大学院

山本雄教さん、個展「○○○○円の芸術家」

本学修了生の山本雄教さん @yukyo_yama (2012年度修了)の個展が、22日まで開催中です。
ぜひ、お越しくださいませ。

 

「5874円の芸術家」

 

(以下HPより引用)

 

良し悪しや上下をつけることが難しい美術作品ですが、こと値段だけでいえばそこには明確な上下があります。現存作家の場合、例えば日本では号〇万円というような形で、まるで各作家の戦闘力かのようにその数字が露わになります。

近代の洋画を主に扱ってこられた至峰堂画廊には、美術館で度々目にするような巨匠たちの作品が飾られています。そして美術館との大きな違いは、その作品に値段がつき販売されているということです。
その中に混ざって私の作品も飾っていただくこともあるのですが、値段を見るとその戦闘力はフリーザに睨まれた地球人のごとく、巨匠のデコピン一発で吹き飛んでしまいそうなほど差は歴然です。

そんな既に歴史に名を残している巨匠たちの作品と、これから価値を生み出さんとする私のような作家の作品が、フラットに並び立つのがアートの面白いところです。しかし一方で、その価値の違いが作品の見え方に影響をおよぼすことも事実でしょう。私のような俗っぽい人間は、先に値段を知ってしまうと、途端にその作品の内容をフラットに見ることが難しくなることがあります。

「〇〇〇〇円の芸術家」と題した今展では、巨匠の肖像を元にした一円硬貨のフロッタージュによる私の作品と、モデルにした巨匠たちの作品が会場に並びます。肖像作品のサイズは、巨匠たちの実際の作品価格を元にし、高額であればあるほど画面は大きくなり鮮明に、例えば私のような場合は小さくなり朧げになります。そしてサイズにより自ずと硬貨の使用枚数も変化し、タイトルの「〇〇〇〇円の~」という部分に反映されます。

各作家の作品価値の違いが、そのまま肖像の存在感の違いとなって露わになる空間を、巨匠たちの珠玉の作品と共にぜひお楽しみいただければ幸いです。

山本 雄教
Yukyo Yamamoto

山本雄教展「○○○○円の芸術家」

●大阪展
会期|6月10日(金)~22日(水)※日曜休廊
時間|10:00〜18:00
会場|至峰堂画廊大阪店
大阪市中央区平野町3-4-9 旭洋ビル1階

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