2019年10月
2019年10月30日 イベント
文芸表現学科が主催している「Storyville 読書会」のお知らせです◎
○ Storyvilleとは ○
2009年より京都を中心に開催している読書会。
古今東西さまざま小説を取り上げて、意見を交換し、自分の読みを深めるという交流会です。
11/17(日)に取り上げる小説は、『アルジャーノンに花束を』。
日本ではドラマ化もされているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
この小説では、知的障害のある青年が、ある日、開発されたばかりの脳手術を受けたことにより、天才に変貌していく様が描かれています。
「ぼくわこれまでずーとかしこくなりたくて」と手術を希望する理由を語った主人公 の「チャーリィ・ゴードン」。
望み通りの現実を手にいれたはずなのに、理解できることが増えたことで、今までは感じなかった苦悩や負の感情、悲しい現実にも向き合うことになります。
チャーリィのような劇的な変化は、病気や怪我、親しい人との別れがない限りはめったにないと思いますが、
人との出会いや、学びの積み重ねなど、どんな人でも少しずつ変化は起き、
いつの間にかかつての自分が感じていた喜び、悲しみさえも変容していっていることに気づくと、
「チャーリィ」に起こった変化は、他人事ではない気がしてきます。
『アルジャーノンに花束を』は、そんな人の心のあり様ついて考えさせられる作品です。
読んだこともある方も、そうでない方も。
また、それを読んだ人の感想や意見を聴いてみたい方も。
たくさんの方にお越しいただきたいなと思っております。
ぜひ、皆様ご参加ください◎
Storyville読書会 vol.52『アルジャーノンに花束を』
日時 ○ 11/17(日)open 17:00/start 17:30 (19:00終了予定)
課題図書 ○ 『アルジャーノンに花束を』(早川書房)
参加費 ○ 500円(1ドリンク付き)
会場 ○ 京都裏寺 極楽寺
地図 ○ 〒604-8041 京都市中京区裏寺町通六角下る裏寺町586番地
主催 ○ 京都造形芸術大学 文芸表現学科
(スタッフ・大賀)
2019年10月25日 ニュース
9月25日に発売された、『セレクション戦争と文学 3 ー 9・11 変容する戦争』 (集英社文庫)には、
中村純先生の詩「静かな朝に目覚めて」が掲載されています。
2001年9月11日に起ったアメリカ同時多発テロから、
戦争は武力だけでなく、経済や情報までもを取り込み、複雑さが増していっています。
本作では変容していく戦争を、現代の作家たちが小説、戯曲、詩、短歌、川柳といったそれぞれの表現で描いた作品集となっています。
人は多面的です。誰かを救うこともあれば、傷つけることもあります。
そんな人が作り出す芸術は、実社会へどう関わっていくのか。
多面性を持つ人の、どんな面を描き、引き出すのか。
そんなことを考えさせられる作品集です。
ぜひ、お手にとってみてください。
(スタッフ・大賀)
2019年10月23日 学生紹介
右から、山本太郎先生、茂山逸平さん、中村純先生(写真:上杉遥)
8月21日(水)に京都岡崎蔦屋書店にて開催された『茂山逸平 風姿和伝 ぺぺの狂言はじめの一歩』のトークイベントについて、2年生・朝倉みなみさんがレポート記事を作成しました◎
記事は、中村純先生の進行のもと、狂言師の茂山逸平さん、ニッポン画家で美術工芸学科の山本太郎先生に、お二人の出会いのお話から、それぞれの分野についてお話いただいたイベントの様子が凝縮された内容となっています。
WEB版の瓜生通信に掲載されておりますので、ぜひご覧くださいませ◎
■瓜生通信Webマガジン版
「風姿和伝」現代ニッポンの古典芸能と諧謔(かいぎゃく)を語る- 茂山逸平×山本太郎
https://uryu-tsushin.kyoto-art.ac.jp/detail/573
『茂山逸平 風姿和伝 ぺぺの狂言はじめの一歩』は、茂山逸平さん監修のもと、中村純先生が企画・構成執筆・編集を担当され、逸平さんと息子の慶和さん親子の姿を通して、狂言の魅力を知ることができる一冊となっています。ぜひお手にとってみてください◎
(スタッフ・大賀)
2019年10月1日 ニュース
10月になりましたね。
後期授業も2週目に入ったこともあり、学生たちが和んだり、課題をしたり、打ち合わせをしたりなどで、研究室には活気が戻ってきています。
後期も色々な授業が新たに始まっているので、引き続きBLOGでは文芸表現学科の魅力をお届けしようと思っています。
が! お届けしたかった前期の授業があるので、その授業についてお伝えしたいと思います…!
前期授業の「出版編集論IV/編集論IV」では、編集者の小倉千明先生ご指導のもと、
学生たちはグループに分かれて2つのWEBマガジンの記事作成を行いました◎
作成した記事は、実際にWEBマガジンに掲載していただいています。
1つ目は「SOUQ ZINE(スークジン)」という、阪急うめだ本店10Fにある“umeda SOUQ(うめだスーク)”の魅力を伝えるWEBマガジン&オンラインストアに掲載されています。
このサイトでは、クリエイターさんの人柄や、モノづくりへのこだわりなど、商品の奥に流れるストーリーが掲載されており、umeda SOUQで取り扱っている商品をより深く知ることができます。
学生たちはそのうちの、お店の商品を厳選されているバイヤーの青木さん、北村さんのインタビュー記事を作成しました。
▶︎SOUQ ZINE 掲載特集ページ
・バイヤー青木さんへのインタビュー
https://www.souq-site.com/shop/g/gkyotozokei-01/
・バイヤー北村さんへのインタビュー
https://www.souq-site.com/shop/g/gkyotozokei-02/
2つ目は「HereNow(ヒアナウ)」という、クリエイターやエディターが伝えるアジア11都市のカルチャーが掲載されているWEBマガジンで、学生たちは京都の一乗寺エリアの魅力を伝える記事を担当させていただきました。
▶︎HereNow Kyoto 掲載特集ページ
・「大学生の街・京都。ローカルな学生がオススメする、一乗寺エリアの魅力」
https://www.herenow.city/kyoto/article/ichijoji-area/1
学生たちが見つけた魅力を、ぜひご覧ください◎
(スタッフ・大賀)
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京都芸術大学は、今アジアで最もエネルギーを持って動き続ける大学であるという自負があります。
通学部13学科23コース、通信教育部4学科14コース、大学院、認可保育園こども芸術大学。
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とどまることなく動き続ける京都芸術大学の“プロダクション”の数々。
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