2013年6月
2013年6月29日 イベント
大学の授業ってどんなかんじ?
パンフレットやホームページをみても、いまいちわからない・・・
そんなみなさんに!授業公開オープンキャンパスのお知らせです。
アートプロデュース(ASP)学科でおこなわれている授業をそのまま公開するので、
普段の雰囲気を体験することができますよ♪
授業をうけている先輩にも会えるので、気になることがあったら授業後に色々質問してみてください!
▼昨年の様子
7月7日(日)ASP学科 授業公開の時間割
1限目 日本絵画の諸相(美術史3)田中先生
9:00~10:20 人間館4階NA402教室
古代から近現代までの日本絵画のなかに描かれた人物の「顔」に注目し、各時代の表現にはどのような特徴があるか、そこには作者のどんなメッセージが込められているかを考えていきます。
2限目 地域とアート(アートプロデュース論1)山下先生
10:40~12:00 人間館4階NA408教室
「地域とアート」をテーマにアートによる町づくりを多様な視点から学んでいます。特に「アーティストやクリエイターがその町にくる、住む」ことで起こる現象を、創造都市論などの理論面からも検証しています。公開授業となるこの日は、日本の様々な地域から来ている学生たちが、自分の地域を魅力的にする《Just do it!(ちょっとやってみようか)企画》を発表します。
3・4限目 ACOP「見ることの諸相」(芸術表現演習1)福先生
13:10~16:10 人間館4階NA401教室
<神経心理学のスペシャリスト、佐藤宏道先生登場!>人はどのように光を「見る」のでしょうか?不思議なものの見え方(錯視)はどうして起こるのでしょうか?私たちはアート作品に何を見ているのでしょうか?逆さメガネを使った実験を交えながら、「見るということ」をみんなで考えていきます。
佐藤先生の授業紹介PDFはコチラ
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2013年6月28日 ニュース
青森県立美術館で働く高橋洋介さん(本学科09年度卒業)がご担当された
「すばらしい新世界_再魔術化するユートピア」展が6/15(土)より開催されています!
(青森県立美術館HPより)
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会期【第1部】2013年6月15日 (土) – 9月1日 (日)
【第2部】2013年7月28日 (土) – 8月25日 (日)
会場【第1部】常設展示室G,O,P,Q
【第2部】コミュニティギャラリー、構造体 (常設展示室G横)
休館日 6月24日(月)、7月29日(月)
入場料 一般500(400)円、高大生300(240)円、小中生100(80)円
※7/6 – 9/1は「夏休みこども美術館デイ」により小中生無料
※( )内は20名以上の団体料金
※心身に障がいがある方と付添者1名は無料
チラシはこちら
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2013年6月27日 ニュース
卒業生の山城大督さん(05年度卒業)がアサヒ・アートスクエアのアーティスト支援事業「Grow up!! Artist Project[グローアップ・アーティスト・プロジェクト]2013」のサポート・アーティストとして選ばれました!
グローアップ・アーティスト・プロジェクトとは?
すでに発表実績のあるアーティストが自らの表現ともう一度向き合い、多角的な視点からじっくりと「考える」機会を提供するプロジェクト。「考察を深めた い」、「新しいことにチャレンジしたい」、「専門家の意見を聞いてみたい」……など。アーティストが、自身の表現の探求と新たな発想の手がかりを つかもうとするプロセスをサポートするのが、本プロジェクトです。サポート・アーティストには、AAS 会場の無償提供、AAS主催事業への招待、表現について考察を深めるための機会の提供などの支援[40万円]をおこないます。本プロジェクトは、アーティ ストが自らの表現に向き合い「考える」ことをサポートしているため、展覧会や舞台公演といった具体的な成果発表を必ずしも求めません。この機会にどのよう なことを「考え」、次なる表現へとつなげていこうとしているのかを報告していただきます。なお、報告会は一般公開で開催します。
詳しくはこちらから
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2013年6月26日 学生紹介
~博物館実習報告2013 4回生佐伯香菜~
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佐伯香菜(ASP学科4回生)
実習場所:山口県立美術館
実習期間:2013年6月11日(火)〜17日(月)
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私の出身地である、山口県山口市の山口県立美術館(以下、山口県美)で博物館実習を行いました。主な内容としては、職員の方による講義と、実習生が一つ作品を選んで行うギャラリートーク、週末のワークショップのサポートを行いました。
山口県立美術館の取り組み
複数の職員の方々から「山口県美(歴史、特色等)について」「展覧会の企画について」「美術館の収集活動について」「美術館の保存修復について」「美術館の教育普及について」「地域における美術館の役割について」といった講義をしていただきました。職員の方々の美術館に関する、長期的で細かな取り組みにとても感心させられました。例えば、実習期間中に行われていた展覧会『ナント美術館名品展〜フランス近代美術の輝き〜』は、他にも4つの美術館で開催される巡回展でした。しかし、山口県美では巡回展をただの展示のハコとなって受け入れるのではなく、多くの独自のイベント(音楽会、フランスのスイーツ食事会)を行ったり、ショップの商品を開発したり、キャプションや展覧会の説明文などを、見やすいように考え直しているそうです。そうすることで、山口県美なりの展覧会への深め方が出来たり、美術館に興味のなかった人が来館するきっかけとなったり、誰にでも作品鑑賞が気楽に出来たりするのではないかと思いました。
また、当たり前のように館内にあるショップやカフェ、17時までという開館時間も職員の方の地道な努力によるものだと知りました。これも、美術館に気軽にきてもらって、展覧会を見てもらいたいという思いが生んでいるのだと感じました。過去に行われたリニューアル工事では、以前は奥まっていた入り口を少し前に出すということがされました。このような積み重ねが「入りやすい」空気感をつくっていくのだと知り、本当に感動しました。
普段と違う場での自分
芸術大学という空間で過ごしていることが、世間からは敬遠される存在であるのではないかと、悲観することが多かったのですが、 美術館という場で一生懸命に美術館を良くしようとする職員の方々や、ワークショップに参加される方々や、実習生達と共に過ごすうちに、美術や、美術に携わろうとしている自分の立場は、この世の多くの分野の一部でしかないのだ、と実感することができました。また、様々な分野に携わる人々が、皆共通の言語を探し続けているのではないかという認識も生まれました。自分の研究内容を他大学の人に話したり、他大学の人の研究内容を聞いたりしたこともとても新鮮な体験となりました。
また、館内の一作品を選んで、職員の方々の前でギャラリートークをする機会もありました。自分だからこそ出来ることはないかと考え、1回生の時に授業で実践したACOP(対話型鑑賞法)を試してみることにしました。しかし、対話型鑑賞法を実践するのは約2年ぶりであり、実習先にACOP経験者もいない状況でした。期間内に出来るだけ準備をして、実際行なってみると、緊張やあせりや練習不足ということもあり、あまりうまくはいきませんでした。ですが、終わった後に「普段こんなことやってるんだね。とても楽しそうだったよ」と実習生の人に言ってもらえて、頑張って挑戦して良かったと思いました。また、他の実習生の方々も、それぞれ工夫して作品をわかりやすく説明していて、大変勉強になりました。
実習生の立場と見られ方、心構えについて
私は実習生として美術館で1週間お世話になりました。しかし、実習生といっても、お客様から見れば、美術館職員と変わりありません。博物館実習生は、資格取得過程の一部ではありますが、社会に出る訓練でもあると思いました。
今回、私はこの「立場とみられ方」という部分が曖昧になってしまったと思います。職員の方々からはどう見られていたのか、お客様からはどう見えていたのかという部分をもっと意識すべきでした。今回の経験を忘れずに、社会に出た時に活かしていきたいと思います。
これからに向けての抱負
美術館や美術というものに、近寄り難さを感じていた時に、美術がより日常に近い部分にある山口情報芸術センターとBEPPU PROJECTにインターンシップで行かせてただいきました。(過去の報告記事はこちらから)
しかし、様々な工夫をしている美術館を訪れたり、今回山口県美で実習を行っていったりする中で、美術館の全てが「近寄りがたい」とは、言い難いのではないかと気付きました。どこで美術の普及活動が行われているかということだけではなく、何が行われているかということが重要なのではないかと改めて考えるようになりました。
今回の実習を通して、今までよりさらに「美術を多くの人々にどのように普及することができるか」ということに興味がわきました。今後、さらに多くのこのような施設、団体の現場を実際に見に行きたいと思いました。
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2013年6月24日 ニュース
「もう一つの」世界を創りだすための社会起業家の国際的ネットワークHUB。その京都版HUB Kyotoが先日正式にオープンしました。ASP学科の熊倉敬聡先生が、その立ち上げ・コアメンバー として活躍しています。
HUB Kyotoは、社会の変革/人間と環境との関係の変革/自己の変革が三つ巴となって、21世紀的Art of Livingを実現していきます。今後、ASP学科、ないし京都造形芸術大学本学の学生や教員とも、芸術の世界を超えたコラボレーションが期待されます。
オープニングの様子が京都新聞に掲載されました。
内容はこちらをご覧ください→◎
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