- 2023年10月25日
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映画学科の学生の取り組みが新聞で紹介されました
10月5日京都新聞夕刊の一面で紹介されたのは、映画学科4年生の写真家「めんま」さんです。
めんまさんは幼稚園の頃に自らの性に違和感をおぼえ、性別適合手術も考えたことがあるそうです。
いまは性別を自身にあてはめない「ノンバイナリー」を自認しています。
紙面ではこれまでの葛藤や現在思うこと、そして卒業制作についても紹介されています。
現在めんまさんは、卒業作品となる写真集の制作に取り組んでいます。
今回の作品にはいくつものシーンがあり、その1つ1つに文章が添えられています。
例えば「男性同士の恋愛」を表現したシーンには。
「いけないことをしている訳では無いのに
なんでこんなにも後ろめたいんだろう。
みんなと同じで ただこいつと手を繋ぎたいだけなのに
そして「仮面」のシーンでは。
「『男の顔女の顔』ってない
性別に顔は無い
性別にメイクは無い
その時その場所でなりたい顔で」
「女性」や「男性」ではなく、「人が人を好きになる」って何。
「男らしい」振る舞いや「女らしい」表情と言うけれど、それって何。
社会に残る「違和感」を「個性」と捉え、それを温かく包み込むようなめんまさんの作品が、少しずつ心をほぐしてくれます。
撮影:めんまさん
撮影:めんまさん
これらの作品を集めた写真集「And you.」は、来年2月の卒業展で発表される予定です。