マンガコース

週刊ヤングジャンプ編集主任 大熊八甲さんに特別講義をしていただきました!!

みなさんこんにちは!

 

11月初旬に集英社 週刊ヤングジャンプ編集部 編集主任の大熊八甲さんをお招きし

マンガ学科客員教授である鈴木先生と共に、特別講義をしていただきました。

 

大熊さんは、『ワンパンマン』『ゴールデンカムイ』『明日ちゃんのセーラー服』『干物妹!うまるちゃん』など

多数の作品を担当し、WEBコミックサイト「となりのヤングジャンプ」の立ち上げにも中心的に関わられた編集者です。

 

マンガ学科客員教授の鈴木先生も、「週刊少年ジャンプ」で『キャプテン翼』『リングにかけろ』など多数の作品を担当し
「スーパージャンプ」「マーガレット」「りぼん」の編集長も務め、集英社で長年活躍して来られました。

 

今回の講義では《ブレイクスルー》をテーマとし

現在活躍しているマンガ家の先生たちが実際に当たってきた壁や、それを乗り越えてきた経緯などをお話ししていただきました。

 

 読切掲載でデビューしたものの、何年も連載会議を通らない…。

 

 掲載や連載を重ねているものの、なかなかヒット作にならない…。

 

 やっと掴んだ連載が打ち切りになってしまった…。

 

 読者の「好き」に合わせようとして、自分の「好き」が分からなくなってくる…。

 

 自分の表現の仕方だとマンガに向いていないのでは…?

 

どれも【売れるマンガ家】を目指す上で、誰もがぶつかる可能性のある壁です。

その壁にぶつかってしまったマンガ家の先生たちが、どのような経緯で乗り越えてきたのか…

幾多のマンガ家を見てきた編集者の方からの『マンガ家がブレイクしたきっかけ』を教えていただきました。

さて、先ほど挙げた「壁」をマンガ家の先生たちはどのように乗り越えてきたのでしょうか?

 

読切掲載でデビューしたものの、連載会議を何年も通らない…。

 →アニメ化や実写化を見据え、メディアミックスしやすい作品を出してみる

 

掲載や連載を重ねているが、なかなかヒットにならない…。

 →「今度こそ売れたい・読者の数を増やしたい」という気持ちをもとに、自分の絵を嫌いになってみる

 

やっと掴んだ連載が打ち切りになってしまった…。

 →面白さが読者に伝わりやすいよう、読者視点でキャラクターを作ってみる

 

読者の「好き」に合わせようとして、自分の「好き」が分からなくなってくる…。

 →自分の《好き》を信じて突き通してみる

 

自分の表現の仕方だとマンガに向いていないのでは…?

 →自分の自信がある表現で読者に挑戦してみる

 

どれも、マンガ好きなら読んだこと・聞いたことがあるタイトルのマンガ家の方のお話です。

自分が良いと思うものを突き通してみたり、逆に読者側の立場で作品を作ってみたりとブレイク作品を生み出したきっかけは様々。

 

ヒット作を生み出したどの作家さんにも共通していたことは、「自分自身や自分の作品に自信を持っている」とのこと。

創作活動をしていくうえで自信を持つことはとても難しいことだと思いますが、考え方をひとつ変えるだけで違った景色が見えるかもしれませんね。

 

大熊さん・鈴木先生、この度は素敵な講義ありがとうございました!

 

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〈週刊ヤングジャンプとは〉

毎週木曜日に発売されている、集英社の青年コミック誌。

「ゴールデンカムイ」「【推しの子】」「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」「少年のアビス」「テラフォーマーズ」など数々のヒット作品を生み出している雑誌です。

マンガ学科6期生の橋本スズヒラさんが作画を務める『ドクターゼロス~スポーツ外科医・野並社の情熱~』も現在連載中!

 

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