空間演出デザイン学科

【卒展】受賞作品紹介 ー 優秀賞 ー

 

 

こんにちは!

空間演出デザイン学科です。

 

現在、春期休暇期間の瓜生山キャンパスですが、通信の卒業展準備が始まり賑やかになっています🔨

春らしい気候が続く京都になってきましたが、通信の卒業展もお勧めです🌸

 

 

 

さてさて、

通信の卒展も始まることなので、止まっていた今年度 通学部 卒展の受賞作品紹介を再開します。

 

前回のブログからだいぶ間隔があいてしまいました。。。

すみません。

 

前回は学長賞作品を紹介しました★

→→ 学長賞作品 中井ひなたさん

 

 

 

今回は 優秀賞 を受賞した2作品を紹介です!

 

 

 

 

 

 

 

 

■ 優秀賞 ■

 

 

 

池田市でたのしくはじめるSDGs

いけでぃーじーずプロジェクト

 

空間デザインコース 

| 足立 結 (あだち ゆい) | 大阪府立池田高等学校卒業

 

 

 

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SDGsは日々の暮らしや地域の中で行うことが有効的であることを知り、地元のものを取り入れた物販や紙芝居、ワークショップを通じて楽しくはじめるきっかけ作りに取り組みました。

また五月山動物園の公式リーフレットデザインなどで地元に貢献しました。

 

————————————-(作品キャプションより)——–

 

 

SDGsについての情報もキャッチーに展示

 

 

3回生の頃から足立さんの地元である池田市にて活動していた彼女。

 

池田市の観光名所でもある五月山動物園には人気のウォンバットが暮らしています。

自身も”ウォンバッター”である足立さんは、そのウォンバットのみんなを登場させたプロダクトから始め、卒制での制作でもSDGsをわかりやすくまとめた紙芝居や、BOOKに雑貨、そして地域でのワークショップまで幅広く展開。

 

 

▼展示の隅々までこだわりを感じる丁寧な展示物

 

▼これまでの活動で使用したものたちも合わせて展示。

さすがウォンバッター。こだわりが完璧です

WSのため制作された、ウォンバットたちのごはんの残り野菜からできたクレヨン。

池田炭を使用した”うぉんちゃこーる”も卒制では巨大になって再登場。

 

 

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足立さんは、地元池田市でこれまでもまちの魅力を高める活動を、市を巻き込みながら行ってきた。

卒制ではさらに、まちの人を巻き込むために、イケディージーズというSDGsを身の回りから始めていくためのプロジェクトを実践した。

地域を解像度を上げて様々にみていくことで、池田炭やウォンバットなど、身近なものが自然の循環につながっていくことをデザインでうまく示すことができたので、共感をもってまちの人々に理解してもらうことができた。

豊富な活動量も誰にも負けない、秀逸な作品であった。

 

廽 はるよ 空間演出デザイン学科学科長

 

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■ 優秀賞 ■

 

 

 

琵琶湖のヨシからできたデニム

 

ファッションデザインコース 

| 茶谷 麻瑚 (ちゃたに まこ) | 近江高等学校卒業

 

 

 

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出身地である滋賀県琵琶湖のヨシ問題に着目。綺麗なヨシを維持するためヨシ刈りを行い、活用する。

ヨシからできた糸でデニムを織り、自分が成人式で着たかった振袖を制作する。

 

————————————-(作品キャプションより)——–

 

 

▼シンプルに、かつわかりやすくまとめられた研究や実験の記録たち

実際に触って、生地の感触を確かめることができるように展示

 

 

こちらも複数の企業さんに協力いただき、デニム生地を制作。

そこから様々な加工を施し、独自のテキスタイルを考案・研究。

 

この1年間で、世界に一つだけの振袖と袴を完成させました。

 

企業さんとの連携や、ヨシの収穫活動。

作業量も多く、生地が完成してからも黙々と作業をこなしていた彼女ですが、環境に配慮した活動により、多くのメディアにも取り上げられ、記事をご覧になった方もいるのではないでしょうか。

 

茶谷さんの集大成が、自身も周りもいい気持ちにさせてくれたように感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

左には実際のヨシも展示。ヨシって大きいんですよね。

 

 

 

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自分の欲しいと思うデニム素材の振袖がないということがきっかけで、「欲しい」という欲求をただ形にするのでは無く、今求められる地域・環境に根付いたものづくりを意義のあるものとして提案し、現地に足を運び実際に繁殖力が強く景観悪化・水質悪化の原因となるヨシと向き合い、企業を巻き込み積極的に制作ができた。

独自の模様(テキスタイル)を作る為に行った素材研究と、自身が持つセンスで他にない素晴らしい振袖・袴に仕上がった。

 

藤野 良実 空間演出デザイン学科 ファッションデザインコース教員

 

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以上、優秀賞 2作品でした。

 

足立さんも茶谷さんも、その活動内容を取材され、何度も新聞に掲載された学生さんの1人です。

 

今年はコロナも少し低迷していたといえ、まだまだ制限のある中での制作だったと思いますが、こうしてきちんと自分の中で計画し、確実に制作を進め、研究制作として相応しい内容とボリュームの作品が完成されました。

 

 

2人の人間性をも感じられる、細部までこだわられた展示も、とっても丁寧で素敵でした。

 

 

 

本当に、おめでとうございます!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は 奨励賞 作品を紹介します!

 

奨励賞もボリューム満点の内容となっていますので、コース別に紹介予定です。

 

お楽しみに★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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