2020年9月
2020年9月26日 日常風景
こんにちは!
キャラクターデザイン学科 専任講師の山岡 聡です。
いよいよ前期オンライン授業から後期対面授業が9月24日より始まりました。
久しぶりの友達にじかに再会できて「わー元気だった!?」
と、寄っていきたいところですが、そこはソーシャル・ディスタンス。
やや距離を保っての再会ですが学生みなさん、先生みなさん共に大喜びでした!!!
感染症対策として、入校前の2週間の健康観察表、体温検査(セルフ式検温機も!)はもちろんのこと、各教室には入室管理のQR、フェイスシールド、ハッシュ・エアー(次亜塩素酸水噴霧機)、ハッシュ・フォー・プロ・ミニボトルを1人ワンセットを持ち、レギュレーション、対面準備は万全です。
安心して学べるよう沢山の準備に勤しんでいただいている事務方さん、副手さん、いつもありがとうございます!!!!!
新たな学びへの熱気と、ハッシュ・エアーの水蒸気が立ち昇る教室でした。
2020年9月14日 ニュース
キャラクターデザイン学科ゲーム領域担当の村上です。
「あんさんぶるスターズ!」や「メルクストーリア」で有名な京都のゲーム開発会社Happy Elements(株)さんとの合同授業である「ゲーム制作特殊演習」の前期授業が終了しました。
最終課題は、架空のゲームプロットを元に、そこに登場する主人公とヒロインのキャラクターデザインをするというものでした。
プロットとしては「現代の京都を舞台に、小野篁の子孫と小野小町の子孫が夜な夜な町へ繰り出して妖怪退治をする」というスマホ向けゲームを想定したものになります。
出来上がった作品について、Happy Elementsさんのアートディレクターから一人ひとりに対して講評をしていただいたので、いくつか紹介したいと思います。
まず一つ目は、ゲームゼミ所属の2年生で中国の留学生である顧芸夢(コ・ゲイム)さんの作品。ゲームゼミで名前もゲイムって何だかスゴくないですか?ま、別にいいですけど。
キャラクターをしっかり立たせようと、背景イメージやエフェクトを加えることでキャラクターの内面表現と絵の迫力を出そうと工夫しており、配色や構図もとても美しく仕上がっています。
ただ、主人公にしては衣装が無地なので、もう少し柄を入れるなどして「ゲームの看板」として際立つようにした方が良いということ、そしてキャラクターが背景に引っ張られすぎている点が指摘されました。また、今後はグラフィックデザイン面を強化した方が良いというアドバイスもいただきました。
同じ題材でも描き手が変わるとまったく異なるキャラクターが生まれるので、バリエーションの異なる3人の作品を紹介します。
こちらはプロデュースゼミ所属の2年生、中垣穂佳さんの作品。
補色を用いた配色のバランスがとても良く、ソーシャルゲームの主人公キャラクターとしてしっかりと立っています。主人公の方は現代劇と和風ファンタジーの要素がぶつかり合ってしまい、調和に欠けている点が少々残念。ただ、ヒロインのアホ毛然り、主人公の装飾品然り、シルエットが際立っている点はとても良いです。
ゲームキャラクターをデザインするときは、真っ黒に塗りつぶしてもそのシルエットだけでしっかりとキャラクターが判別できるくらい特徴をつける必要があるのです。
そして3人目はイラストレーションゼミ所属の2年生田中美玲さんの作品。
頭身や重心のバランス、シルエット、配色のいずれもとても綺麗にまとまっていますが、主人公については民族調の衣装デザインと現代風の要素がぶつかってしまっているので、もう少し調和を考えた方が良いとの指摘がありました。ヒロインは、カメラを首からぶら下げるのは普通すぎて面白くないので、独特なデザインのポシェットのような形で身に付けるなど、もうひと工夫あっても良いのではないかという指摘をいただきました。
というわけで、前期は架空のプロットをもとにコンセプトアートとキャラクターデザインの二つの課題を行ないました。
後期からは、ゲーム画面を想定したUIデザインの制作と、コンセプトアート、キャラクターデザイン、ゲーム画面といった一連の成果物をより魅力的に見せるための設定資料用冊子を作成していきます。
より一層課題の難易度も上がり、同時に求められるクォリティも上がってきています。この冬はとてもアツくなりそうな気配です(笑)
Happy Elements公式サイト
https://www.happyelements.co.jp/
2020年9月9日 ニュース
みなさんこんにちは!キャラクターデザイン学科、専任講師の山岡聡です!
本日も夏期集中授業として就職活動を視野に入れた三年生のポートフォリオ研究の授業が行われました。
ポートフォリオとは、就職活動の際に企業に提出する、これまでの集大成としてまとめた自己紹介ツールのこと。
そんなポートフォリオに、行きたい企業に行けるかどうかがかかっている!
これまでの授業では、アニメーション、イラスト、ゲーム、3DCG、音楽・プロデュース領域と各領域先生方から各業界就職活動のレクチャー。さらに就職マッチングの専門家もお招きし、各業界の現在の状況について、その傾向と対策などについても質疑応答していただきました!
目指す場所へ、みんなそれぞれ真剣です。
ちなみに、映像作品をどう載せるかはYouTubeなどで限定公開設定でアップしアドレスのQRをビジュアルイメージとともに掲載します。リンクにはちゃんと飛べるか自分でも確認しておきましょう。
さて、そのポートフォリオ研究の一環として、これまでの授業で描いたデッサンをどう美しく掲載するかという「デッサン撮影術」の指導も行われました。
デッサンは、クリエイターとして基礎力がどの程度あるのかを明確に示すためポートフォリオに掲載します。これまでの
授業で腕を磨いたデッサンをどうきれいに掲載するのか。
スマホで適当に撮ったものを載せちゃダメ!!
描いた細かな線までしっかりと伝わる撮影方法、Photoshopでの画像補正の仕方など細かな点までレクチャーが行われました。
画像補正というと携帯でも、写真や映像のいろいろな画像補正アプリを触ったことがみなさんあるかもしれません。
小顔に見えるとか目が大きく見えるとか。
しかし本来の画像補正はごまかすためのものではなく、「目で見たものをそのまましっかり伝えるため」なんです。
カメラのレンズを通して見たものを、どうありのまま見てもらうよう表現するのか、そのための技術なのです。
ありのままの姿、見せるのよ!
想いをこめて描いた線が、目指す場所へ繋がるよう、みんなそれぞれポートフォリオ完成に向けて頑張っている
そんなキャラクターデザイン学科でした。
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