空間演出デザイン学科

【卒展】受賞作品紹介 ー 奨励賞(SDコース) ー

 

 

こんにちは!

空間演出デザイン学科です!

 

京都も桜が咲き始めました!

今日から雨が少し続きそうですが、ぐっと春めいているこの頃です🌸

 

 

さてさて、先日は卒業式の様子を紹介しました。

たくさんの方にご覧いただいているようで、ブログを書いていて大変嬉しく感じております笑

 

今回は卒業展2022奨励賞作品 を紹介します!

 

前回は優秀賞作品を紹介しましたね

 

奨励賞は、両コース合わせて10作品が受賞となりました!

おめでとうございます👏

 

まずは空間デザインコースの奨励賞作品をご紹介です!

 

 

 

 

 

 

■ 奨励賞 ■

 

 

 

OLD × OLD=NEW

 

空間デザインコース 

| 小口 桂奈 (おぐち けいな) | 松本蟻ヶ崎高等学校卒業

 

 

日本の洋室化により生活から消えつつある和家具や漆製品。

地域から回収した不要な家具や廃材(OLD)と、古来からの装飾技法(OLD)を掛け合わせてアップサイクルを行った。

これからの古家具の在り方、伝統装飾との関わり方(NEW)を提案したい。

 

 

 

伝統的な技法を用いて、和家具をアップサイクル→現在の住宅にも合うように。

展示の際には販売も行い、いくつかお嫁にいったものも。

 

昔は花嫁道具の一つとして霧箪笥と一緒に嫁ぎ先に行く、なんて話もありますが、現在はほとんど聞かないのでは。

古いだけで、昔のつくりなど魅力が多い和家具たち。

昔の文化も大事にしつつ、共に今を生きていくための提案。

 

完成品はセンスの光る魅力的な家具となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

biwAqua

 

空間デザインコース 

| 大西 里奈 (おおにし りな) | 滋賀県立草津高等学校卒業

 

 

私は滋賀県にずっと住んでいるため、地元のことをテーマに取り上げたいと考えていました。

琵琶湖の環境問題に着目した時に、水草が沢山刈り取りされていることを知りました。

利用方法の可能性を広げるために様々なモノを制作しました。

 

 

水草からこんなにできるなんて!

そんな感想をまず抱くのではないでしょうか。

 

何度も試行錯誤を重ね、本当に幅広くプロダクトが完成しました。

 

紙類や苗ポットなど、自然にも帰ることができ、循環型なプロダクトが印象的です。

 

 

 

 

 

 

 

失っていく素敵な地域の表現を残し伝える

〜namaru〜

 

空間デザインコース 

| 岡本 千佳 (おかもと ちか) | 香川県立高松工芸高等学校卒業

 

 

祖母のLINEでの音声入力で方言がうまく反映されず方言が知らないうちに失われていることを知った。

世界で見ても徐々に言語統一され、方言や地域性が失われている。

素敵で多様な表現を残すため、方言を身近な親しいものに寄生させるプロダクトを制作した。

 

 

京都も観光地。

いろんな地域からの人と街でもすれ違ったりしますが、ふと訛りを感じる言葉を耳にすると、なんだかかわいい印象をもちますが、皆さんはどうでしょうか。

 

地域によっては、慣れていないと同じ日本語を話しているとは思えない方言やイントネーションがあります。

 

それも重要な地域の特色であり、文化に思います。

故郷を感じたり、他文化とのふれあいを感じたり、人それぞれで受け取り方の違う言葉たち。

そこに着目し、音として残す斬新なプロダクトが完成しました。

 

 

 

 

 

 

ALUNARNIUM

 

空間デザインコース 

| 日野 隼輔 (ひの しゅんすけ) | 京都府立莵道高等学校卒業

 

 

鉄とアルミを融合する事で生まれるプロダクト。

衰退していく現代の小規模な町工場に新たな職人技術による加工実験として付加価値を与える新たなプロジェクトであり、廃棄されたアルミ缶から生成され、サスティナブルで唯一無二のプロダクトを生み出している。

 

 

3回生の頃にも学内展示など、精力的に活動してきた日野くん。

学部生として、集大成作品です。

 

鉄を溶かすには専用の設備や環境が必須となりますが、鉄に比べると融点の低いアルミと融合させアイアンプロダクトを制作する実験。

鉄に関して話す彼は鉄工所の人間でもあり、研究者にも感じられます。

 

アートを感じるデザインとなったプロダクトたち。

日野くんは大学院へ進学するため、今後の研究にも注目です。

 

 

 

 

 

 

 

 

貨幣や紙幣といったモノとしての

お金がなくなった時、失うモノを継承する

 

空間デザインコース 

| 吉村 瑠華 (よしむら るか) | 大阪府立池田高等学校卒業

 

 

キャッシュレス化が進んできた今。

現金がなくなったときに失われてしまうものは何か?失われるべきでないものを形にして受け継いでいく。

お金というカタチないものの今と向き合い、これからのお金の在り方を考えてみる。

 

 

こちら、制作内容を理解するのに、大変苦労しました。笑

 

キャッシュレス化が進む中、本当に紙幣や硬貨はいらなくなっていいのか?

存在しなくなったとき、どんなことが起こるか。

皆さん考えたことありますでしょうか。

世界にある紙幣に描かれた人物や建物の中には実在しないものもあるそうです。

その国や地域の人が、空想で描いたものは何を表すのか。

 

日本ではお金の話ばかりすると嫌らしく感じる人がいますが、現在はもうそんなこと言ってられないくらい、お金に関しての理解って大事になってきています。

吉村さんのような切り口で、お金について考えてみるのもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、

空間デザインコースからは5名の受賞者でした!

 

実際に卒業展を見に来られた方はご存知かと思いますが、奨励賞もなかなかのボリューム感な作品ばかり。

 

研究制作にふさわしい、リサーチ・実験や試作などを重ね、自分の力の最大限発揮させ完成された作品となりました。

それだけでなく、展示什器やレイアウトなど、最後の最後までこだわって作業していたのが印象的な皆さんです。

 

 

奨励賞受賞、おめでとうございます!

 

 

 

次回はファッションデザインコースの奨励賞作品を紹介します★

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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