キャラクターデザインコース

卒展ゲーム作品紹介Part2

卒業制作展でのゲーム作品紹介第二弾です。

 

『Bacon Club』(コ・ゲイム)

 

ゲームを作った作者の本名がゲイムって凄くないですか?

オーソドックスな2D横スクロールアドベンチャーゲームながら、非常に独創性の高い世界観とストーリー展開が楽しめます。

スモークに包まれたモノトーン調のスチームパンク世界を歩き回るだけでも楽しいのですが、それ以上にどんどんフラグが解放されて物語の真相に近づいていく様が心地良い作品になっています。

主人公の単独の視点ではなく、複数の主人公を切り替えながら多角的に世界を俯瞰して物語の謎を解き明かしていきます。

 

 

『Nonliness』(中西あをい、中山莉沙)

 

雪が降りしきる寂しげな空間で、目的地を目指して彷徨う主人公。

ドラマチックなストーリー展開があるわけでもなく、敵が出てきて戦うわけでもなく、静かに周囲を見渡しながら目的地へのヒントとなるものを探して道を切り開いていきます。

ゲームの肝になるのは、自分の前にこのゲームで遊んだプレイヤーの痕跡があちこちに残っていること。ゲームを終了した時点で、そのプレイヤーがいたことを示す青い光がそこに残されます。オンラインではなくスタンドアロンのゲームでありながら、誰かと繋がっているような感覚を楽しめる作品になっています。

 

 

『UNDINE』(中上奈美、馬場歩愛)

 

透明水彩の絵の中で冒険しているような独特の質感が味わえる2D横スクロールの謎解きアクションアドベンチャーゲームです。

「水」をモチーフに、各地に封印されている精霊を解放し、それぞれの精霊の力を得てマップを攻略していきます。精霊の特殊能力は間欠泉や凍結といった水にまつわるものとなっており、これらの自然現象を操りながらマップを攻略していきます。

元々アニメーションのゼミに所属していた中上さんの手による背景画やキャラクターのアニメーション、そして企画とプログラミングを担った馬場さんの、お互いにとっての「好き」の要素を詰め込んだ作品として、遊んでいる側だけではなく、見ているだけでも楽しい魅力的な作品として仕上がりました。

 

 

Part3に続く

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