映画学科

ポン・ジュノ監督のオンライン授業が行われました!

 去る129日に、ポン・ジュノ監督のゲスト講義がオンラインで行われました。

 

ポン・ジュノ監督

 

ポン・ジュノ監督は2019年公開の映画『パラサイト 半地下の家族』が、第72回カンヌ国際映画祭でパルムドールを、第92回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞を受賞しました。

 

 今回の授業は、水曜日「映画演出プロデュースIV」の時間に行われ、映画プロデューサーの椎井友紀子先生からのゲスト講師の依頼を、ポン監督に快諾していただいた事で実現しました。当日は同授業の受講生だけではなく、多くの学生が参加しました。

 授業では、ポン監督が、映画を観る事にどのように魅了されて映画の道に入ったのか、そして映画学校の学生時代の話から現在までの話をされました。

 

椎井友紀子先生

 

 海外で初めて映画を撮る事への不安が、東京でロケーションが行われた映画「シェイキング東京」(オムニバス映画『TOKYO!』の一編)の撮影時にあり、出演俳優との言葉を超えたやりとりによって、言語の壁を取り除く事が出来た時に、「シネマの言語は国を超えて伝わるものだと気付けました。」というお話がとても印象的でした。

 

 

 ポン監督は、コロナ時代の現在映画はどうなっていくのか?という事にも触れ、「みんなで集まって作り、観るのが映画だが、現在みんなで会えない環境下は映画にとって大きな打撃となった。しかし、そこで映画づくりが止まる事はなく、創作の作業を自分も学生の皆さんも続けて行こうとしている事に、逆にシネマの生命力を感じます」と話されました。

 人間の個人的な感情を映画で描く事に興味があり、「映画作りのためのリサーチは、インターネットに頼るだけではなくいろんな人に直接会って話を聞く事をオススメしたい。直接会う事で人間の感情の塊が伝わってくるから」と言うポン監督のアドバイスを、学生達は真剣に聴いていました。

 

 

 今回のズーム授業では、教室内にセッティングされたカメラアングルについて「正面に向かい合う構図ではなく、斜めの構図なのが気持ちいいですね」と、やはり斜め構図に据えられたポン監督のズーム画面との親和性を言葉にするなど、穏やかで楽しい授業の空気をポン監督は一貫して演出してくれたように感じました。

 授業の後半では学生からの質問に答え、俳優について、映画『殺人の追憶』について、現在の日本映画の注目する複数の監督について等、時間いっぱいまでお話をしてくださいました。

 

 

 ポン・ジュノ監督、映画学科の授業に来ていただき本当にありがとうございました!

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