- 2013年8月26日
- イベント
藤沢とおる先生特別講義
気がつけばもう8月が過ぎていこうとしていますね。
京都の夏の一大イベント・祇園祭の宵山や五山の送り火も終わり、だんだんと秋に近付いていくんだなあ…と思ったりします。
(まだ暑さは続いているので、実感はあまりないですが…)
こんにちは!副手の齊藤です。
少し前の話になってしまうのですが、今回は7/7(日)に行われたオープンキャンパスの際に開催された
藤沢とおる先生(あの「GTO」の作者様です!)の特別講義の模様をざっくりレポートしたいと思います!
プロとして実際に活躍されている方のお話が生で聴ける!実際にお会いできる!ということで、
講義開始前から教室にはたくさんの学生・オープンキャンパス参加者の方が訪れました。
講義はキャラクターデザイン学科教員の小野先生、村上先生との対談形式で行われ、
「GTO」についてのお話はもちろん、藤沢先生の仕事場の様子(原稿作成中の様子も特別に見せていただくことができました!)や
藤沢先生が漫画家になるまでのことなど、とてもたくさんのお話をしていただきました。
↑左から 村上聡先生(キャラクターデザイン学科教員)、小野日佐子先生(キャラクターデザイン学科教員)、藤沢とおる先生
まずはスライドを使用して藤沢先生の仕事場の様子を特別に見せていただきました!
普段公開されたりはしていないそうなので、この講義に参加した人だけが超秘蔵写真の数々を見ることができたんです!
実際のプロの仕事場やその空気感、作業をされているアシスタントの方々の様子などを窺い知ることができました。
藤沢先生の仕事場ではアナログ(手描きによる作業)・デジタル(PCでの作業)の両方を駆使して原稿の制作をされているそうです。
そして講義の場で実際に「GTO」の主人公・鬼塚英吉を描いてくださることに!
(会場からは「おおっ!」という期待の歓声が沸きました)
↑シャーペンでの下書き
↑あっという間にスケッチブック上に鬼塚が!
↑マジックでのペン入れ。瞳が描かれた瞬間、魂が入ったように感じました。
↑そして何と!サインも入れてくださいました!!
描かれている様子を写真に撮らせていただくべく、間近で見させていただいていたのですが
美しい線で本当にサラサラと描かれていて、あっという間にスケッチブック上に鬼塚が現れたことに感動しました。
プロの方が絵を描かれる様子を生で見られる、というのはそうそうないことなので、とても貴重な経験でした。
(緊張してカメラを持つ手が何度震えたことか…)
学生たちも藤沢先生のペンさばきに見入っていました。
そして藤沢先生の漫画制作についての考え、「GTO」キャラクター造形について、
ドラマ化が決定した「仮面ティーチャー」のことなどのお話を通じて藤沢先生の人柄を垣間見ることができ、
また制作の意図など普段はなかなか聞くことのできないお話も盛りだくさんでした!
そしてキャラクターデザイン学科の学生も制作に携わっていた、「GTO」電子版コミックについてもお話してくださり、会場でもスクリーンで一部を上映しました。
(※電子版コミック…紙媒体の単行本と内容は同じですが、フキダシやキャラクターなどが少し動きます!)
そして学生からの質問を受け付けてくださった際にはたくさんの学生が手を挙げ、
作品やキャラクターについてなど、熱い質問が次々と寄せられました!
参加した方々にとって大変勉強になり、また刺激を受けることのできた素晴らしい講義だったのではないでしょうか。
とても楽しく、時間が過ぎるのがあっという間だったように思います。
暑い中ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました!