大学院

神馬啓佑さんグループ展「じゃがいもがポテトになるとき」

本学修了生の神馬啓佑さん(2010年度修了)が、京都のVOUにて展示中です。
写真家の松見拓也さんとの展覧会となっております。
ぜひお越しください。

 

 

「じゃがいもがポテトになるとき‥‥。」
「いや、じゃがいももポテトも同じでしょ。」

今回の展示は、会話からスタートしました。じゃがいもとポテトは同じ野菜を指しますが、「ポテト」が、日本語において「フライドポテト」を指すとき、2つの言葉には大きな差異があると言えます。言葉とイメージは、本当の意味で曖昧なものですよね。
ちなみに、フライドポテトは、英語では「French fries」、フランス語では「les pommes frites」と言いますが、フランス語において「pommes」は、りんごを意味し、「じゃがいも」単体を指す言葉は存在しません。

私たちはそれぞれ、絵画や写真、パフォーマンスなどといったカテゴリーの中で活動することがありますが、対話を重ねる中で、自分たちの活動領域もまた「じゃがいも」と同じ、きっちりと分けることができないものだと考えはじめました。

「じゃがいもがポテトになるとき」では、私たちが普段から持つカテゴリーへの意識が、もっと曖昧なものだと考えれたとき、より愛着を抱くように行動するにはどうすればいいかと考えるきっかけになればと思っているのですが、どうでしょう?

 

 

「じゃがいもがポテトになるとき」

2022.7.2(sat) – 7.24(sun)
13:00-19:00 木曜定休
at.VOU/棒 1Fギャラリー

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