アートプロデュース学科

2013年11月

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2013年11月6日  学生紹介

インターン報告:公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団

3回生の馬場夏海さんが兵庫県の公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団にインターンに行ってきました。
レポートを紹介します。

 

 

 

 

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アートプロデュース学科3回生 馬場夏海

実習期間:2013年5月24日(金)から10月23日(水)

実習先:公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団

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馬場L

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、5月から9月半ばまでの約4ヶ月、伊丹市文化振興財団の職員である中脇健児さんのもとへインターンシップに行ってきました。中脇さんは、伊丹のまちを舞台に、市民の人たちと関わりながら多様なプロジェクトを展開しています。インターンの間、中脇さんの隣で仕事のアシスタントをさせてもらいながら、さまざまなまちづくりの現場を見ることができました。

 

 中脇さんとの出会いは、私が1年生だったときの授業の講師としてお世話になったことがきっかけです。中脇さんの仕事に興味を持った私は、実際に伊丹へ行き、彼がプロデュースする「伊丹オトラクの1日」というイベントのスタッフとして何度か関わるようになりました。そこでは、主婦もサラリーマンも学生も商業者も行政も‥異なる立場の人たちが遊び心をもって主体的にイベントに関わっていていました。私はこの伊丹の人の関係や雰囲気にとても惹かれ、イベントの仕掛け人である中脇さんの仕事や取り組みをもっと知りたいと思い、インターンを志願しました。

 

 このインターンでは、今年で8年目となる「鳴く虫と郷町」というイベントを中心に関わらせてもらいました。「鳴く虫と郷町」は伊丹市昆虫館とのコラボレーション企画です。文化財の町家や酒蔵に加え、カフェや美容室、銀行など街中の至るところに竹の虫カゴや壷に鈴虫といった秋の鳴く虫を入れて、虫の音を愛でる江戸時代の楽しみ方を再現しています。

 

 具体的な仕事としては、ビラの情報収集・校正から、市役所へ広場利用の手続き申請、協賛金のお願い、各協力店舗へのご挨拶、機材や荷物の搬入出の段取り、SNSを使った情報発信、虫のエサ交換…言い出せば切りがないほどの量です。当然、「鳴く虫と郷町」以外にも何件もの仕事が同時進行しているので、それも中脇さんはこなしていきます。1日中頭も体もめいっぱい動かして、私はついていくのに必死でした。

 

 そうやって中脇さんと行動を共にしていて一番感じたことは、ひとつのイベントが本当に沢山の人の思いやりや努力によって成り立っているということでした。さらにそこには、まちの人たちの、中脇さんの、人と向き合う真剣な姿があったように思います。時には意見の食い違いでぶつかることもありましたが、お酒を酌み交わしたり、終電を逃して家に泊めてもらったり(笑)‥もはや仕事の枠を超えた、ひとりひとりの人間としてのつながりこそが、ここまでイベントが長く続いてきた理由の一つではないでしょうか。

 

 4ヶ月とインターンにしてはロングランでしたが、時間をかけて伊丹の人たちと関わることで、人と向き合うことの大切さ面白さ、そして真剣さを学ばせてもらいました。中脇さんをはじめ、緊張と不安でいっぱいだった私に対して優しく接してくださった伊丹の人たちには、本当に感謝しています。これからも伊丹の人たちとは関わっていきながら、伊丹で教わったことを私なりに活かしていきたいと思います。

 

 

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2013年11月4日  学生紹介

インターン報告:株式会社ゴードー

3回生の中村敬亮くんが京都の株式会社ゴードーにインターンに行ってきました。
そのレポートを紹介します。

 

 

 

 

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アートプロデュース学科3回生 中村敬亮

実習期間:2013年6月3日(月)から7月8日(月)

実習先:株式会社ゴードー

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中村L

大阪文化館・天保山 『水木しげるの妖怪楽園』垂れ幕

 私は株式会社ゴードーさんのもとで研修させていただいた。株式会社ゴードーさんの仕事は美術館や博物館の展示品の展示企画、展示什器制作、展示会場設営、ポスターのデザインや看板の作成など、多岐にわたる種類の仕事を仕立てるように行っている。その中で、今回私は美術館の展示会場の壁面の作成や美術作品を展示するための展示台の作成、企画展の搬入、搬出、ポスターの水張りなどをさせていただいた。

 

 今回のインターンでは作業の正確性とスピードさらにどう仕立てるかを考えさせられた。場合に応じて一ミリも誤差があってはいけない展示台を作らなければいけないときがあれば、スピード重視で大量に作らなければならないときがある。もっと重要なことは、今作っているものをどのように作り上げていき、仕立てていくか。今回の自分の立場で言えば、ひとつの企画を仕立てる人が仕立てるために行う必要のある作業を、いかに仕立てるかだったと思う。

 

 例えば、ある展覧会の搬入作業をしたときの話。そこの現場はとても慌ただしく、各展示スペースで大勢の方が作業していた。自分は何をしようかと作業現場であたりを見渡すと、ひとつの作業が開始されようとしていた。その作業は広い会場の中で行われていて、何か大きな台のようなものを複数繋ぎあわせていた。その台が何に使われて何の目的でここに設置するかはわからなかったが、その場所に大きな台を複数繋いで設置するということだけは状況や様子から想像できる。ただ何を作っておられたのかわからなかったので、それについて作業しておられる方に聞くと、何を作りたいかはわからないけどやっているとおっしゃっていた。それを聞いた時、わからないけど作業しているとはどういうことなのかと疑問に思った。

 

 しかし、後々考えてみると、その方のしている行為は企画を仕立てる人の作業を仕立てているのだなと感じた。そのときの状況は、搬入作業全体が遅れ気味で、ひとつひとつの作業を迅速に行わなければならないような状況だった。それもあってか、作業を指示する側の方からは「これを設置して」「それを2階に移動させて」という指示があり、それに従って人が動いている状況だった。何の目的があってその指示を受けているのかはわからないが、とりあえず指示に従って動いている状況だった。ただ、その状況でも周りで作業している方々はあたかもはじめから作業目的がわかっていたかのようにスムーズに淡々と作業をこなしていた。そこでは指示する側から求められる作業は、いったいどんな意味があるのかを想像して、それに対して求められる作業を自分がどう整えて仕立てていくかが必要とされていて、その仕立てる行為が求められていることや次の仕事に繋がっていくのかなと思った。

 

 

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2013年11月3日  学生紹介

インターン報告:NPO法人淡路島アートセンター

3回生の船越莉恵さんが兵庫県のNPO法人淡路島アートセンターにインターンに行ってきました。
レポートを紹介します。

 

 

 

 

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アートプロデュース学科3回生 船越莉恵

実習期間:2013年9月10日(火)から9月22日(日)

実習先:NPO法人淡路島アートセンター

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船越L

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2013年9月10日(火)~22日(日)の合計13日間、私は淡路島にある淡路島アートセンターにインターンに行かせていただいた。このインターンのお話は今年の5月からメールで先方とやり取りはしていたが実際現地に行くのは、インターン初日となった。そもそも、この淡路島アートセンターをインターン先に選んだのは、京都以外の地で今現在活動している団体であるということ。また、アートセンターという自分にとっては馴染みが少ない環境ということで何かしらの経験をつめるのではないかという期待もあったからである。

 

 はじめは、いろいろと緊張はしたもののアートセンターの皆様方がとても温かく向かいいれてくださったこともあり、徐々に環境には慣れていけたように思う。また実際の作業となったとき、アートセンターの方が今回インターンを受け入れるのが初めてということもあり、お互いが手探り状態のようなものもあった。しかし、何か言ってもらうのを待ってそのままというのではいけないので、何かできることはないかと探すようには心がけた。といっても、それをなかなか行動に移すことができずやきもきした日々もあった。なので、とりあえずは、自分に任されたものをちゃんとするようにした。

 

 具体的な活動内容は10月6日(日)から始まる淡路島アートフェステバルの準備となった。特にお世話になったのは沖縄からこられている作家の林さんがフェステバルのオープニングで行う「しばえもん狸と萬狸の八変化提珍行列2013」で使う人型提珍作りの作業だった。提灯作りでは一回生のねぶた作りの知識が役立つことになり、過去やっていたことはそれなりに無駄ではないと思わぬところで体感した。また作家の林さんはとても人柄がよく、何に対しても「いいね」というような方でまずは「やってみようよ」という感じにどんどんと構想を膨らませていくような方だった。そんな作家さんのことを理解したうえで、アートセンターの皆様も一緒に製作をしながらも、先のことを見据えた動きをしているのがとても印象的だった。

 

 今回のこの淡路島での経験は、私自身にとってとても貴重な体験になった。今まで知らなかったものを、知っていく中でまた新たな発見をするとともに、自身の経験のひとつとして今後にも役立てていけたらと思う。

 

 最後に、淡路島アートセンターの皆様をはじめ、淡路島でお世話になった皆様、ありがとうございました。

 

 

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2013年11月1日  学生紹介

インターン報告:株式会社アソシエイテッド・アーツ

3回生の辻口実里さんが東京都の株式会社アソシエイテッド・アーツにインターンに行ってきました。
レポートを紹介します。

 

 

 

 

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アートプロデュース学科3回生 辻口実里

実習期間:2013年9月30日(月)から10月11日(金)

実習先:株式会社アソシエイテッド・アーツ

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フィールドワークを楽しむ私

フィールドワークを楽しむ私

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私が伺った株式会社アソシエイテッド・アーツは東京を拠点にし、マンションやオフィスのパブリックアート、インテリアアートのディレクションを手がける会社です。

 

 今回は福先生が代表の等(ひとし)さまと20年来の友人ということで私を紹介していただきお世話になることになりました。

 

 研修を受けることが決まってから、会社から”インターン生へのミッション”と書かれた書類が届きました。内容は会社の業務を理解したうえでフィールドワークを通してアートワーク(作品)の情報「サンプル」(作家名・サイズなど)を収集し、データベース化すること。その事前準備として、研修前に2週間のスケジュール、目標サンプル数、目標3D数(作品を3D化するため)を練り、会社に共有するという課題がでました。私は普段からお金と予定はあまり考えていないので全く想像することができませんでした。研修中「想像では全く説得力も無ければ具体性もない。」と会社で言われた通り、スケジュールを考える前に実際に動き、どの作業にどれほど時間がかかるか試した方が良かったと後悔しました。

 

 研修が始まると早速一人でフィールドワークに行きました。4〜5時間ギャラリーをひたすら巡り、多いときには54軒も回りました。初めの2日間は作品の見過ぎで『帰る頃には美術が嫌いになるかもしれない』と思っていましたが、3日目を過ぎると作品を見た瞬間「どんな人がいる・どんな場所に・どういった展示をする」のかを考える余裕が生まれ、作家やギャラリーのオーナーと会話する機会も増えました。どうしてこの値段なの?どんな人が購入したの?売り上げは作家とギャラリーで半分ずつなの?と金銭にまつわる質問を多くしました。それは等さんから「価格という価値を見ずして、作品の価値は語れないよ」と教えていただいたからでした。思えばこの研修を受けるまで展示を見に行っても作品しか見ておらず、金銭のことは考えたこともありませんでした。スケジュールを考えたときと一緒で、お金に関しても具体的に考えていなかったのです。

 

 研修で私の具体性の無さが浮き彫りになったので、帰宅後、人生プランについて考えてみることにしました。思い返せば前の私は『学校の授業を受け、就職し、学校での学びや経験を活かす。』という漠然とした計画しかできておらず、やはりリアリティのないものでした。しかし、今回の研修を終えてからは『就職活動が2ヶ月後に始まるから今は何を調べて、一日をどのような時間配分にすれば目標を達成できるか。』と数字を用いながら具体的に考えるようになりました。今は進級論文提出のため研修で得た経験と先方から受けた叱咤激励を思い出しながら動いています。「一人でミッションをこなしている時でも、自分の他に9人ライバルがいると思え。」という等さんの言葉が印象的で今でも言われたときのことを覚えています。

 

 

 

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