- 2020年7月14日
- 日常風景
【第5回 2019年作品紹介】3つの椅子のためのカフェ
前回に引き続き、2019年度の学生作品の紹介をしていきます^^
今回からは、2年生の課題へ入ります。
2年生からは設計課題を行う前に、各自事例研究を行います。
課題の内容に沿って事例を調べることで、自身の好きな雰囲気や素材感がわかってきたり、
図面での表し方や、寸法を設定するときの感覚などの勉強にもなります。
事例研究の内容は、授業内で発表を行い
学年全体で共有を行います。
他者の発表を見ることで、
「こんな事例もあったのか~」「今度行ってみよう!」など
お互いの知識や、興味を高め合うことができます◎
また、2年生では「インテリア→ランドスケープ→住宅→建築」の順に課題を行っていきます。
3年生になると、自身で興味のある分野の課題を選択していくことになるので、
それに向け、幅広く課題をこなしていくのが2年生なのです。
偏りなくあらゆる分野の課題をこなしていくことで、
知識の幅も広がり、3年生で課題を選択するようになった時にも
他の分野で学んだことを活かしながら設計を進めることができます。
このように、どんどん作品に厚みが増していくんですね!!
さて、学年が変わったことで前置きが長くなってしまいましたが…
今回はインテリア課題の「3つの椅子のためのカフェ」です☆
入学して初めての店舗設計です!!
どのような課題なのでしょうか…
内容の説明をしていきます^^
敷地は京都にある美術館の中にあるカフェスペースです。
まず初めに、3つの名作椅子を探します。
そこから3つの椅子とカフェの関係を考えていきます。
そこにはどんな光があると良いか…
カフェのスタイルやメニューはどんなものか…
屋外にはどんな空間が広がり、
カフェはどのように社会とつながっていくのだろうか…
身体が直接触れる椅子というスケールからインテリア空間を考え、
屋外環境や周辺地域へと広がる魅力的な提案を求められる課題です。
ただ、店舗の設計を行うだけではなく、街との関係性まで考える…
まちづくりの観点も大切になってきます!!
きっとこの課題のことを考えていると
学生たちもどんどん街の見方が変わっていったことと思います。
さあ、学生たちはどんな作品を作ったのでしょうか!?
N・Uさん
R・Kくん
S・Kくん
A・Kさん
C・Tくん
R・Oさん
R・Tくん
模型のスケールは50分の1
家具を作るには少々大変な作業だったと思います…
しかし、どれもお店の雰囲気がしっかりと感じれる
丁寧な模型に仕上がっていますね^^
店内の写真ばかりになってしまいましたが、
それぞれテラスに社会とのつながりを持てるよう、
お店の雰囲気が漏れ出すような仕掛けが施されていました!!
お客様とスタッフの動線もよく考えられている作品もあり、
本格的な作品となりました~
さて!!次回のブログは!!
「こどもの遊び場・アースワーク」です!!
お楽しみに♪