アートプロデュース学科

2019年2月

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2019年2月16日  ニュース

【ARTZONE最後の展覧会および閉廊のお知らせ】

 

 ARTOZONE(アートゾーン)は、京都造形芸術大学が運営するオルタナティヴ・スペースとして2004 年より様々な活動をおこなってまいりましたが、この度、大学の施設再編に伴い、本年3月をもってその活動に幕を下ろすこととなりました。これまでご来場いただいた皆様、ご支援・ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
 学生が中心となって運営するスペースとして、未熟ながらも実験的な企画やイベントを通して社会に問題提起をおこない、アートの魅力や意義を社会に発信し、人々が交流する場所をプロデュースしてまいりました。「河原町三条のARTZONE」という特定のスペースは3月をもちましてクローズいたしますが、京都造形芸術大学アートプロデュース学科では今後もARTZONEの理念を引き継ぎ、様々な場所で展覧会や企画を通してアートが生まれる場をプロデュースする「ARTZONEという活動」を続けてまいります。今後とも変わらぬご支援、ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

京都造形芸術大学アートプロデュース学科
学科長 伊達隆洋

 

 

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【クローズ展】 さよなら三角、またきて四角

 

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【展覧会概要】

 京都市の中心部、河原町三条に位置するARTZONEは、来る3月末を持ちまして閉館する運びとなりました。長い間足を運び、あたたかく見守ってくださったみなさま、本当にありがとうございました。
ARTZONEは、2004年に京都造形芸術大学のアートプロデュース学科、空間演出学科、情報デザイン学科によって開館して以来、数多くの展覧会やイベントを開催してきました。2009年以降は、ヒトとヒト、あるいはヒトとモノとのコミュニケーションを学ぶアートプロデュース学科が中心となり、授業の一環として学生が主体的にスペースの運営や展覧会の企画を担ってきました。ARTZONEとは場所の名前であるだけでなく、アートプロデュース学科の学生がその学びを実践するプロジェクト型の授業の名前でもあります。ギャラリー・スペースとしてのARTZONEが閉廊した後も、引き続きプロジェクトとしてのARTZONEは特定の場所にとらわれることなく、様々な場所やヒトやモノと関わりながらアートと社会をつなぐ実践を行っていきます。
 ARTZONEが大きな転機を迎えるに際して、美術家の藤浩志とアートプロデュース学科の学生による展覧会「さよなら三角、またきて四角」を開催いたします。本展を通じて、数多くの学生が携わってきたこれまでのARTZONEの活動を振り返り、今後の活動の可能性を探っていきます。長きに渡りアートと社会をつなぐことを模索し実践してきたARTZONEの来し方・行く末に思いを巡らせる本展は、アート・プロジェクトの未来について考えるきっかけとなることでしょう。会期中には、数多くのイベントを開催する予定です。詳しい情報はウェブ・サイトでご確認ください。
ARTZONE 変容の瞬間を、ぜひ会場でご確認ください。皆様のご来場をお持ちしております。

 

 

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【会期】2019年2月16日(土)〜3月17日(日)

【時間】平日|13:00〜20:00      土日祝|12:30〜20:00

【会場】ARTZONE  | 〒604-8031  京都府京都市中京区 河原町 三条下ル一筋目東入ル大黒町44 VOXビル1・2F

            Telephone  | 075 – 212 – 9697         E-Mail  |  info@artzone.jp        WEB  |  http://artzone.jp/

【入場料】無料

【企画】京都造形芸術大学アートプロデュース学科

【主催】京都造形芸術大学

【イベント】 3月9日(土)ー 10日(日)|   かえっこバザール in ARTZONE      

         ② 3月17日(日)| クロージングイベント

                   ◯ 会期中多数のイベントを実施予定

 

 

【出展作家情報】
藤 浩志(Fuji, Hiroshi)| 美術家 秋田公立美術大学大学院教授・副学長
京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て地域をフィールドにジャンルにとらわれないプロジェクトを試みる。「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」「Vinyl Plastics Connection」「Kaekko」「藤島八十郎をつくる」「Polyplanet Company 」「Jurassic Plastic」等。

 

アートプロデュース学科学生
京都造形芸術大学大学アートプロデュース学科に通う学生たち。鑑賞者同士のコミュニケーションを通じて、作品理解を深めたりコミュニケーションについて考えたりする対話型鑑賞プログラム、アートの現場で何が起こっているのかを徹底的に調査し報告書にまとめるリサーチ・プロジェクト(美術館調査)、展覧会の企画やスペースの運営を通じて現場の経験を積むARTZONEといった授業を通じて、実際の社会でアートを活かす方法について学んでいる。

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2019年2月15日  ニュース

卒業展|卒業論文 受賞者発表!

みなさん、こんにちは。アートプロデュース学科です。

2月9日(土)にオープンした卒業展も残り3日となりました。平日もたくさんの方にお越しいただけて、嬉しいです。

 

さて、先週末の9日、10日の二日間で「2018年度 アートプロデュース学科 論文発表会」を行いました。

26名の4回生それぞれが、数年かけて書き上げた論文の研究テーマについて発表を行い、最終日に7名の受賞者が発表されました。

以下、受賞者と担当教員のコメントをご紹介します!

 

同窓会賞 : 西 沙矢子

カッコよくて野暮ったいひらパー兄さん —標準性と土着性の間で苦悩した、ひらかたバーク100年の歴史から生まれた男一

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受賞コメント

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「ひらパー兄さん」で知られる「ひらかたパーク」は、日本に現存する最古の遊園地である。枚方に住む筆者は、この遊園地のおよそ100年続く歴史を、時代の流行を柔軟に取りこみながらそれを土着化してきた過程として丹念に記述したうえで、「ひらパー兄さん」という奇妙なキャラクターのヴァナキュラーな性格を析出していく。多様な資料を精緻に読み解くことで歴史を紡ぎ、それを「ひらパー兄さん」へと修練させていく手付きは繊細かつ大胆である。このようして筆者が描き出そうとしているのは、遊園地の客観的な歴史というよりはその「生き様」なのであり、そのことが本論をより魅力的なものにしている。(林田 新)

 

 

田川とも子特別賞 : 栗田 野乃花

戦略としての16世紀イエズス会茶の湯 —巡察師ヴァリニャーノの日本人理解からの再考―

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受賞コメント

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歴史は、単に過去の事実の静的集積ではない。それは出来事の動的な関係性であり、現在に問われて更新され、未来に開かれた案件である。そのことをあらためて教えてくれる、骨のある論文。

本論執筆者は、16世紀に来日したイエズス会宣教師が布教に際して日本の茶の湯を取り入れたという史実に着目、当時の巡察師ヴァリニャーノが残した記録を軸として緻密な調査分析を施した。そして、先行研究における定論を打破し新しい見解を確立している。茶の湯の精神に通じる透徹した清浄さと、遠く未知の異国へと乗り込んだ当時の宣教師にも通じる気概を併せ持ったような、地味ながらホットな佳文である。(田川 とも子)

 

 

奨励賞 : 平下 弥優

がんじがらめのマリオネットからの解放
――TV番組「山田孝之の東京都北区赤羽1(2015年)からみるオリエンタリズム的自分探しとその終焉――

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受賞コメント

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「自分探し」に悩む人は多い。「自分探し」とは何をすることなのか。それは有効なのか。本論は、俳優山田孝之が赤羽に「自分探しの旅」に赴くTVドラマ『山田孝之の東京都北区赤羽』(2015)の分析を通じてこうした問いに取り組むものである。エドワード・サイード『オリエンタリズム』を糸口にした考察を通じて、筆者は「自分探し」に潜むご都合主義的で非対称的な「他者」探しの構造を析出し、最終的に「自分」とは探すものではなく自らプロデュースするものであると主張するに至る。山田の旅路と誠実に向き合うことで導き出されるこのテーゼは、「自分探し」に悩む多くの人に力強く響くことだろう。(林田 新)

 

 

奨励賞 : 原田 遊歩

信頼のレッスン ー関係の固定化をときほぐす、共同体からの一時的な離脱としての観光客的振る舞い―

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受賞コメント

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気心の知れた人たちと過ごすいつもの場所の、安心感と息苦しさ。旅先で見知らぬ人に接する緊張と開放感。実体験から得たその差異を出発点に、筆者はいつもの場所=共同体の構造を明らかにしようと格闘する。社会心理学者の山岸俊男の理論をベースに、共同体を維持するための構成員同士「安心」が個人にはしがらみに変容する様を明らかにした。そして安心に慣れた私たちが共同体に属しない者を「信頼」する練習として、東浩紀の観光客論を下敷きに共同体からの一時的な離脱としての観光を提唱する。しがらみから逃れられない現実と折り合いをつけながら、新たな世界との接触を諦めない希望を描いた労作。(山下 里加)

 

 

奨励賞 : 金森 一晃

日本国憲法(大日本帝国憲法)「再定」論

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受賞コメント

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改憲か護憲かで意見が割れる現行の日本国憲法。しかし、筆者はその議論の手前に横たわる「日本国憲法の決定権者は誰なのか」という問題に着目すべきだと言う。現行憲法は国民主権を謳っていながら、天皇主権を掲げるかつての大日本帝国憲法の影響を脱しきれていないのである。主権者をめぐるこのねじれを解消すべく、筆者は、日本国民が自らの憲法を引き受けるのか否かをあらためて決定すべきであると訴える。ルールの決定者を明確にし、決定者はその決定権に自覚的であるべきだというこの問題提起は、たんなる憲法論の枠を超えて、他者とルールを作りながら生きること一般について考え直させる力を持つ。(阿部 将伸)

 

優秀賞 : 中川 恵理子

「ゴット」は存在し続けるのか —展覧会「ゴットを、信じる方法。」から考えるメディアアートの新たな保存—

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受賞コメント

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匿名のコレクティブ「ゴットを信じる会」を有志で結成し、二台の光学マウスが起こす現象に想いを馳せるメディア・アート作品 エキソニモ《ゴットは、存在する。》(2009)を、再制作・検証するプロジェクト。近年、ニューメディアを用いた美術作品の保存修復への議論が高まりを見せている。筆者は、メディア・アートにいとっての「再制作」という行為そのものをテーマとし、2018年におけるメディア環境に対応する形で当作を再考した。そのプロセスや、当時の展示鑑賞者へのインタビューなど調査記録までを含めた展覧会を実施し、ニューメディアによる美術作品の、新しい保存方法について提案した。(山城 大督)

 

 

学長賞  :  川名 佑実

衣服における「第二の皮膚」概念の系譜とその更新のあり方 ―ISSEY MIYAKE〈TattooBody〉から〈A-POC〉、そしてSOMARTA〈Skin〉へ—

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受賞コメント

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1980年代から1990年代の日本では、ファッションを批評する言葉の一つとして「第二の皮膚」という概念が鋭い切り口を提供していた。その後この概念はいかなる意味内容の変遷を遂げ、今でもなお批評言語として有効なのか。筆者は「第二の皮膚」を語る言説と「第二の皮膚」を体現した衣服との間を往還しつつ、現在におけるこの概念の限界と可能性を剔抉する。ファッションを語る言葉の窮状を打破せんとする批評意識にも貫かれた意欲的な学術論文である。とりわけ、SOMARTAの《Skin》を実際に身につけその肌触りから説き起こしたことは、観念的な議論に走りがちな筆者にとって大きな挑戦だったにちがいない。 (阿部 将伸)

 

 

以上、7名の学生が受賞しました。

みなさん、おめでとうございます!!!!

とても嬉しそうな7人。今後の活躍にも期待です。

とても嬉しそうな7人。今後の活躍にも期待です。

 

発表会に参加できなかった方も、卒展会場で論文をご覧になれます。

最終日は2月17日(日)18時までです。ご来場お待ちしています!

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2019年2月6日  イベント

卒業展搬入中です!

みなさん、こんにちは。

2月9日(土)から開催する「京都造形芸術大学 卒業展」に向けて、アートプロデュース学科は絶賛搬入中です。

今年度卒業を迎える学生たちが、これまでの学びを論文という形に落とし込んで、作品展示を行います。

冊子として出来上がった、論文です。ぜひ会場で手にとってみてください

冊子として出来上がった4回生の論文です!卒展の会場で手にとっていただけます。

 

以下は搬入の様子です!

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空間の主題決めに始まり、実際に壁を建てて作品を展示するまで、学生たちが考え、形にしていきます。

学生それぞれが扱った研究をみなさんにお伝えできるよう、各展示ブースで様々な工夫が施されているので、ぜひ会場でじっくりと見てみてください〜!

 

京都造形芸術大学 卒業展/大学院 修了展

日程:2月9日(土)〜2月17日(日)

時間:10:00~18:00

入退場自由 ※入場無料

アートプロデュース学科の会場は人間館4階 NA413教室です

 

 

そして!!

卒業展のイベントとして、「論文発表会」を開催します。

4回生がこれまで取り組んできた研究の成果を発表します。

美術関係だけでなく、映画や写真、演劇、地域やコミュニケーションを主題とした多様なテーマが揃っていますので、皆様ぜひともお越しください。

どなたでも聴講いただけます。

 

2018年度 アートプロデュース学科 論文発表会

日時:2月9日(土) 2月10日(日)10:00〜18:00まで(両日とも)

会場:人間館4階 NA402教室(展示会場と異なります)

 

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【お知らせ】

卒業制作展にあわせて、2月16日(土)、17日(日)の2日間でオープンキャンパスも開催します!

詳細は下記リンクよりご確認ください!

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京都造形芸術大学 卒展オープンキャンパス

2018年度 京都造形芸術大学 卒業展/大学院修了展

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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各“プロダクション”では日々何が起こっているのか。授業や取組みの様子、学生たちの作品集や人物紹介。
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そこに充満するエネルギーを日々このサイトで感じてください。