- 2025年7月17日
- ニュース
【展示情報】「 然らば 」
こんにちは、美術工芸学科 基礎美術コースです。
梅雨も明けいよいよ夏本番!ということで基礎美術コースから展示のご案内です。
基礎美術コース プレ卒業展「 然らば 」
展示を行う六期生は基礎美術コースの最後の卒業生であり、2025年は基礎美術コース自体の終わりとして節目の年です。
基礎美術コースで学んだ基礎を踏まえ、卒業展に向けて各々の応用表現を試みる機会として展示を行うことになりました。
展示タイトル「然らば」について
これまで学んできた基礎や基礎美術コース自体への別れの挨拶としての「さらば」であり、基礎を踏まえ、”それならば”どのような表現をするのかを考える機会。
さらに基礎美術コースが終わる年度であるのならば、振り返ってみよう、という意味も含有させました。
さらばの語源である接続詞としての「然らば」と別れの挨拶としての「さらば」(しからば→さらば→左様ならば→さようなら)を掛けたタイトルとなっています。
■会期:2025年7月18日(金)〜7月20日(日)
11:00~18:00
■会場:山口書店(京都芸術大学より徒歩5分)
〒606-8252 京都府京都市左京区北白川上終町4−2
展示会場である山口書店は、棟方志功が京都に来た際に滞在制作した場所であり、⻑年の空き家を経て、2025年度からはアーティストインレジデンスを行っている。
時代にあわせ新たな在り方を模索し活用している場所であり、住むことと作ることが交わる場所である。
まだ無名の棟方志功が版画を並べて売っているとき、山口繁太郎と出会う。
絵を気に入った繁太郎だが、そのとき金銭を持ち合わせておらず、いつかのお返しを約束した。
⻘森の同郷の二人は意気投合し、⻑年にわたる交流が始まった。
繁太郎は英語の参考書を作る編集社「山口書店」を京都に作り、のちに棟方志功が滞在し制作することのできる家を建てた。
今はその制作物を直接的に見ることはできないが、家の中のありとあらゆる襖や板戶には絵や書が勢いよく描かれ、棟方の制作行為が家の各所に溢れ出ている。
■参加学生:(第六期生)
・上木 崇史
・魚谷 祐奈
・王 雨浩
・岸本 恵澄
・姜 衡
・久乗 蒼史
・小林 宏成
・下山 貴弘
・陳 儒輝
・豊田 香鈴
・中村 心音
・任 菲
・安井 進
・吉田 明
・林 少童
・眞先 巧(第一期生)
・鈴木 千優(第二期生)
・永倉 瞭(第三期生)
・小橋 美花(第四期生)
・山田 恵美(第五期生)
また基礎美術コース自体の卒業であるということから、基礎美術コースが生まれた背景と限界点についてを探るトークイベントを行います!
・7月19日(土)14:00-15:00
第一部 椿昇 先生×ミヤケマイ 先生
トークテーマ
1 基礎美術コースが目指していたこと
~基礎的なるものとは何か~
2 基礎美術コースの特異性と限界性
~他の伝統文化教育との比較から~
・7月19日(土)15:15-16:00(15分の休憩を挟む)
第二部 六期生から一人ずつ
トークテーマ
受け取った基礎と 現在について各人ごとに受け取った基礎を多角的に提示するために
「基礎」にまつわる作品の発表を行う
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください!!!!!