- 2021年7月9日
- イベント
油画コース体験授業型OCお礼◎「自画像からデッサンのコツを掴もう!」
こんにちは◎
美術工芸学科 油画コースです!
7/4の体験授業型オープンキャンパスはあいにくの天候にもかかわらず、多くの皆さんにお越しいただき、有難うございました。
今回は、「自画像からデッサンのコツを掴もう!」と題して体験授業を行いました。
デッサン、ドローイング、スケッチなど色々な言い方がありますが、その中でも「クロッキー」は対象の本質を素早く描くことを指します。ワニのフランス語、クロッコダイルは普段はのっそりと動きませんが、獲物が近づくやいなや素早く動きますよね、それと語源は同じそうです。
体験授業の冒頭では、鉛筆やリトグラフなど様々な手法や技法で描かれた先人達の自画像作品を紹介しました。そしていよいよ、お待ちかねの制作に入っていきます!
4色のコンテから好きな色を選び、まずは5分、3分、1分と3段階に分けて鏡を見ながら自画像をクロッキーしました。
体験授業を行った教室は、油画コースの授業でモデルさんや石膏像を描いたり、ヌードデッサン部などが使用する共通デッサン教室で、天井高があり、気持ちの良い自然光が入る教室です。
思い切りよく全体を捉えることが出来ています◎
どんどん短くなる制作時間…
特に、1分はあっという間でしたが、全部を描き切ることを目標にしていますから、段々と線を引く速度も上がってきました!
クロッキーを3枚したところで、準備体操は終わり、次は15分のデッサンです。
15分は5分の3倍、3分の5倍、1分の15倍ですから、15分は長いですね〜、もう余裕で全体を描くことが出来るはずです笑。
先生から「顔全体を捉えようとしている様子が音から分かりました。紙の上を走るコンテの音が変わりましたね。次は15分なので5分・3分・1分クロッキーでやってきたことを思い出しながら描いてみて下さい。髪の毛や目やマスクの部分を描くのではなく、間違ってもいいから線で探りながら顔全体、画面全体を描いてみましょう。」とアドバイス。
素早く対象を描くことに慣れてきた皆さん
クロッキーに慣れてきた後ですから、どんどん手が動いていきいきとした線で全体感を捉えられています!
そして最後に講評です。受講生の皆さんのデッサン上達の度合いは想像以上のものでした!
参加してくれた皆さん、おつかれさまでした。
クロッキーをすることはデッサン上達の近道、モチーフの特徴や周囲の環境を素早く捉えるための何よりの練習になります。今回ご参加いただいた皆さんには、コンテをプレゼントしましたからぜひ継続して取り組んでいただければと思います。また、これを読んで下さった受験生の皆さん、家でもぜひ挑戦して観察して表現するためのデッサンスキルを向上させて下さい◎
(美術工芸学科副手T、油画コース教員I、M)
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【今後の予定】
●7/24 (土) 〈体験イベント〉油画コース「瓜生山で風景を描こう」
大学のある瓜生山でみんなと一緒に風景画を描きましょう。好きな素材で描き方は自由です。普段行っている大学の授業を体験するつもりで、ゆったりと気軽に参加してください。
●8/1(日)〈ブース型オープンキャンパス〉油画コース「おもしろ絵画表現ーでこぼこ版」
今回の「おもしろ絵画表現」は紙ででこぼこの版をつくってローラーで摺取ります。
擦り上がりの意外さや表情から生まれる絵画の楽しさ、油画コースの多様な表現の可能性をぜひ体験しに来て下さい。
●8/28(土)・29(日)〈体験授業型オープンキャンパス〉
油絵具をたっぷり使ってキャンバスに自画像を描きます。油絵の具を触ったことのない、初めての方も大丈夫です!材料を用意しますから、その面白さを確かめに来て下さい。体験授業型入試の予行演習も兼ねています。
7/4の体験授業型オープンキャンパスに来ることが出来なかった方や、油画コースに興味が少しでもある方はお気軽にお越しください。お待ちしています!