映画学科

映画学科の学生の取り組みが新聞で紹介されました

10月5日京都新聞夕刊の一面で紹介されたのは、映画学科4年生の写真家「めんま」さんです。

めんまさんは幼稚園の頃に自らの性に違和感をおぼえ、性別適合手術も考えたことがあるそうです。

いまは性別を自身にあてはめない「ノンバイナリー」を自認しています。

紙面ではこれまでの葛藤や現在思うこと、そして卒業制作についても紹介されています。

 

 

現在めんまさんは、卒業作品となる写真集の制作に取り組んでいます。

テーマは「性差」、撮影は今年の7月から始まっています。

 

 

今回の作品にはいくつものシーンがあり、その1つ1つに文章が添えられています。

例えば「男性同士の恋愛」を表現したシーンには。

「いけないことをしている訳では無いのに

なんでこんなにも後ろめたいんだろう。

みんなと同じで ただこいつと手を繋ぎたいだけなのに

なんでこんなにも 怖いんだろう」

 

そして「仮面」のシーンでは。

「『男の顔女の顔』ってない

性別に顔は無い

性別にメイクは無い

その時その場所でなりたい顔で」

 

 

「女性」や「男性」ではなく、「人が人を好きになる」って何。

「男らしい」振る舞いや「女らしい」表情と言うけれど、それって何。

社会に残る「違和感」を「個性」と捉え、それを温かく包み込むようなめんまさんの作品が、少しずつ心をほぐしてくれます。

 撮影:めんまさん 

 

 撮影:めんまさん 

 

 

これらの作品を集めた写真集「And you.」は、来年2月の卒業展で発表される予定です。

 

 

 

 

 

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