文芸表現学科

2018年11月

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2018年11月13日  授業風景

「デカルコマニー」で詩をつくろう!

 
ことばの葉っぱのワークショップ」、小説家・詩人の多和田葉子さんとの「詩のワークショップ」など、
これまで様々なワークショップを行ってきた現代詩の授業「創作ワークショップⅣ/創作Ⅰ」で、
また、おもしろそうなワークショップが行われていたので、ご紹介したいと思います。
 
今回は、実際にワークショップを体験した受講生の辻田涼太朗くん(2年生)と朝倉みなみさん(1年生)、2人の視点でお送りします。
 
 
 
制作後
辻田 ●
11月1日の授業ではまた違った授業を行いました。
まず最初にデカルコマニーを作ります。
 
デカルコニー01
デカルコマニーとはフランス語で「転写」を意味する用語で、オスカー・ドミンゲスが創始した技法です。
一度折りたたんだ画用紙にアクリル絵の具を自由に垂らし、押しつぶすことで描きます。
これによって描かれた模様は人間のコントロールが効いておらず、制作者の「無意識」が反映されていると考えられています。
これによって浮き出た模様を見て、詩を書くのです。
 
 
製作中
朝倉 ●
無作為にいろんな色の絵の具を広げていく開放感や、紙を広げるまで予測できないドキドキ感を味わいました。
絵の具だけでなく、上から少し水を垂らしてみたり、紙をこする力を工夫してみたりと、実験的な要素が多くてとても興味深かったです!
人の無意識の領域が現れると言われるデカルコマニーをすることで、頭が柔軟になっていくようで、その後の詩の創作ではより豊かな発想で制作することが出来たと思います。
 
 
デカルコニー03
朝倉みなみさんの作品〉
『かたちを見る』                             
 
外からの衝撃 
音 こえ 視線 かみなり なみ
で動くものは きっと柔い
それをのぞこうとするならば この硬いかたちをこえてゆけ
外からの衝撃では揺るがない この硬いかたちをこえてゆけ
 
見たらばたぶん 消えちゃうけどさ
 
 
 
 
 
辻田 ●
ちなみに私のデカルコマニーには人の横顔のような形と、顔に見える部分でいくつかの色が混ざっており、無数の表情が見えました。
それが誰なのかはわかりませんがその人は少なくとも女性に見えたので私の無意識下、もしかしたら私の中に女性が住んでいるのかもしれません。
 
 
デカルコニー02
辻田涼太朗くんの作品〉
『横顔』
 
あなたの横顔は、いつ見ても同じじゃない
黒い髪をなびかせる表情は
笑い、怒り、悲しみ
いくつもの表情が混ざって混じって
同じ顔は見たことがない
 
 
 
詩の制作
朝倉 ●
自分の作品の詩を書いた後は、ペアを組んでお互いの作品に詩を送るということもしました。
作者と相手の解釈が違うと、同じ作品を見て書いたとは思えない、正反対の詩が上がってきたりして、様々な見方があることを実感しました。
 
 
 
 
 
授業を担当してくださっている君野先生によると、詩人であり、戦後の代表的な美術批評家の瀧口修造もしばしばデカルコマニーを制作していたとのことです。
 
 
「今後の創作活動も、今回の授業のような柔軟な姿勢で、作品に向き合っていきたいです!」(朝倉)と、現代詩だけでなく、他の創作活動にも活かされる学びになったようです。
 
「とても楽しい授業でした。画用紙とアクリル絵の具があれば簡単にできますので、みなさんもぜひやってみてはいかがでしょうか」(辻田)、と辻田くんが言ってくれているように、気軽に始められるので、ぜひ皆さんも、現代詩の創作に限らず、デカルコマニーを使って思考の柔軟体操を試してみてくださいね。
 
 
 
(スタッフ・大賀)
 
 
 
 
 

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2018年11月7日  ニュース

【お知らせ】 シンポジウム「京都の文学賞創設に向けて」に校條先生が参加します!

京都文学賞創設
11月25日(日)に、京都の文学賞創設に向けてシンポジウムが行われます。
 
「京都文学の新たな可能性」についてのパネルディスカッションでは、
『爪と目』で芥川賞を受賞された藤野可織さん、
『京都寺町三条のホームズ』で京都本大賞を受賞された望月麻衣さん、
大垣書店代表取締役社長の大垣守弘さんをパネリストに、
文芸表現学科教授の校條剛先生がファシリテーターを務められます。
 
文学のこれからにご興味をお持ちの皆さまに、ぜひともご参加いただきたいシンポジウムです。
お申し込みの締め切りは明日11月8日(木)まで。
大勢の皆さまのご参加をお願い申し上げます。
 
 
 
シンポジウム「京都の文学賞創設に向けて~新たな作家を発掘!~」
日 時:2018.11.25(日)
    15:00-17:00(開場14:30)
会 場:立命館朱雀キャンパス ホール
    (京都市中京区西ノ京朱雀町1)
主 催:京都市
共 催:京都新聞
協 力:大垣書店
申し込み:11.08(木)必着 先着400名 
     http://www.city.kyoto.lg.jp/bunshi/page/0000243983.html
 
プログラム:
◎文学賞(案)の概要説明
◎トークショー「私が作家になるまで、なってから」藤野可織(作家)
◎パネルディスカッション「京都文学の新たな可能性」
 藤野可織/望月麻衣(作家)/大垣守弘(大垣書店代表取締役)
 ファシリテーター・校條剛(京都造形芸術大学 文芸表現学科教授)
 
 
 
(スタッフ・大賀)
 
 
 
 
     

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2018年11月6日  学生紹介

【在学生の活躍】京造広報誌「瓜生通信」で企画・編集を担当しています!

今号の表紙は、美術工芸学科准教授の山本太郎先生です。


 
今号の表紙は、美術工芸学科准教授の山本太郎先生です。


京都造形芸術大学の広報誌「瓜生通信」のAUTUMN/WINTER号が発行されました!
今号では、文芸表現学科2年生の添田陸くんが企画・編集した記事が掲載されています。
 
授業や課題の合間をぬって、瓜生通信編集部で活躍する添田くんに、
今号での企画・編集についての感想をもらいましたのお伝えします。
 
 
写真
■添田陸くん(文芸表現学科 2年生)
瓜生通信での取材を通して、
普段生活していたら触れることのない場所や人に接することができ、とても刺激になる。
それだけではなく、実際にプロが雑誌を作る手順通りに作成していくため、とても勉強になる。
これからも積極的に携わっていきたい。
 
 
今号では、劇団四季『キャッツ』×ウルトラファクトリーの特集と、京造・卒業生で振付家・ダンサーの「きたまり」さんのページを担当しています。

今号では、劇団四季『キャッツ』×ウルトラファクトリーの特集と、京造・卒業生で振付家・ダンサーの「きたまり」さんのページを担当しています。


 
 
京都造形芸術大学の取り組みについて知れる「瓜生通信」は、
Amazonでも販売しておりますので、ぜひお求めください。
また、瓜生通信Webマガジン版でも添田くんの記事や、
京造の魅力満載の記事が掲載されていますので、こちらもご覧ください。
 
 
■瓜生通信Webマガジン版
https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/
 
 
 
(スタッフ・大賀)
 
 
 
 
 

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