卒業生・白咲まぐるさんが装画家として華々しくデビュー！

2024年10月25日
ニュース

こんにちは、文芸表現学科です！

2021年3月卒業生の白咲まぐる（しろさき・まぐる）さんが、本日、10月25日（金）発売の『カタリゴト帝都宵闇伝奇譚』（柴田勝家著／角川ホラー文庫）にて装画家としてデビューされます！

Twitter（現：X）に投稿したイラストがきっかけで、人気ボカロPや歌い手のMVイラストを手がけるようになり、現在はイラストレーターとして活躍中の白咲まぐるさん。

国内外で話題の新鋭イラストレーター170名が選出・掲載される『VISIONS 2025 ILLUSTRATORS BOOK』（KADOKAWA）にも登場するなど、どんどんと活躍の場を広げ、着実に知名度を上げています。

在学中は小説執筆を学ぶ一方で、やはりイラストも描き続け、卒業制作では自身の小説に装画を描き下ろし＊、「装幀特別賞」も受賞されました。

＊文芸表現学科では、卒業制作で執筆した作品を文庫化し、卒業展にて展示・販売しています。

▲イラスト・白咲まぐる／装幀デザイン・宮城竣（情報デザイン学科３年：2021年3月当時）

※都合上、著者名を消して掲載しています。

──小説やその表紙イラストを自分で製作して0から一つの作品を生み出したという経験は、“オリジナルでイラストを描けるかもしれない”と思えたきっかけになりました。（「plug+」インタビュー記事より抜粋）

今月11日に、音楽情報サイト「plug+（ぷらぷら）」にて公開されたインタビューで、彼女はこのように語っています。

ここまで絵についてなにかを学んだことはなく、すべて独学でイラストを追求してきたという彼女。

──絵を描くことは“一人で自由に楽しめれば良いかな”くらいの気持ちで始めたことだったので、今でもこうしてお仕事でイラストを描いていることに、びっくりしているんです。（「plug+」インタビュー記事より抜粋）

そんな白咲さんにとってひとつの夢であった「小説の装画を担当する」ということ。

実直な活動が実を結びました。彼女が夢を掴んだ記念すべき一作目を、ぜひお手にとってご覧ください！

在学中「なぜイラスト系の学科に入らなかったのか？」と聞かれ続けた人間が、ここまで来ました。周りの人や環境に恵まれて、恐れ多くも夢を叶えさせて頂きました。

まだまだやりたいことがたくさんあります。自由に学べていた時間を、これからも大切にしながら一生芸術に触れて生きていこうと思います。（白咲まぐる）

『カタリゴト帝都宵闇伝奇譚』

私立探偵と美しき年少浪曲師が帝都に蔓延る怪事件を追う、大正推理奇譚！

世は大正。
華族・堀井三左衛門男爵が何者かに殺された。
“華族殺し”を追うコロシ専門の探偵・平島元雪はある日、美しい年少浪曲師・真鶸亭湖月と出会う。
噂の怪人“ムカデ伯爵”と車中から突如消えたバスガール、堀井邸に現れる“黄金幽霊の首”の謎……次々と難事件に直面する平島。
湖月は僅かな手がかりと各地の伝承をもとに、奇想天外な物語〈カタリゴト〉を繰り広げ、さらに道理の縄で括り上げていく――
その結末は全くの嘘偽りか、それとも事件の真相か？　