2018年10月
2018年10月31日 イベント
こんにちは。キャラクターデザイン学科の副手、山崎です。
10月26日、大学内の展示ホール「ギャルリ・オーブ」にて4年生が就職活動を振り返りながら3年生にアドバイスを行う「内定者パーティー」が行われました。
3年生は「あれも聞きたい!」「これも聞いてみたい!」とメモ帳とペンを持ち、自分の興味のある領域の先輩のもとへ。
「ポートフォリオづくりに、こだわったところを教えてください!」
「先輩がその会社を選んだ理由を教えてください!」
と積極的に先輩に話しかける3年生。
内定者パーティーという場で今の自分の考え方や疑問を整理しながら、先輩と会話することが、今の3年生にとって、すでに社会に出ていく意識に繋がっているのだと感じました。
自分の就職活動が人の活動の支えになるのかと、つい熱が入る4年生。
3年生の積極的な質問に対して身振り手振りで熱心に答えていました。
パーティーで用意されたご飯を食べながら、楽しそうに就活の話をする学生もいました。
ゆるやかに、就職について語り合うことで、就職に対しての不安や悩みが「チャレンジしていこう」というポジティブな思いに変わっている様子が学生の表情から伝わってきました。
先輩の作品をみて、後輩がその技術に憧れ学んでいく、「作品を通しての先輩後輩の関係」がありながらも、先輩の活動を参考に後輩が自身の道を切り開く「活動を通しての先輩後輩の関係」も生まれているのだと3年生も4年生も互いに気づくことのできる時間でした。
2018年10月29日 授業風景
前回までのあらすじ。
本学では「あんさんぶるスターズ」「メルクストーリア」でおなじみのゲーム開発会社Happy Elementsとの連携授業を実施しています。選抜された13人の受講生を4チームに分割し、それぞれがオリジナルのゲーム企画を立案して最終的にはコンセプトアートや画面レイアウトも含めたプロレベルの企画書を作成していきます。
(Happy Elements公式サイトはこちら)
前期最後の授業では、各チームの企画に登場するキャラクターデザインを行いました。
しかし、プロ現場のシミュレーションですから当然一発OKなんてあり得ません。
後期初回となるこの日は、チームメンバーの「タッチを合わせる」という最大の難関が待ち受けていました。コンセプトに合わせて絵を描き、そのクォリティを上げるだけでも大変なのに、今回はチームで一つの作品に見えるように、全員でタッチを統一しなければいけません。商品開発という視点からするとこれは当然のことですが、学生からするとなかなかに重労働です。
ゲームのキャラクターというのは、単に可愛ければいいとかカッコ良ければいいというものではありません。まずは何を目的とする「あそび」なのかを考えないと世界観が作れないし、世界観ができないとそこに登場するキャラクターも作れないわけです。
今まで趣味で好き勝手に絵を描いてきた彼らにとって、クライアントに納得していただくということのハードルの高さを思い知る良い経験になったのではないでしょうか。
本学の受験を考えている高校生諸君はこれを読んでも怖気づかないで下さい。しんどくなるとハイになってくるのですが、これが実に気持ちいいのです。
主人公キャラクターのポーズを決めている学生たち。左から3年生の王吟賀さん、本田真子さん(長崎県立島原高校出身)、2年生の中井涼さん(金沢辰巳丘高等学校出身)。よくわからないけど楽しそうにやっているのでとりあえず泳がせておきました。
背景画とキャラクターを重ねて色味や質感をチェック。前回までは学生それぞれが自身の個性を出しながら描いていましたが、今回はとにかく一体感を重視して、互いの手の癖などを探りながら絵のタッチを合わせていきます。
これでゲームシステムに基づき「コンセプトアート」「キービジュアル」「キャラクターデザイン」が出来上がったので、次回の授業では「レイアウト」「UIデザイン」を強化してきます。彼らの活躍に乞うご期待!!
2018年10月25日 ニュース
こんにちは。副手のコンです。
第7回ジャパン・シックスシート・アワードで2年生の山崎真依子さん(京都府立北稜高等学校出身)が
協賛企業部門でサンヨー食品賞を受賞しました!
ジャパン・シックスシート・アワードとは屋外広告のクリエイティブ賞として、日本における屋外広告、
とりわけシックスシートフォーマット(タテ1755mm×ヨコ1185mm)での表現技術の向上を目的として、
2012年よりスタートし、今年で第7回を迎えるコンペティションです。
協賛各社から出題される課題に応える形で、作品を応募します。
課題:サッポロ一番 和ラー
コンセプト:日本各地の美味しさを手軽に味わえる和ラーを、日本旅行に例えました。
学校や仕事で忙しいあなたも3分待てば到着です。
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授賞式の様子。
受賞おめでとうございます!
これからも素敵な作品をどんどん制作してください!
2018年10月23日 ニュース
こんにちは!副手のコンです。
先日、アメリカのニューヨークにあるSVA(School of Visual Arts)の先生方が特別講義に来られました!
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講義の様子
SVAにはあの有名な「ピクサー」に就職した学生や、有名なアーティストが大勢卒業生にいます。
授業では、SVAがどのような大学なのかを紹介していただいた後
SVAの先生とキャラクターデザイン学科の先生でパネルディスカッションをおこないました。
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パネルディスカッションの様子
お互いの大学や授業の違いや共通点がわかり、とても興味深い時間となりました!
最後の学生からの質疑応答では
「作品を制作する際、みんな(大衆)に向けた作品と自分らしさを生かした作品とのバランスは考えたほうがいいのでしょうか。」
という質問にジミー先生は、
「まずは自分のやりたいことを大切にして制作をしてほしい。
自分が何をしたいのかを考え、制作・発表することで周りの評価は後からついてくる。」
とお話してくれました。
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集合写真
今回の講義を通して自分の通っている大学と海外の大学との違いを感じ、学ぶことが多くあったかと思います。
遠いところお越しいただき、本当にありがとうございました!
Thank you for coming to Japan!!
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SVA教職員のみなさま
★ジミー・カルフーン氏 Jimmy Calhoun
2005年よりSVAにてカリキュラムコーディネーター、教員として勤務。
2017年コンピューターアート、アニメーション、ビジュアルエフェクト学科長就任。
★アンジー・ウォージャック氏 Angie Wojak
SVA キャリアサービス部・ディレクター。SVA他パーソンズ、
コロンビア大学視覚芸術大学の就職活動サポートに20年携わり、
世界中の学会やアニメ、映画祭に出席し、SVA在学生の作品のプロモーション他、
アート、デザイン界とのネーットワーク作り、コラボレーション先を開拓。
アヌシー国際アニメーション映画祭にてカートゥーン ネットワーク(米アニメ専用チャンネル)、
ニコロデオン NICKELODEON、ピクサー社代表者のパネルディスカッションの司会を務める。
ビューカンファレンス(イタリア)役員。
★シンクレア・スミス氏 Sinclair Smith
SVAプロダクトデザイン修士学科教員。ニューヨーク、ブルックリンを拠点とするインダストリアルデザイナー。
クライアントにはPSFK, Amex, BMW, Samsung, Disney, Microsoft, Svbscription, DKNY,
Staple Design, Dolce Vita Footwearを含む。
★内坂香織氏
大阪府出身。NYパーソンズスクールオブデザイン、ファインアート学科専攻。
ニューヨーク市立大学バルークカレッジ、高等教育修士。2004年よりSVA留学生オフィスディレクター、
約60ヶ国より2000名の留学生サポートに務める。
個人レベルでの国際相互理解と文化交流の推進を務める非営利団体、One to World 役員。
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2018年10月5日 ニュース
こんにちは!副手のコンです。
季節はすっかり秋になりましたね・・・。
2018年3月にキャラクターデザイン学科を卒業した今川真史さん(京都市立紫野高校出身)。
これまでも目覚しい活躍をご紹介してきましたが今回はなんと!
CGWORLD10月号にインタビューページが掲載されました。
WEBページはこちら!
もうすっかり有名人ですね・・・。
WEBからもご覧いただけますのでぜひチェックしてみてくださいね!
また同じく10月号の「CGWORLD.entry」には4年生長谷川拓海さん(藤枝明誠高等学校出身)と
3年生田中優河さん(和歌山県立粉河高等学校出身)の作品が【CG GALLERY】のコーナーで掲載されています!
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作品紹介ページ
こちらのページより電子版がご覧いただけます!
勢いがとまらないCGゼミの学生と卒業生!
これからもっと活躍していってほしいですね!
みなさん本当におめでとうございます!
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