- 2019年5月17日
- 日常風景
【基礎美術コース1・2年生】
京都造形芸術大学の美術工芸学科は基本的に前期を3ブロック、後期を3ブロックに分けて授業を行っています。
今日の5月17日は前期の最初のブロックの最終日でした〜。
1年生は珠寳先生の立花の授業。立花の基本だけでなく、礼儀や立ち居振る舞いや所作も学びました。滋賀県の蓬莱の竹林まで材料を自分たちで取りに行き、その竹を使用して花入を手作りしました。杜若を観察するために水生植物を専門に扱う杜若園芸さんを訪れたりもしました。最後の課題は自分が作った花入に花を生けて、プレゼンテーションをします。
最終的に出来上がった作品は一年生と思えないくらいクオリティの高いものでした。この一年生が、今後どのように育っていくのか本当に楽しみです。
2年生は佐藤峰雄先生の漢詩の授業。最初から漢詩をスラスラと読める学生はもちろんいません。美術大学の学生向きに、まずは造形的な要素の強い自分の印を作る篆刻の授業から入りました。そうやって徐々に漢詩の世界に入っていきながら、最終的にはすべての学生が自分で漢詩を詠むことができました。みんなで詠んだ漢詩は漢詩集としてまとめましたが、今年は詠んだ漢詩にまつわる絵も一緒に描きました。「さすが美大生」と佐藤先生も喜んでいました。
次のブロックは1年生は美術工芸学科の他のコースの授業を取れるファンデーションの授業。2年生は漆芸の授業が始まります。
今後の基礎美術の授業も楽しみです。