様々な協力を得ることとなり、独自のクラフトエンターテイメント分野(糸鋸寄席や糸鋸寿司など)へと、その活動が広がる。現在は、自作の木のおもちゃを使用したアニメーション制作も行っている。

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特別講義前半で、「糸鋸寿司(いとのこずし)」のパフォーマンスをしていただき、教室は大盛り上がりでした。木曽に移り住んだことにより、木工と出会ったナルカリ先生。木工のの表現を使って、もっと面白いことをしたいと思うようになり、おもちゃ制作や、パフォーマンス、アニメーション制作など、表現の幅を広げていったとのこと。

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先生が手作りし、実際に販売されているおもちゃを触らせていただきました。

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面白いビジュアルを意識して制作されたというおもちゃは、かなりインパクトがあります!手に取って、どうやって遊ぶんだろう、と話している学生たちや、マリオネットを動かす学生、パズルを楽しむ学生など、みんなおもちゃに夢中になっていました。

そして・・・なんと!ナルカリ先生から全員にプレゼントが!糸鋸で切り抜いた動物!しかもたくさんの種類です!

みんな、よかったですね~。

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その後、プレゼントしていただいた動物を使って、グループで即興でお話をつくり、発表を行いました。

考える時間は15分ほど。特製の枠を使って、スクリーンに投影しながら即興の劇が始まりました。

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15分でまとめた話ですが、アドリブも入れつつどんどん話が進み、演じる側も、見る側も笑いが起こっていたのが印象的でした。最後に、ナルカリ先生が、木のおもちゃを使って制作したアニメーションを見せていただきました登場人物、舞台セットの細部まで作りこまれており、学生からは、おもちゃの人形の表情や、動かし方、ストーリーに引き込まれた、という感想があがっていました。

「今ある表現をもっと面白くしたい、人に伝えたい」という思いで活動されているナルカリ先生の講義を聞き、学生たちも創作意欲を刺激されたのではないかと思います。ナルカリ先生、本当にありがとうございました!

■オープンキャンパスのお知らせ■■■■■■

次回の体験授業型オープンキャンパスは7月7日(日)です!

こども芸術学科は「見立て」をキーワードに、AO入試対策ににつながる授業を行います。

詳しい授業内容はコチラ

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また、入試対策オープンキャンパスは7月20日(土)7月21日(日)に開催します。

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2019年6月10日  イベント

体験授業型オープンキャンパスが行われました!

 

6月9日(日)体験授業型オープンキャンパスが開催されました。

こども芸術学科では「かたちと大きさ、「こどもの世界のイラスト」とは?」というタイトルで授業を行いました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!

 

今回のイラストのテーマは「ゾウ」。

まず、参加者に「自分のイメージで描くゾウ」をテーマに、1枚目のイラストを描いてもらいます。

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その後、写真を使って実物のゾウを観察し、耳や鼻、目、足の形や質感についてどう思ったか聞いていきます。

「耳の形が思っていたものと違う」「肌がカビカビしている」「足が意外と細い」などの感想が出てきました。

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写真を見た後は、子どもの視点から見たゾウのイメージを見てみよう。ということで、いろいろな絵本に描かれているゾウを観察しました。絵本に描かれているゾウは二本足で立っていたり、体がカラフルだったり、鼻がとても長かったり。物語に合わせて様々な形にデフォルメされていました。

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絵本を見た後、「4歳の子どもに宛てたイラスト」というテーマで2枚目のイラスト制作を行いました。2枚目のイラストは、ゾウの形や色の表現が変わり、さらにイラストの中にストーリーが加わっていました。

 

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対象を明確にし、その対象に寄り添う表現をすることによって、自分がイメージしていた「ゾウ」とは違うイラスト制作が体験できたのではないでしょうか。

 

次回の体験授業型オープンキャンパスは7月7日(日)です!

こども芸術学科は「見立て」をキーワードに授業を行います。

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また、入試対策オープンキャンパスは7月20日(土)7月21日(日)に開催します。

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