2017年8月
2017年8月31日 授業風景
8月24日(金)から25日(土)の1泊2日間で、東京研修が行われました。
この研修は、アートプロデュース学科の2回生が履修する「プレゼミ」という授業の一環で毎年開催されているものです。
学生は担当教員である阿部先生と田川先生に引率されながら、首都圏で注目されている展覧会やイベントなどに足を運び、それぞれの研究や活動に活かすことを目的としています。
各施設で先生方のレクチャーを受けながら、学生たちは訪れた場所でメモを取り記録写真を撮影した後、東京研修レポートを作成します。
1日目は東京駅に集合し、三菱一号館美術館で「レオナルド×ミケランジェロ」展、
丸の内JPタワー内にある インターメディアテク を見学しました。
その後、秋葉原へ移動し 3331 Arts Chiyoda へ。
2日目は、国立西洋美術館で開催されている「アルチンボルド」展を見学しました。
以下は東京研修の様子です!
●「レオナルド×ミケランジェロ」展
左:レオナルド・ダ・ヴィンチ《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》、右:ミケランジェロ・ブオナローティ《〈レダと白鳥〉の頭部のための習作》の大型パネル。
有名なふたりの素描や彫刻、絵画の比較から、それぞれの制作方法や思想の違いがみて取れる展覧会でした。
● インターメディアテク(入り口にて)
こちらでは常設展として動物の骨格標本や剥製の鑑賞を、企画展として東京に関するさまざまな資料を展示した「東京モザイク」展などを鑑賞しました。
その後、東京駅から秋葉原へ~。
● 3331 Arts Chiyoda
3331 Arts Chiyodaは、中学校を再利用して運営されているアートセンター。ギャラリーの他にカフェなどもあり、展覧会以外にもワークショップ・講演会などが開催されている文化施設です。
今回は「2017 東京 現代アートによる国際交流展 “In Pursuit of Beauty” 『美の探求』」展を鑑賞しました。
● 「アルチンボルド」展
日本ではじめて本格的に開催するアルチンボルド展へ。油画や素描を含む30点の作品を鑑賞しました。
先生方や他の学生と寝食をともにしての東京研修は、新しい発見に溢れたものになったのではないでしょうか。
それぞれこの経験を今後のレポート作成や、展覧会の企画運営、論文制作などに活かして学びをつなげていってほしいと思います。
2回生のみなさん、先生方、おつかれさまでした!!!
2017年8月24日 学生紹介
アートプロデュース学科ホームページの「在学生の声」を更新しました。
今回更新した在学生は、2回生の西村歩さんと屋宜初音さんです。
アートプロデュース学科を志望した動機や現在学んでいること、今後の目標、高校生に向けてのメッセージなどをお話していただきました!
実際に学科で学んでいる学生のリアルな声を、ぜひご一読ください。
2017年8月21日 授業風景
みなさん、こんにちは。
夏休みも真っ只中、暑い日々が続きますが、体調など崩さぬよう過ごしてくださいね。
さて、夏休み中は前期にご紹介できなかったアートプロデュース学科の授業やイベントについてをお伝えしたいと思います!
夏のAO入試を終えてアートプロデュース学科の様子が気になる高校生や、今後受験しようと考えている高校生もぜひ参考にしてください。
● フィールドワーク演習I-日本のアートめぐり(6月1日)
フィールドワーク演習Iは、歴史ある京都ならではの工房や寺社、美術館を訪問しながら、日本の伝統文化や芸術について知る授業です。単に見るだけではなく、芸術的遺産や制作の現場を実際に足を運んで調査することによって、個人による視点からの考察を深めていきます。学外でのフィールドワークを体験することで、京都の特質・歴史・文化について理解を深める授業でもあります。
―
6月1日(木)は、東福寺(http://www.tofukuji.jp/)へフィールドワークに行きました。創建750年の建築が残る歴史ある場所です。その中でも今回は、「東福寺 方丈 八相の庭」と「光明院」を見学し、各所の庭にまつわる歴史・特徴などを学び、調査を行いました。
「八相の庭」は南庭、西庭、北庭、東庭の四つの庭から成り立っています。ひとつひとつ巡りながら、講師である山内先生から庭を手がけた重森三玲(1896-1975)氏の庭造りに対する思想やエピソードなどをお話ししていただきました。
庭の鑑賞を終えたあとは、東福寺の建物を見回りながら、東福寺塔頭のひとつである光明院の「波心の庭」を目指します。はじめに山内先生から入館についてや建物の歴史など、「光明院」に関してのレクチャーを受けました。
学生たちは庭園内を自由に鑑賞。
この壮大で美しいこの庭も重森三玲氏が手がけたものです。「八相の庭」との違いを意識しながら各々興味を持ったスポットの写真撮影やメモを取ったりしました。このあと学生たちは課題として、調査対象のイラストを描き、内容をレポートとしてまとめました。
フィールドワーク演習Iの他、アートプロデュース学科では座学以外にもさまざまな実践的な活動や授業を行っています。次回もお楽しみに!
2017年8月3日 授業風景
みなさん、こんにちは。
暑い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。アートプロデュース学科の学生たちも、先週最終授業日や期末レポートの提出を乗り越えて夏休みに入りました~。
そして学科の最終授業で一番盛り上がるのが、表現演習Ⅰ(通称:ACOP)の授業で開催されている仮装行列です!毎年テーマを決めて仮装し、大学内を練り歩きます。
今年のテーマは「作品になる」。
マグリットの『山高帽の男』やクリムトの『接吻』、やなぎみわさんの『エレベーターガール』、狩野永徳の『唐獅子図屏風』などなど。それぞれ工夫をこらして作品になりきっていました!!
仮装に合わせて、ネタを仕込んできた学生も…!
人間館1Fの様子。ここからカフェを通り抜けて大階段を目指します~。
これは高橋由一の『豆腐』!
最後に大階段で集合写真を撮りました!作品に合わせたポーズでパシャリ。
★おまけ★
学科長と前学科長の風神雷神図屏風。とってもお似合い…!!
前期も瞬く間に過ぎていきましたが、夏休み期間にしっかり休んでしっかり課題やプロジェクトもこなしつつ、
後期に元気な姿で会いましょう~。
コース・分野を選択してください
京都芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科23コース、通信教育部4学科14コース、大学院、認可保育園こども芸術大学。
世界に類を見ない3歳から93歳までが学ぶこの大学は、それぞれが溢れる才能を抱えた“プロダクション”のようなものです。
各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
とどまることなく動き続ける京都芸術大学の“プロダクション”の数々。
そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。