マンガコース

マンガ学科卒業展2023 優秀作品紹介Vol.3

みなさんこんにちは!

 

前回に引き続き、2023年度マンガ学科卒制優秀作品をご紹介です!

今回が最後になります。

 

3D卒業展と併せてお楽しみくださいね!

▼マンガ学科特設サイト

「23年度マンガ学科卒業展」

 

 

◆同窓会特別賞

『ぽんぽこタヌキは変幻自在』 植村磨弥

<作品キャプション>

読切作品「ぽんぽこタヌキは変幻自在」この作品は今まで自分の描いてきた作品のとはまた違う、わちゃわちゃしていて楽しくてすっきりするような作品を描きたいと思い制作した作品となります。恋愛もあり、ホラーな部分もあり、コメディな部分もあり、ちょっとマヌケなたぬき達もたくさん登場するので、少しでも楽しみながら読んでいただけたら幸いです。

 

植村さんは3年次にTV番組「シューイチ」で放映されたwebマンガサイト「まんが王国」の企画で、

劇団ひとりさんの原作『ようこそ!パラダイス劇場へ』の作画担当に抜擢されました。

植村さんは「まんが王国」でこの作品を完結まで描き切り、単行本も発売されました!

卒制ではそんなプロの作家活動に加え、オリジナル作品も制作。

展示でもかわいらしく鎮座しているたぬきたちが登場します。

メインキャラクターの幼馴染2人が過去のわだかまりを解決していくお話です。

たぬきたちの厄介だけれど憎めない間抜けさが解決の糸口に…?コメディもありつつストーリーも魅力的です。

 

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◆優秀賞

『メランらびっと』 春咲なつね

<作品キャプション>

「人と生きることの意味は何だろう?」そんな思いからできたお話です。「さみしさ」を無自覚に抱える女の子と、幼馴染の男の子。不器用で頑固な2人を通して、自分の心の中を覗いてみてください。もしかしたら、隠れた気持ちがいるかもしれません。人といるからこそ生まれる感情も、その感情の自覚も、必ず成長に繋がり花開く。だからこそ、人は誰かと生きていくのだと思います。あなたとあなたの大切な人の心を、どうかたいせつに。

 

春咲さんはかわいらしい女の子が特徴の作風で、今回の卒制作品でもキラキラ可愛らしく描かれています。

展示でも一際目を引く色合いで素敵でした!

物語は幼馴染の男女2人が7年ぶりに再会するところからはじまります。

大人然とした主人公の女の子の、完璧ではない年相応さが魅力的です。

 

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◆学長賞

『。/?(まるのはて)│ 心の声が聞こえる悪役令嬢は、今日も子犬殿下に翻弄される』 百畑 うな

<作品キャプション>

同名小説のコミカライズとオリジナル作品を制作しました。人の本質を見極める大切さや、他人と関わることで生まれる新たな刺激をマンガという表現で描き、自分自身もキャラクターと共に成長することが出来ました。加えて小説からマンガに形作ることの大変さやオリジナルとの並行の難しさを知りました。お楽しみ頂けると幸いです。

 

百畑さんは3年次から小説のコミカライズ作品を連載している現役作家です。

展示はパーテーションを裏表で展開しているので是非特設サイトで見てみてくださいね!

コミカライズの作品は転生した悪役令嬢が主人公のこの作品は西洋貴族風の世界観が特徴で煌びやかで豪華な作画が目を引きます。

心の声が聞こえる主人公が純粋すぎる王子に翻弄されるお話で大人な社交界に似つかないピュアな2人が見所です!

 

オリジナル作品は2作品。

1作品目は自分の字に自信が無い書道部の主人公に横断幕を書いてほしいと頼み込むバスケ部男子のお話。

自分のことを振り返って、再び書道と向き合う主人公の成長の物語です。

2作品目はお金に余裕がある男子高校生の主人公が”うすっぺらい”と揶揄されてバイトを始めてみるお話。

バイトを通じて変わっていく主人公の生活と心情に共感してしまいます。

2作品それぞれ主人公の気付きと成長が描かれ、気持ちのいい結末に読んでいて胸がすく思いです。

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いかがでしたか?今回は同窓会特別賞・優秀賞・学長賞のご紹介でした!

今年は総勢11名の受賞となりました。みなさん受賞おめでとうございます!

 

特設サイトにて実際に読める作品もあるので是非読んでみてくださいね。

 

 

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