2020年2月
2020年2月27日 ニュース
こんにちは、空デ研究室です。
コロナウイルスに対する警戒心が高まり、大学としても対応に追われています。
来月には卒業式を予定中ですが、無事に卒業生をお祝いできるといいなと思うばかりです。
健康第一に、社会への一歩を踏み出しもらいたいですね。
さて、少しご無沙汰になりましたが、卒業展の受賞者作品を紹介します。
今日からは、2回に分けて【奨励賞】作品を紹介します◯
まずは空間デザインコースの受賞者です!
● 空間演出デザイン学科 『 奨励賞 』 ● 空間デザインコース 3名
空間デザインコース 坂口 綾菜(さかぐち あやな) / 佐土原高等学校
作品名『 TRASH ROPES 』
海洋プラスチック問題の被害を受けている漁師だが、漁師たちの仕事の過程で出る廃棄漁具もまた、海洋プラスチック問題の一因となっている。
海を漂流していたロープを用いてジュエリーを制作した。
空間デザインコース 野口 結加 (のぐち ゆいか) / 京都芸術高等学校
作品名『 COLOR 』
今では絵の具で色を作らなくても、液晶画面上やコピー機などで簡単に色を作り出せる。
そこで、さまざまな方法で色彩のアプローチを行った。
それは、虹をみて歓喜する。雪の白さに見とれる。といった現象に対する人の感覚を解き明かしているようだった。
空間デザインコース 人見 詩央里 (ひとみ しおり) / 亀岡高等学校
作品名『 ある風景 』
私の原風景は、故郷の京都府亀岡市で日常的に行われる野焼きの光景だ。
法律で規制されながらも残り続ける野焼きを記録し、野焼きを行う人々から火を借り土器を制作した。
亀岡の日常の中で生まれる用途も不確かな形たちはこの先にあるべき風景と共に作られた。
もうとても昔のように感じられる卒業展。
写真を見返すたびに、悩みながら搬入作業を進めるみんなのことを思い出します。
次回はファッションコース4名の作品を紹介します〜〜〜
2020年2月14日 ニュース
こんにちは、空デ研究室です!
本日は「優秀賞」を受賞した
滝口茉由子さん と ヌルアフィファー ルシダさん の作品を紹介します○
● 空間演出デザイン学科 『 優秀賞 』●
空間デザインコース 滝口 茉由子(たきぐち まゆこ)/ 大分豊府高等学校
作品名『 NEW FRAGMENTS OF this scenery 』
素材の一つが足元にあることを私たちは知らない。
でも人はずっとその土地の素材でモノを作り、その場所の景色を構成し、朽ち、またその場所に戻る循環の中にいた。
そこで、瓜生山の土でできたタイルと日干しレンガを作り、新たなここの景色として提案する。
展示場所:興心館3階 K31
作品だけでなく、空間全体が1つの作品となっておりますので、ぜひ展示空間にもご注目ください!
● 空間演出デザイン学科 『 優秀賞 』●
ファッションデザインコース ヌルアフィファー ルシダ / 京進ランゲージアカデミー
作品名『 DAN -Bersiaga- 』
諦めず、粘り強く、強い精神を持ち、自分にとって、日本武道と留学はすごく親和性の高いことだと思い、在日インドネシア人の応援と力として作った作品である。
日本武道という考え方とインドネシア伝統生地というアイデンティティーを組み合わせた日常服。
展示場所:興心館2階 K21
日本に留学中に感じた葛藤や決意を日本の「日本武道」の考え方に照らし合わせた作品。
こちらは、実際に触ることが可能な作品になりますので、珍しいインドネシアの生地をぜひ触れてみてください!
また、購入も可能ですので、いつものファッションの一部に取り入れてみてはいかがでしょうか?^^
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次回は、「 奨励賞 」の受賞作品をご紹介します!
●「 学長賞 」の受賞作品の紹介ページはこちら
2020年2月13日 インタビュー
こんにちは、空デ研究室です!
本日は見事「学長賞」を受賞した齋藤慧山くんの作品を紹介します◯
● 空間演出デザイン学科 『 学長賞 』●
空間デザインコース 齋藤 慧山(さいとう けいざん)
作品名『 Middle Tech Furniture 』
作るとはなにか。良いとはなにか。世界を覆うネットを介してどこでも誰でも物を作れる時代に、
作ることの悦び、モノの良さを再認識する。
展示場所:興心館4階 K41/人間館3階 NA309
こちらの作品は、どこでも手に入ることのできる「ラワン合板」を用いての家具作品になります。
ラワン合板とは、昔から「ベニヤ」と呼ばれる合板のことです。断面が何層かになっている板を見たことがあるかと思います。
表面が粗くちょっとザラザラ感があり、サンダーをかけないと塗装の仕上がりがあまりよくなかったり、裏面はパテ補修や多少の汚れや虫食いの跡がある場合があります。
そんな少し厄介さのある板を素材にしながらも、素材を見つめ、研究し、相欠き(あいがき)などの手法や、
斬新な継ぎ方を用いながら、オリジナルなプロダクトを展開させています。
▼NA309での展示風景
空デの先生に伺ったところ、齋藤くんは2回生から学内のウルトラファクトリーでの什器制作チームに携わり、
それをきっかけに、こういった制作を本格的にスタートさせたそうです。
▼展示作品を紹介
▼講評会の際にも、岡田先生が継ぎ方に注目しコメントくださってました
一見綺麗な家具ですが、細部まで着目するとデザインの面白さや、
職人業のようなフォルムの美しさに、ついじっと見てしまう魅力を感じます。
ぜひ会場にて、じっくりと見ていただきたいです。
齋藤くんにも受賞を受けてのコメントをもらいました!
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1年間ほとんど止まることなく取り組んだ制作が、このような形で評価していただけたことに感謝しています。
本制作に関わってくださった全ての人に御礼を申し上げます。今後とも続けたいので仕事募集してます。
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齋藤 慧山(さいとう けいざん) | 富士北陵高等学校 | 空間デザインコース
スツールは販売しているそうですが、ラックなどモノによって受注も受けるそうです。
ぜひ、彼の魅力ある作品をご自宅にいかがでしょうか ^^
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次回、優秀賞作品を紹介します!
2020年2月11日 ニュース
こんにちは、空デ研究室です。
9日は学長内覧と講評会がありました。
朝から、学長が展示スペースに来てくださり、時間の短い中、学生の作品を一つ一つ丁寧に見て周ってくださいました!
学長にコンセプトや思いを直接伝えることの出来るめったにない機会に、緊張しながらも必死に伝える学生をしっかり受け止め耳を傾けてくださいます。
▼緊張しながらも、自身の作品について説明しています!
そして、14時からは講評会&受賞者の発表もスタート。
第三者の目線からの評価も聞くために、毎年ゲストをお迎えしていますが、
今年は、京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 教授の岡田 栄造先生!!
●岡田 栄造 先生 プロフィール
・京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 教授
・KYOTO Design Lab ラボラトリー長
・S&O DESIGN 株式会社 ディレクター
様々なディレクション、キュレーションを手がけ、グッドデザイン賞等を受賞
▼学長同様、岡田先生も丁寧に作品を一つ一つ見て周ってくださいます!
ついに、受賞者の発表・・・
緊張感のある中、“学長賞” “優秀賞” “岡田 栄造先生賞” “同窓会特別賞”
がそれぞれ発表されました。
▼最後は、受賞者のみんなと集合写真を撮りました!
2020年2月7日 イベント
こんにちは、空デ研究室です。
昨日は卒業制作のノミネート作品の発表がありました!
今回ノミネートされた作品の中から、“学長賞“ や ”優秀賞” ”奨励賞”が選ばれます。
他にもゲスト審査員による”特別賞”や、”同窓会特別賞”もあります!
▼搬入最終日に行なったノミネート発表。現在10名がノミネートしています!
ゲスト に京都工芸繊維大学教授の岡田 栄造先生をお迎えして、受賞者を発表します!
どなたでもご参加いただけますので、ぜひお待ちしております!
● 作品講評会 9日(日) 14:00~ 直心館 J23
さて、いよいよ8日からは、卒業展がはじまります!
今年のテーマは 「 hug 」
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わたしたちのこれまでと、これからむかう社会
家族や友達や先生、そしてみにきてくれた人たち
はじめまして、こんにちは
こころをこめて、ハグ
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● 空間演出デザイン学科 卒業展
2/8 sat. ー 2/16 sun.
OPEN 10:00 ー 18:00
メイン会場:興心館 2・3・4F
エリア外展示:人間館A棟 3F / 望天館 屋上
そして土日は「 cafe hug 」もOPEN!
コーヒーや紅茶、ちょっとしたお菓子をご用意しております!
普段からお菓子の販売活動をしている学生の作る美味しいお菓子、ぜひご賞味ください!
場所は 直心館2階の J23 です!
芝生にごろんもできます〜〜
● Cafe hug
OPEN 10:00 ー 18:00
※1日50食限定のため、無くなり次第終了
ひとつひとつ、最後までこだわりあげた学生の作品をぜひお楽しみください
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