- 2021年9月17日
- 日常風景
【夏期集中授業】” 藁綯(な)い “に挑戦!
こんにちは!
空間演出デザイン学科です!
大学では週末に控えた学園祭「瓜生山祭」に向けて展示やイベント準備で慌ただしい空気に包まれています。
今年度はコロナ禍ではありますが対面開催となり、それでも感染拡大防止のため学生や教職員など、内輪でのみの参加となりました。
また展示風景などは写真を交えて紹介しようと思いますので、ぜひお楽しみに!
学園祭に合わせて、18日・19日にはオープンキャンパスも開催されますので、先輩たちの作品を生で見てもらえる機会ですし、そちらも予約の上ご参加お待ちしております!
各展示会場やイベントブースでは感染対策を万全にして行います。
ご来場の際も感染対策へのご協力のほどよろしくお願いします!!!
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さてさて、今回ご紹介しますのは夏期集中授業の「総合デザイン演習」。
花背より職人さんをお呼びし、藁綯(な)いの演習授業が開講されました。
藁綯(な)い
藁に限らず、繊維を撚(よ)ってねじりながら重ね、太く丈夫にすることを綯(な)うといいます。
あらゆる藁細工の基本は、藁の縄を作ることだそうですよ。
講師はわら職人の藤井桃子さん
藤井桃子 _ Momoko fuji
WARAジュエリー作家/藁細工作家Ricestraw artist
京都市左京区花背 在住。
2009年 京都市立銅駝美術工芸高等学校洋画科卒業
2010年 地元のお年寄りの方にわら細工を習い始める
2013年 花背WARAをスタートする
2014年 京都市立芸術大学 美術学部美術科版画専攻卒業
現在も地域内外の御年配者から指導を受け、藁細工技術・稲作の習得中。常にWARAの可能性を探り、制作しています。
(藤井さんのサイトより引用)
本来であれば花背のアトリエにお邪魔し、現地での開講となるところでしたが、履修学生の数を鑑み、大学にお越しいただいての開講となりました。
まずは綺麗にされた藁を霧吹きでしめらせながら柔らかくしていきます。
しめらさないと乾燥している藁は柔軟性が無く、ポキポキ折れるんだそうです。
柔らかくするには専用のきづちでひたすら叩きます
(この作業が一番大変なんだとか、、、!)
ひたすら叩き
藤井さんにチェックしていただきながら
またまた叩く
短い時間の中でもあっという間に藁の扱いに慣れていく学生たち
今回もポーズをくれました笑
曇り空でしたが、過ごしやすい気候の中での作業となりました。
2時間はたたきの作業をしていたように感じます。
1人1束の藁の準備ができたら、ついに「綯(な)う」の作業へ!
室内に移動し作業開始★
柔らかくした藁をねじりながら、1本の縄にしていきます。
1本にしたら、2本の縄をねじり合わせながらさらに撚っていきます。
今回の制作物は半分だけの草履!
調べてみると「足半(あしなか)」と呼ばれる室内用の草履みたいですね。
▼完成形が分かる感じ!
みんなレクチャー通りに足の指に挟んで作っていきます。
完成品を履いてみるとこんな感じ!
▼自然な色味も素敵ですね
教室の机には見本もたくさん!
ここまでいろんなものが作れるようになると楽しさも増しそうですね。
1日もない時間でしたが、皆さんなんとか完成までたどりついたそうで、新たな経験になったのではないでしょうか。
この授業で学んだことを活かして、卒業制作へ繋げていく学生も多く、なにか刺激の多い科目なのかもしれません!
後期授業の開始ももう来週となりました。
振り返るとあっという間な夏休みでしたが、後期授業での学生らの活躍も楽しみにしています。
次回は2回生の模型作品を紹介予定です★
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