アートプロデュース学科

インターン報告:公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団

3回生の馬場夏海さんが兵庫県の公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団にインターンに行ってきました。
レポートを紹介します。

 

 

 

 

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アートプロデュース学科3回生 馬場夏海

実習期間:2013年5月24日(金)から10月23日(水)

実習先:公益財団法人兵庫県伊丹市文化振興財団

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馬場L

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私は、5月から9月半ばまでの約4ヶ月、伊丹市文化振興財団の職員である中脇健児さんのもとへインターンシップに行ってきました。中脇さんは、伊丹のまちを舞台に、市民の人たちと関わりながら多様なプロジェクトを展開しています。インターンの間、中脇さんの隣で仕事のアシスタントをさせてもらいながら、さまざまなまちづくりの現場を見ることができました。

 

 中脇さんとの出会いは、私が1年生だったときの授業の講師としてお世話になったことがきっかけです。中脇さんの仕事に興味を持った私は、実際に伊丹へ行き、彼がプロデュースする「伊丹オトラクの1日」というイベントのスタッフとして何度か関わるようになりました。そこでは、主婦もサラリーマンも学生も商業者も行政も‥異なる立場の人たちが遊び心をもって主体的にイベントに関わっていていました。私はこの伊丹の人の関係や雰囲気にとても惹かれ、イベントの仕掛け人である中脇さんの仕事や取り組みをもっと知りたいと思い、インターンを志願しました。

 

 このインターンでは、今年で8年目となる「鳴く虫と郷町」というイベントを中心に関わらせてもらいました。「鳴く虫と郷町」は伊丹市昆虫館とのコラボレーション企画です。文化財の町家や酒蔵に加え、カフェや美容室、銀行など街中の至るところに竹の虫カゴや壷に鈴虫といった秋の鳴く虫を入れて、虫の音を愛でる江戸時代の楽しみ方を再現しています。

 

 具体的な仕事としては、ビラの情報収集・校正から、市役所へ広場利用の手続き申請、協賛金のお願い、各協力店舗へのご挨拶、機材や荷物の搬入出の段取り、SNSを使った情報発信、虫のエサ交換…言い出せば切りがないほどの量です。当然、「鳴く虫と郷町」以外にも何件もの仕事が同時進行しているので、それも中脇さんはこなしていきます。1日中頭も体もめいっぱい動かして、私はついていくのに必死でした。

 

 そうやって中脇さんと行動を共にしていて一番感じたことは、ひとつのイベントが本当に沢山の人の思いやりや努力によって成り立っているということでした。さらにそこには、まちの人たちの、中脇さんの、人と向き合う真剣な姿があったように思います。時には意見の食い違いでぶつかることもありましたが、お酒を酌み交わしたり、終電を逃して家に泊めてもらったり(笑)‥もはや仕事の枠を超えた、ひとりひとりの人間としてのつながりこそが、ここまでイベントが長く続いてきた理由の一つではないでしょうか。

 

 4ヶ月とインターンにしてはロングランでしたが、時間をかけて伊丹の人たちと関わることで、人と向き合うことの大切さ面白さ、そして真剣さを学ばせてもらいました。中脇さんをはじめ、緊張と不安でいっぱいだった私に対して優しく接してくださった伊丹の人たちには、本当に感謝しています。これからも伊丹の人たちとは関わっていきながら、伊丹で教わったことを私なりに活かしていきたいと思います。

 

 

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